サフランの英語雑記帳

映画や本で出会った心に残るせりふ、旅先やおつきあいから拾った面白い言い回しなどを書き留めました。

~チーズを求めて北フランスへ~ ②

2012年04月02日 | 海外から
          修道院生まれのチーズ

ポン・レヴェック(アンジェロ)、マロワール、マンステール、シャウルス、エポワス、アボンダンスなど
修道院生まれのチーズがたくさんあります。なぜワインやチーズなどが自給自足以上に教会や修道院で造られていたのか素朴な疑問でした。その答えを自分なりに見つけたいとずっと思っていました。

今回の旅の目的は三つ。
*チーズの故郷を訪ねること
*修道院や教会を見て回ること
*Le Cordon Blueのパリ本校訪問

ノルマンディーへ
 
        

パリから車で約5時間北西に。景色はすっかり田園風景です。
めざすは文化遺産にもなっているAbbaye du Mont-Saint-Michel (モン・サン・ミッシェル修道院)
海の弧島の中に建っているように見える姿は大変有名です。歴史は古く708年に戦いの大天使ミカエルを奉る聖堂が建設されてから巡礼地となりベネディクト会の修行僧がそこに居を構えるようになったそうです。その後イギリスとの100年戦争の折は要塞となり、またフランス革命では監獄としても使用されたり複雑な役割を担ってきました。まさにフランスの歴史そのものが何層にもなって見事な石造りの建物の中に眠っているようでした。
教会はちょうどブルターニュとノルマンディーの付け根にあります。外郭からは両方を見渡すことができます。また見ることはできないのですがここからはパリよりイギリスの方が近いのです。
その晩は近くのこじんまりした宿に泊まりました。夜ライトアップされたモン・サンミッシェルを見ながら散歩しました。周りは何もないので真っ暗!星の多さにびっくりしました。
さて食べ物のことも少々。ノルマンディーの特産はリンゴです。夜の食事はポークのカルバドスソース添え(カルバドスはリンゴで造った強いお酒です)飲み物はもちろんシードル(英語ではapple cider、こちらはリンゴのスパークリングワインのような飲み物です)そしてデザートはリンゴのタルト。地元の料理を楽しみました。ついでに書くと朝はパリパリのフランスパンにリンゴのコンポート、チーズの数々(カマンベールやシェーブル)ローカルの小ぶりで少し酸っぱいリンゴと共にいただきました。
  シードルで乾杯!

   階段をのぼり疲れカフェでぼうっとひと休み。
モン・サンミッシェル内の島にあるのでカフェも枠が石造りです。眼下はすぐ海。窓からの潮風が気持ちよかったです。
おやつはそば粉のガレットを頼みました。