今日はSt.Martinstag (聖マルティン祭)
俊介君が「ママが作ったよ。」といって写真のかわいいパンを届けてくれました。
ママというのは國谷さん。私の知り合いで以前はベルギーにお住まいでした。
現在はかわいい3人の男の子の子育て真っ最中です。
私が趣味で時折企画している外国人に料理を習う会(CCCSalon)にもよく参加
してくださっています。以下彼女から教えてもらいました。
「今日は11月11日のst.Martinstag(聖マルティン祭又は聖マーティン祭)の
時期にだけドイツ人が食べるWeckmann(ベックマン)という人型パンを焼きました。
マルティン祭はヨーロッパのハロウィーンのような収穫祭のようなお祭りです。
子供達はランタンを手に公園や山の中を歌いながら行進します。
そしてハロウィーンのようにお菓子をもらいます。
これは怖がらすのではなく、食べ物を分け与えるという意味なんだそうです。
子供たちが通っていたインターの幼稚園にはドイツ人が多かったので、この時期
はドイツ人ママ達がマルティン祭のお話をしてくれたり、インターの生徒を対象にした行列を企画してくれたりしました。
マルティン祭とベックマンは直接関係ないそうですが、ドイツパンには珍しいか
わいいパンだったのでとても記憶に残っております。
ベックマンの特徴は白いパイプを持っていること。
市販のパンにはプラスチックのパイプがついていたのですが、日本では手に入ら
ないので、 ベルギー製のヌガーを少し引っ張って、パイプ代わりに持たせました(笑)
パンはホームベーカリーで食パンの生地を作り、人型にして焼いただけです。
St.Martinstagは日本では全くなじみのない祭事ですが、ヨーロッパではハロウィーンより大事にされているのです。
通っていたインターはアメリカンスクールだったのですが、多国の子供が通っていたので
毎月のように世界各国の行事をお祝いしておりました。」
パンは食べるのが残念なくらいかわいかったです。
國谷さん、ありがとうございました。