サフランの英語雑記帳

映画や本で出会った心に残るせりふ、旅先やおつきあいから拾った面白い言い回しなどを書き留めました。

魚と日本料理と映画

2011年08月31日 | 映画

昨日に引き続き魚の話です。
新規のレストランを開拓するのが好きなのですが通いたい店に出会いました。
敷居が高かったのですが以前から行ってみたかった赤坂にある日本料理のお店。

暖簾がない!

自分でガラガラと扉を開けると営業中でホッとしました。
すぐ中へ通してくれました。

  気さくな板さん

“冷たいお茶がいいですか?熱いお茶がいいですか?“
“明日からお盆休みなので魚の種類が少なくてすみません。
たかべはでてしまいました。“

  魚のレッスン①

“お魚好きなんですか?“と聞かれたので
“海に囲まれ色々な魚があるのに自分で買って食べるのは限られた魚のみ。“
“魚市場にもよく行くけど知識がないので買えない。“などしゃべると板さんだまっておくに引っ込み細長い棒のようなものをカウンターに座っている私の前に出して
“魚が焼けるまで15分あるのでその間これが何か考えて。“と魚の勉強が始まりました。
“これから先一生見ることがないと思うのでよく観てね。”
“ひれかなあ、えらかなあ、木みたいだなあ・・”魚くさい!
その後、木ではない、食べられない、勝浦・銚子・スペインなどひんとをもらい
“カジキ??かじきのつの?“と当てました!!

  カジキについて

百科事典を見せながらカジキについて説明してくれました。
普通は船で捕獲したときにつのはカットしてしまうので築地でも見ることはできないそうです。昔はカジキに突き刺されると船がだめになるとか・・

  映画 ライフ(One Life)とカジキ

カジキの角はなんのためにあるのか・・角でイカ等刺して食べる~どうやって?(冗談)
本当は他の魚をはたいて失神させて食べるとのこと。映画ライフでそのシーンがでてくると教えてくれました。映画は明日9/1から上映ですね。ぜひ観てみましょう。映画のシーンを見つけました。こちらをどうぞ。




  鱸(すずき)

この日のメインは鱸を焼き魚にしていただきました。
“夏の鱸は脂がのっていておいしい。“ということを舌で体験しました。
他の珍しいものを試食したりやデザートの作り方まで教えていただき楽しく贅沢なひと時をすごしました。
次の日魚市場に行って相模湾の鱸とムール貝を手に入れお刺身、焼き魚、酒蒸しにしてみました。焼き魚の方は前日の味には全く及びませんでした。

魚と映画 ~The End of the Line~

2011年08月30日 | 映画

   “By 2048 there will be no fish in the sea.”


チャールズ・クローバーの本「The End of the Line~飽食の海~」がドキュメンタリーフィルムになったものをこの夏BSで観ました。日本でのタイトルは”海から魚が消える日“ 魚を食べる日本人の一人として気になるタイトル。大変ショッキングな内容でした。専門家が語ります。”We are fighting war against fish. We're winning.” 漁業は魚との戦いであるが最先端技術を持つ人間の方が圧倒的に強いので勝つ。特に巨大な網で根こそぎ捕獲してしまうトロールがいけない。

Giant trawlers prowled the seas halfway around the world from their ports. They used technology such as sonar to pinpoint schools of fish and bottom trawling to capture great masses of them, while incidentally wreaking havoc on the seabed.

"If the ocean was a field of wheat,
it would have been plowed seven times a year."

    ~海が田畑とすると年に7回耕してきた~

クローバーの本によると”Modern overfishing techniques were equivalent of plowing a field seven times a year.” やはり我々は現在自然の理に反したoverfishingを行なっているのではないでしょうか。

絶滅の危機に面している魚を食べることは野生動物を食べることと同じだと例えています。
"If a restaurant served cheetah, rhinoceros, or some other endangered creature on their menu then people would be in an uproar. Blue fin tuna and Marlin are endangered, yet they are being served in restaurants across the country."
overfishing を続ければ乱獲により生態系が崩れます。

   ならば養殖は??

fish firming(養殖)なら大丈夫かと思っていたら、一キロの鮭のために5キロの鰯がえさとして必要なのです。ガーン!鮭といえばカナダ。バンクーバーでは自然の鮭も見ることができますし、また川の上流地域にはsarmon hatchery(卵の孵化と養殖場)もありました。レストランの魚のメニューのところに”sustainable”とそのマークを表記して書いてあるのを見た事があります。絶滅の心配のない食べてもよい魚であると説明しているのです。

もう一度じっくり観てみたい作品でした。

Owning Your Talent ~自分の持ったものを活かすこと~

2011年08月26日 | その他
How can we live richer,deeper, and more passionately
if we aren't willing to invest in ourselves?
自分自身に投資しないでどうやってより豊かで深く情熱的な人生を送ることができるのでしょうか?
―Sarah Ban Breathnach

今日は私のまわりの素敵な人たちを紹介します。


  友人宅でホームパーティ

昨日は友人宅で夏の恒例の集まりがありました。スペインの旅から帰ったばかりのYさん、前日から仕込んでくれたタパス風の料理の数々、現地のサフランを使った輝くサフランライス!手作り野菜の煮込み・・みんなを幸せにしてくれました。

  Part 2 ハワイアンソングに癒されて


歌いのちの石井さん、何を歌わせてもうまいのですがここ数年はハワイアンソングを本格的に習っています。レパートリーもトラディショナルから映画や英語の歌をハワイアンにアレンジしたものまで幅広く、解釈つきで我々を楽しませてくれます。私たちだけで占領するのはもったいないtalentです。彼女の声が聞きたい方はぜひご相談ください。ウクレレ持参で駆けつけてくれるかもしれません。

 
追記: 感動の開花
Hさんからもらった沖縄の月桃
初めて花が咲きました!!



peach ②   ~切りかた~

2011年08月15日 | キッチンからボナペティ!


peaches, nectarines, plums, cherries.. 種が大きく石のようなこれらのフルーツはstone fruitと呼ばれます。

ところで皆さんは桃を食べるときどうやって切りますか?

私が子供だったとき、果物好きな父は毎晩食後に季節の果物をむいてくれました。おかげで自然と父の果物のむき方が身についてしまったようで、夫からも”りんごのむき方がお父さんにそっくりだね。“と言われたことがあります。
桃に関しては皮をむいて種を中心に左右上下4回切るのが父のやり方でした。簡単なのですが中心の種の部分が多く残り、実のほうも形がばらばらです。でも桃はそうやって切るものだと思っていました。
でも最近私はやり方を変えました。あちらの料理のレシピを見ると切り方がちょっと違うのです。
例えば桃の下準備のところをみると
”halved lengthwise, pitted, and cut into wedges ”
(半分にして種をとりくし型に切る)などと書いてあることが多いです。
また先日のサラダのレシピにも
"Cut segments from the peach around the stone "(種の周りに沿って弧を描くようにカットする)と書いてありました。桃がつぶれないように手加減しなければなりませんが同じ形のスライスができてまた種だけがきれいに残り
達成感があります。写真をご覧下さい。湯むきにすると完璧です!




peachを使ったサラダはいかが?

2011年08月10日 | キッチンからボナペティ!
    Peach and tomato salad




ピーチが旬を迎えています。そのまま食べてもおいしいのですがサラダはいかがでしょう? トマトとbasil、ちょっと意外な組み合わせです。
FT(イギリスの経済紙 Financial Times)から見つけ早速作ってみました。
トスカーナ地方の伝統的なサラダだということです。
作り方はびっくりするぐらいとっても簡単!
香りのよいさわやかなサラダです。


Surprisingly, a traditional Tuscan salad. With good white peaches, ripe, scented tomatoes and some fragrant basil, it is an excellent way of starting a meal.

Ingredients
6 white peaches
6 large tomatoes
10 leaves of basil
Lemon juice ,Salt and pepper ,Olive oil

Bring a large pot of water to the boil. Make a small nick in the peach skins and drop them into the water for 20 seconds, then plunge into cold water and remove the skins. Then remove the stalks from the tomatoes and drop them, in turn, into the boiling water for 20 seconds and refresh. Remove the skins.
Cut the tomatoes into wedges, season with a little salt and milled black pepper and place them in the tiffin box. Cut segments from the peach around the stone and drop these on top of the tomatoes.
Sprinkle the juice of half a lemon over both and anoint with two tablespoons of olive oil. Lay the basil leaves on top, cover and refrigerate. At the picnic, gently turn before serving.
(レシピはピクニック用に書かれています。)
http://www.ft.com/cms/s/2/77bd50fc-ad02-11e0-9623-00144feabdc0.html#ixzz1UaQl0QSv