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映画の感想とガーデニング、市民農園チャレンジ

映画 手紙

2007-09-29 | 映画・舞台
東野圭吾原作の手紙をやっとみた。

全体的に重くて辛いテーマに何度も涙がでた。
親がなく兄弟二人だけで生活している主人公。
心優しい兄(玉山鉄二)は弟(山田孝之)の大学進学資金のために
引越しのバイトを重ねるが重労働の為腰を悪くし、クビなってしまう。
そのため、お金に困り、空き巣にはいるが、帰ってきた老女に見つかり
もめあっているうちに老女が持っていた鋏が老女に刺さり死んでしまう。

無期懲役になった兄から毎月届く弟への手紙。
殺人犯になった兄のせいで世間から差別を受け続ける弟。
次第に兄が重荷になっていく・・・
別の意味で辛い境遇の女性(沢尻えりか)がそんな兄弟を見守り続ける。

結局この差別は一生、弟、その新しい家族にまで及び続け
人々の記憶から兄の犯罪が消えない限り続いていってしまうのだろう。
そんな悲しい現実ではあったけれど、
最後はそれでも強く生き抜いていこうとする希望が
見えた映画だった。

いま女王様キャラで話題の沢尻えりかはやっぱり
演技がうまいな~~~って感じで、この役もそんな強い彼女が
かぶって見えたけど、やっぱりいいんだよね。

山田孝之はこういう不幸な役がはまっている感じ。
白夜行を思い出した。

いい映画でした。
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