夕張市の石炭博物館です。
前回、館内の無料部分は見ているのだけど、有料入館するとここだけのオリジナル
カードがもらえるというので、入場料を払って見学してきました。
1.5トンもある石炭の塊。
夕張の歴史を見ることができます。
昔の炭鉱グッズに
時が止まった時計。
「地下展示室」では、炭鉱の技術の推移、作業の様子、様々な鉱山機械・器具などを、
数多く展示しています。坑内で実際に使用していた機械・器具が見られます。
スタッフの説明は面白く、まあ来て良かったと思いました。
坑口神社。どの炭鉱にもあったようです。
天龍坑坑口跡
明治33年(1900)、夕張鉱第三斜坑として開発された。大正7年(1918)「天龍
坑」と改称。夕張炭鉱の坑口名は坑内火災を避けたいという思いから河川名を使
用しており、この坑名も天龍川からとったもの。
昭和13年(1938)には、161人の犠牲者を出すガス・炭塵爆発災害が発生した。
模擬坑道
数年前の火災により今は見学できませんが、まもなく再開されるのではとのこと。
スタッフさんによると、当時の坑道は一切残っていないとのこと。
掘り進めるそばから退路は崩れ落ちていくからだそうです。
なので、天井を支える自走枠が使われました。
鉄柱は水圧で動き、1本につき40トンの荷重に耐えられるように設計され、
1台に6本の鉄柱が使われているので、1台で240トンの荷重に耐えうる構
造になっています。
100mの長さを持つ採炭切羽では、この自走枠が約90本使用されています。
夕張希望の丘 元は煙突だったとスタッフが言っていました。
11年ぶりに『夕張希望の丘』を訪れてみた乃木坂46箱推しのブログ 【夕張市】
が面白いので、見ていただきたいです。
竪坑櫓も同じ理由で今は残されていませんが、石炭の歴史村のエレベーターが
当時の竪坑櫓を模して作られているとのこと。
炭鉄港カード 旧北炭夕張炭鉱天龍坑
美しき赤レンガで彩られた坑口
1900年に開坑。入気・排気の坑口が対になって残っていること、赤レンガの
化粧坑口が意匠的に美しいことが特徴である。
炭鉄港カード 旧北炭夕張炭鉱模擬坑道(夕張市石炭博物館)
公開されている国内唯一の模擬坑道
天龍坑の補助坑道を一部利用して1939年に見学用行動として整備。地下で実物の
炭層や採炭機械を見学できる国内でも珍しい施設。
※模擬坑道は火災の影響により現在見学不可
炭鉄港カード 採炭救国坑夫の像
貴重なオリジナル像
1944年に製作されたコンクリート製の彫像(高さ3.63m)。炭都・夕張のシンボル
として市民に親しまれ、戦時美術品としても価値がある。
石炭博物館を有料入館するともらえるオリジナルカード 2020年
1960当時の様子。中央に夕張希望の丘の煙突が見える。
夕張市石炭博物館
夕張市高松7番地