あ・しねま・たいむ

今日も映画でまったり

美女と野獣

2017-05-19 17:37:41 | 映画 2017
森の奥深くにあるお城に、
若く美しいが、我儘で傲慢な王子が住んでいました。
ある夜、醜い老女が城を訪ね、一輪の薔薇の代わりに、
城に一晩泊めてほしいと頼みます。
王子は老女があまりにも醜いのを笑い、断るのでした。
「見かけで人を判断すれば、心の真実が見えなくなってしまう」
と忠告する老女。
しかし王子は聞く耳を持たず、なおも追い返そうとしたのです。
その瞬間に老女は美しい魔女に変わり、
城全体と、王子と召使たちに魔法をかけてしまいます。
王子は恐ろしい野獣の姿に、
召使いたちは家財道具の姿になってしまいました。
魔女はどんな物も映し出す魔法の鏡と、
持ってきた薔薇の花を置き、去っていきます。
その薔薇の花びらが全部散るまでに、
王子が人を愛し人に愛されるという「真実の愛」を見つけなければ、
王子たちにかけられた魔法が解けることはないと言い残して。
月日は流れ、薔薇の花びらは一枚、また一枚と散ってゆきました。

ある街に住む発明家モーリスの娘ベルは、
読書と空想が大好きな、美しい娘です。
街の人々は夢見がちなベルを、風変りだと噂します。
ベルはそんな街の人々に馴染めません。
そのうえ、ハンサムで街の人気者、でも粗暴でうぬぼれ屋なガストンに、
執拗な求婚をされてうんざりする毎日を送っていました。

ある日、父親のモーリスは出かけた帰り道、森で狼達に襲われ、
逃げまわったあげくに野獣の城に辿りつきます。
その城で、ベルへの土産にと薔薇を一輪摘んだために、
モーリスは盗人として城に囚われてしまうのでした。
父親が乗っていた馬だけが家に帰ってきて異変に気づくベル。
馬に乗って城まで駆けつけたベルは事情を知り、
父に代わり自分が城に留まることを申し出るのでした。

わかりきっているストーリーなのに、
ハッピーエンドな結末もわかっているのに、
面白かったです~! 
映像が美しい、装飾品が見事!、衣裳も歌われる曲も素敵。
始まってすぐに歌われる歌で、
いきなり物語の世界にはいりこめます。
ん?なんで詞の意味がわかるの?となって、
暫くして、日本語だということにはたと気づくという間抜けさ。
しかし、それくらい違和感なかったのよ。
吹き替え版を観たのですが、歌まで吹き替えだとは・・・
吹き替えの方々、素晴らしいです。
時間の都合で吹き替え版での観賞でしたが、かえってよかったかも。
でも吹き替えじゃないほうも聴きたくなったなあ。

この映画は大人にも子供にもお薦めの映画です。
私はね~、物語が好きだった原点、女の子に戻れました。
ちょっと違うのは、野獣が元の美しい王子に戻ったときの反応です。
愛情表現が不器用、でも優しい野獣だったときのほうが魅力的、
なんぞと思ってしまったわ。
ずっと昔の「女の子」の頃はやっぱり、
元に戻った美しい王子様に憧れていたもんだけど。 


「ハリーポッター」シリーズのハーマイオニー役で知られている、
エマ・ワトソンがベル役なのですが、
可愛いのよ~。


見た目どおりの癒し系母と、やんちゃな息子
呪いがかかっているわりに、陽気です。


そうです。
見た目で判断しては・・・・
見た目で・・・あ、あれ?かっこいいじゃないか~。
よく見ると野獣さん、鼻筋通って、イケメン野獣すぎない?
もうちょっと醜くしておかないと説得力がないわ。
イケメンゴリラの写真集が売れるご時勢だもん。


監督 ビル・コンドン
ベル エマ・ワトソン 読書と空想が大好きな娘 昆夏美
野獣 ダン・スティーヴンス 森の古城の主 山崎育三郎
ガストン ルーク・エヴァンズ 元軍人 吉原光夫
モーリス ケヴィン・クライン ベルの父親 村井國夫
ル・フウ ジョシュ・ギャッド ガストンの手下 藤井隆
ルミエール ユアン・マクレガー 城の給仕頭 燭台付きの蝋燭の姿 成河
コグスワース イアン・マッケラン 城の執事 時計の姿 小倉久寛
ポット夫人 エマ・トンプソン 城のメイド頭 ポットの姿 岩崎宏美
チップ ネイサン・マック ポット夫人の子供 ティーカップの姿 池田優斗
アガット ハティ・モラハン 王子を野獣にした魔女 戸田恵子
2017年4月公開