次の③~⑤はほぼセットなのだが、先ずは幼児保育に関して個別に考えたい。学童保育に関しては、保育園に預けるための費用負担と云う金銭的な側面以外の問題点もフォーカスを当てたい。金銭面での補填は既に多くの自治体で行っており、また先に述べたベーシックインカムと併せる事で、凡そ解決出来るが、金銭面以外の問題点の解決にはあまりならない。
最近、保育施設での乳幼児虐待の話を良く聞くが、幼い子供を持つ親に取ってはよそ事ではない。何故この様な事件が起こるのか、その本質的な問題点(原因・理由)を掘り下げる必要がある。この分野に関しては素人ではあるが、コンサルタントとして仮説を立てて、話を進めたい。論点のポイントは、子供を預ける親から見て、安心できる幼児保育の整備であろう。そして無抵抗である幼児に対する保育の在り方に関しての問題点とその解決策を考えていきたい。
昔、保育士を辞めたと云う女性と話した事があった。保育士を辞めた理由を聞いた所、女性曰く「このまま保育士を続けると、子供が嫌いになりそうだった...」と。どうも、子供達の自由奔放さ、我儘に翻弄され、精神的に追い詰められたのだと推測する。
国が定める現在の基準は、
・乳児保育では、0歳児であれば子ども3人につき1人の保育士を配置
・1~2歳児であれば子ども6人につき1人の保育士を配置
・幼児保育では子ども20~30人につき、必要な保育士は一人
となっている。子供一人の面倒を見る事だけでも大変であるのに、この基準は果たして適切なのだろうかと云う疑問を感じざるを得ない。子供を持った事が有る大人であれば分かると思うが、子供にも色々あり、育てやすい子供と育て難い子供が居る。育てやすい子供が集まっていれば、この比率でも問題ないだろうが、そうでない場合は大変ではないだろうか。ここに問題点がある様に感じる。また乳幼児の面倒を見る大人も同じ人間であり、精神的に上がり下がるがある。精神的に安定している時であれば、この基準でも対応できそうであるが、精神的にそれ程良くない状況下で沢山の乳幼児を見るのは時には大変である。この辺りの配慮が必要ではないだろうか。
解決策:
保育士の金銭的な待遇改善や子供を預かる施設に対する金銭的な支援は当然必要ではあるが、ここでは保育士への金銭面以外での解決策を考えていきたい。そして親が安心して預けられる保育施設の醸成する事が重要であろう。
Ⓐ乳幼児と保育士の比率の改善:
これは誰にでも考えられる解決策ではあるが、これがいの一番に上げるべき解決策である。比率の面で、やはり保育士の負担が大きいと考えるのが普通であろう。これについてはこれ以上の議論は必要無かろう。
Ⓑ高齢者の保育士(または保育補助)の配置:
20歳代や30歳代は、年齢を重ねた人間からみると、まだまだ子供である。人間的に未熟な人間が、沢山の乳幼児の面倒を見る事で負担になる事は有り得る事である。勿論、高齢者といっても、負担になる事はある。そこで、高齢者を乳幼児の面倒を見るために採用すると云うよりは、20歳代や30歳代の若い保育士の精神的な支柱になってもらう立場を中心に、乳幼児も見てもらるといった役割を担ってもらう。乳幼児の保育は肉体的にも大変だが、精神的な負担の方が大きいハズである。その負担に対する心の支えとして、高齢者にも参加してもらう事で、大きな改善になるのではないだろうか。Ⓐで指摘した保育士の比率の改善をする際に、不足すると思われる保育士を高齢者から募る事で、解決して欲しい。
最近、保育施設での乳幼児虐待の話を良く聞くが、幼い子供を持つ親に取ってはよそ事ではない。何故この様な事件が起こるのか、その本質的な問題点(原因・理由)を掘り下げる必要がある。この分野に関しては素人ではあるが、コンサルタントとして仮説を立てて、話を進めたい。論点のポイントは、子供を預ける親から見て、安心できる幼児保育の整備であろう。そして無抵抗である幼児に対する保育の在り方に関しての問題点とその解決策を考えていきたい。
昔、保育士を辞めたと云う女性と話した事があった。保育士を辞めた理由を聞いた所、女性曰く「このまま保育士を続けると、子供が嫌いになりそうだった...」と。どうも、子供達の自由奔放さ、我儘に翻弄され、精神的に追い詰められたのだと推測する。
国が定める現在の基準は、
・乳児保育では、0歳児であれば子ども3人につき1人の保育士を配置
・1~2歳児であれば子ども6人につき1人の保育士を配置
・幼児保育では子ども20~30人につき、必要な保育士は一人
となっている。子供一人の面倒を見る事だけでも大変であるのに、この基準は果たして適切なのだろうかと云う疑問を感じざるを得ない。子供を持った事が有る大人であれば分かると思うが、子供にも色々あり、育てやすい子供と育て難い子供が居る。育てやすい子供が集まっていれば、この比率でも問題ないだろうが、そうでない場合は大変ではないだろうか。ここに問題点がある様に感じる。また乳幼児の面倒を見る大人も同じ人間であり、精神的に上がり下がるがある。精神的に安定している時であれば、この基準でも対応できそうであるが、精神的にそれ程良くない状況下で沢山の乳幼児を見るのは時には大変である。この辺りの配慮が必要ではないだろうか。
解決策:
保育士の金銭的な待遇改善や子供を預かる施設に対する金銭的な支援は当然必要ではあるが、ここでは保育士への金銭面以外での解決策を考えていきたい。そして親が安心して預けられる保育施設の醸成する事が重要であろう。
Ⓐ乳幼児と保育士の比率の改善:
これは誰にでも考えられる解決策ではあるが、これがいの一番に上げるべき解決策である。比率の面で、やはり保育士の負担が大きいと考えるのが普通であろう。これについてはこれ以上の議論は必要無かろう。
Ⓑ高齢者の保育士(または保育補助)の配置:
20歳代や30歳代は、年齢を重ねた人間からみると、まだまだ子供である。人間的に未熟な人間が、沢山の乳幼児の面倒を見る事で負担になる事は有り得る事である。勿論、高齢者といっても、負担になる事はある。そこで、高齢者を乳幼児の面倒を見るために採用すると云うよりは、20歳代や30歳代の若い保育士の精神的な支柱になってもらう立場を中心に、乳幼児も見てもらるといった役割を担ってもらう。乳幼児の保育は肉体的にも大変だが、精神的な負担の方が大きいハズである。その負担に対する心の支えとして、高齢者にも参加してもらう事で、大きな改善になるのではないだろうか。Ⓐで指摘した保育士の比率の改善をする際に、不足すると思われる保育士を高齢者から募る事で、解決して欲しい。