原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

物理学の棚卸

2006-08-09 23:27:06 | Weblog
光速度不変の原理により「特殊相対論」が建設され、主役が交代しました。それまでのニュ-トン力学に取って代わって特殊相対論が物理学の軸足になりました。運動方程式や運動エネルギ-などの振る舞いなどはテンソルを使って記述され、座標変換について不変性を保つように書き換えられました。新しく数学モデルが作られたのです。物理空間は2点間の距離を与える式がその記述様式になります。ここではユ-クリッド空間をその特殊な場合として含むよりひろい概念の非ユ-クリッド幾何学がツ-ルになります

「相対的」と「現象が同等に観測される」について

2006-08-09 23:16:21 | Weblog
今、ジェットコ-スタ-について考えます。地上から、くるくる回るジェットコ-スタ-が見えます。このとき動いているのはコ-スタ-である。自分はじっとしていると考えます。ところが、コ-スタ-に乗っている人は「うごいているのは地上のひとで、自分はじっとしている」と主張します。ただここではまだ加速度や遠心力などを感じない人とします。現にコ-スタ-に固定したカメラで撮影した映像では回転などしているのは地上のほうで、コ-スタ-は水平なままです。このような場面にそうぐうしたことは大半の人があると思います。つまり次の点で両者の主張は同等です。「自分はじっとしていた。動いたのは相手である」つまり現象が同等に観測されているのです。このようなことを「相対的」といいます。優劣がつかないのです。特殊相対論では「光速度が30万キロ毎秒」という共通の事実を任意の慣性系で観測します。それ故任意の慣性系が相対的であるとするのです。