原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

重力場に降参

2007-02-28 23:43:26 | 自然科学
 加速系の観念
加速系は重力場の存在により相対性であることが暴かれてしまいます。その結果全ての系は相対的であるとする一般相対性理論がかんせいしたのです。とどめを刺したのは重力場です。

彼あり、故に我あり

2007-02-28 16:58:16 | 自然科学
 彼あり、故に我あり
一般相対性は自分だけでは自分の運動状態を調べることが出来ないというものです。スポ-ツカ-でアクセルをふかし、体がシ-トに沈み込んでいるからといって「加速中」とは断言してはいけないと言うことです。スポ-ツカ-を垂直に立てて体をシ-トから離れないようにすると体はシ-トに沈み込みます。つまり重力場では加速状態がいつでも再現できるので、加速系といえども単独で「自分は加速中」とは言い切れないのです。車で加速するときたとえば近くに見えるポストに対して加速しているなどとはいえるのです。つまりポストという相手が必要なのです。相手が決まってから自分のことがきまるというのが一般相対性です。これを昔の哲学者の言葉を利用させてもらい、「彼(あいて)あり、故に我あり」とさせていただきます。自分の存在は相手との相対関係においてのみ確認できると言うことはこの現実の物理空間は頼りない存在だということです。舞台上で1人芝居が出来ないのです。

ぢっとしている

2007-02-27 00:45:07 | 自然科学
 同一の加速度に見える理由
宇宙空間の箱を加速させると同一の加速度を得るように見えると書きましたが少し詳しくお話します。図のAを見てください。箱には林檎とたんぽぽの綿毛があります。次に箱を加速させます。しかし林檎と綿毛はぢっとしたままです。次の瞬間底板が林檎などにぶつかります。ここまでが自由落下に相当するのです。このあとは物は底板に押されて加速されてゆきます。これは地上の重力場でぢっとしている状態です。例えると図Bのようになります。水中に蛸や魚がぢっとして休んでいます。そこへ加速船が網を引いてきて蛸や魚をすくい取ります。網に当たるまでが自由落下で、網にかかったあとは重力場でぢっとしているのと同じです。

重力場の関所

2007-02-25 23:48:30 | 自然科学
 重力場という関所
加速度系が相対的であるといわざるを得ない理由はいままで何回もお話しましたが、図で説明いたします。下手な図で申し訳ありません。地球上に箱があり林檎と軽いたんぽぽの綿毛は入っています。中は真空ですので林檎と綿毛はストンと同一の加速度で落ちていきます。一方無重力場にある車にやはり箱があり中は真空で、林檎と綿毛があります。この車は加速度中ですので林檎と綿毛は置いてきぼりを食い、すぐ箱の側面が林檎と綿毛に衝突します。しかし見方を変えると林檎と綿毛が同一の加速度で箱の側面にぶつかったようにも見えます。この2つの様子を見ていたひとは「2つの状況は同じであり見分けられない」と言います。このように加速度系を重力場も演じることができるので加速度系の唯一性がなくなり絶対性が崩れるのです。加速度系も重力場という関所を通過させられ相対的というレッテルを貼られるのです。

一言主相対論

2007-02-25 15:02:37 | 自然科学
 一言で相対論を云うと
この宇宙空間の中で、「貴方単独では、貴方が空間に対して動いているとか止まっているとか確認できない。ある相手に対してのみ動いているとか停止していると決めることができる」というものです。貴方の運動状態は相手の運動状態と抱き合わせでないと記述できないのです。空間そのものはあてにならないのです。その理由は次のとおりです。
加速度運動は空間の中で簡単に確認できると思われていました。例えばコップに水を8分目ぐらい入れて急に横方向に動かします(加速度運動)と水は慣性の法則によりその場に留まろうとするのでいくらかの水はコップの縁からあふれてこぼれます。ですから加速度運動は絶対的に検出できると思われたのです。ところが地球表面などの真の重力場ではコップに水を入れたまま自由落下させると水はこぼれないのです。自由落下ということは加速度運動です。見かけ上加速度運動なのに水がこぼれないということは重力場という舞台では加速系もそうでない系(慣性系)も同じだということになります。区別できないことになるのです。こうして加速系は重力場が存在するために単独で検出できるとは言えなくなりました。
そうして全ての系が「相手がいないと自分の運動状態が表現できない」ことになりました。確実なのは「相手にたいして自分は動いている」などという表現のみです。自分の運動状態の延長線上に相手の運動状態がないとまとまらないのです。

加速度の相対性

2007-02-24 19:09:22 | 自然科学
 加速度系の相対性
一般相対性とは、ある加速度系が本当の加速度状態にあるのか又はそうでないのかが決められないというものでした。図をご覧ください。Aは地球上に置かれたエレベ-タの箱です。中には林檎と軽いたんぽぽの綿毛があります。中は真空とします。この2つは全く同時に床に落下し、そのまま床に押さえつけられたままです。一方Bは重力の無い空間でロケットがあり、やはりその中にさっきと同じ状態でエレベ-タの箱があります。そしてロケットがエンジンに点火し加速を開始します。すると林檎と綿毛は箱の底に向かって落下するように観察されます。つまりこの箱の中だけに注目すると状況は全く同じです。このことからロケットが加速していると決めることが出来ないのです。どのような実験をしても加速度系を検出しようとしても「重力場」が存在する限り不可能なのです。最後は重力場が立ちふさがります。かくして加速度系も相対的であるとする一般相対性の慣性です。

コツとツボ

2007-02-22 21:58:39 | 自然科学
コツとツボ
何事にもコツがあります。ツボとも云います。併せて骨壷です。(笑)例えばアメリカインディアンは、野生馬を捕まえてきて、その暴れ馬をかい馴らすには沼などに連れて行き馬に乗ります。すると馬は暴れて人を振り落とそうとしますが、なにせ足がぬかるみ思うにまかせません。そのうちへとへとになり疲れはてて「人間にはかなわない」と観念し、おとなしくなり、人間の指示に従うようになります。みごとなインディアンの知恵です。相対論のコツは「重力場では慣性系と加速系が区別できないので加速系も相対的である」ことをスペ-スシャトルの中の風景から読み取ることです。加速系が特別な系ではなく相対的存在なのです。

水と氷は

2007-02-22 00:34:56 | 自然科学
 重力場のなすがまま
重力場のなすがままに任せると加速度系から解放されます。力を受けない系に乗り移ることができます。慣性系行きのキップが手にはいります。スペ-スシャトルはまさにこの状況です。重力場に逆らわないと慣性系に移ることが出来るということはその慣性系そのものが加速度運動していることになります。重力場では慣性系も加速度系も区別することが出来ないし、また区別そのものが意味を成さないのです。水と氷は違いますが風呂場にいれると両方とも水蒸気になり区別がつきません。

その加速度は本物か

2007-02-21 00:31:56 | 自然科学
 その加速度は本物か
一般相対論のとどのつまりはこういうことです。電車の発進時やスポ-ツカ-で急発進するときに受ける力は本当に加速度が原因かということです。なぜなら突然、電車や車の後ろに重力源を出現させれば全く同じ光景が見られるからです。こうして「加速系の絶対性」が剥ぎ取られたのです。絶対的でないならそれは相対的だということです。こうして「加速度も相対的」ということを基軸にした物理学が構築され、いままで説明できなかった自然現象に説明がつけられたのです。その結果「この物理学が正しい」ということにしようとなりました。一般相対性理論が認められたのです。まさに重力場の存在がジクゾ-パズルのラストワンピ-スだったのです。


悪いはビ-ナス

2007-02-19 23:57:22 | 自然科学
 トロイ戦争の原因
諸悪の根源はあの美の女神ビ-ナス(ギリシャ名:アプロディ-テ)です。その発端もくだらない見栄の張り合いなのです。海の女神テティスとペ-レウスの結婚披露宴にゼウス神は“不和の神”エリスを招待しませんでした。これに怒ったエリスは宴の最中に「カリスト-(最も美しい女)へ」と記した林檎を投げ込みました。さあ大変!宴にはゼウスの妻ヘラ、アテナ女神、ビ-ナスの3人がいたのです。いずれも美人という言葉は自分のためにあると信じて疑わない神です。ゼウスは困り果ててこの林檎を誰に与えるかをイ-デ-山で羊飼をしているパリス(実はトロイの王の次男)に決めさせることにします。例の3美人はそれぞれパリスに言い寄り、自分に林檎を渡すように迫りますが、ビ-ナスの「自分に林檎を渡したらスパルタのヘレネ-と結婚させてあげる」との言葉にパリスはとうとう林檎をビ-ナスに渡しました。さあ大変です。怒ったヘラとアテナはトロイを滅ぼす計画をたてます。とうとうトロイの皇女カサンドラの予言が的中します。パリスはトロイの火種であると。ヘレネ-は絶世の美女ですがビ-ナスの魔術にかかっています。何食わぬ顔でスパルタを訪れたパリスはビ-ナスの手助けもありまんまとヘレネ-を略奪し、トロイへ連れていきます。怒ったスパルタはギリシャ全土を味方にトロイに宣戦布告することになるのです。