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ふれるほどやさしくなる立谷沢川流域

山形県庄内町の観光スポットやイベント情報を紹介するサイトです。
四季折々の写真や流域の今をアップします♪

「山の芋収穫感謝祭」を開催いたしました!

2016年12月02日 | イベント報告

協力隊の竹嶋です

今、立谷沢地域では、「山の芋」がアツいです

 

・・・ヤマノイモ?

 

と思われた方も多いでしょう。

「山の芋」とは、関西地区で昔から高級食材として

老舗料亭や高級和菓子に用いられてきた芋のことです。

 いい土(やわらかくて水はけがよい)でないと育たない

 漢方で「山薬」と言われるほど滋養強壮に富んでいる

 もちのような粘り気と上品でなめらかな味わいを持っている

これらの特徴が、高級食材として扱われている所以ではないでしょうか。

見てのとおりの粘り気!!(写真は、北月山荘の支配人兼古氏)

 

さて、この「山の芋」、東北では青森や秋田の一部の地域で

栽培されているようですが、山形では酒田市で昨年から始まったばかりです。

今年は、立谷沢の有志の方々が立谷沢で初めて「山の芋」を栽培し、

約1トンを収穫

これらの芋は、酒田市の日本農販サポートセンター企業組合により、東京や大阪に出荷されます。

 

Q.立谷沢では食べれないのですか?

A.いえ、食べれます

 

日本農販サポートセンターから、北月山荘が買い取り、

北月山荘の「食事処 やまぶどう」にて、山の芋を

美味しい料理に替え、ご提供させていただいております。

この食材をどのように活かすか、とやまぶどうのお母さんたちが

試行錯誤で研究しているところです。

 

23日には、庄内町町長、副町長、教育長を始め、生産関係者の方々も

揃い、「山の芋収穫感謝祭」を開催しました。

現在、北月山荘でお昼のメニューであるのは次のとおり。

山の芋うどん 600円

山の芋カレー 700円のところを、発売記念で600円!!

山の芋御膳  1,500円~(※3日前要予約、ご予算に応じます)

 

他では味わうことができない、上品なお味をご堪能ください


「しょうない秋まつり」『立谷沢川流域魅力展』へのご来店、誠に有り難うございました!!

2016年10月05日 | イベント報告

 霊峰鳥海山の紅葉も一気にすすみ、いよいよ冬の訪れが迫って参りました。商工観光課立川地域観光振興係の横田です 

 さて、先日の「しょうない秋まつり」につきましては、好天に恵まれ、多くの皆さまから足をお運びいただき、深く感謝申し上げます

 また、われわれのブース『立谷沢川流域魅力展』にお立ち寄りくださった皆さまにも心より感謝申し上げます

 地域おこし協力隊員の栗原さんは、生きている川ガニをペースト状にするお役目を初挑戦ながらスピーディーにこなしてくれました

 ただ‥。ペースト状になった川ガニを見た、心優しい栗原さんの「さっきまであんなに元気そうだったのに‥」の呟きが聞こえましたが、

 おかげさまで、『立谷沢川流域魅力展』名物の美味しい「川ガニ汁」、「川ガニ味噌ラーメン」を提供させていただくことができました

 

 

 10月9日(日)には、第1回月山龍神マラソンが開催されます

 日本百名山の「月山」、平成の名水百選「立谷沢川流域」の自然などなどを満喫していただくマラソン。選手でない方も、ぜひ、ご来場・応援くださいませ

   

 【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係

☎0234-56-2213


「霊峰月山・登山参拝ツアー」を開催しました!!

2016年08月12日 | イベント報告

今年から新たに施行された8/11「山の日」に「霊峰月山・登山参拝ツアー」を開催しました

 

月山登山の場合「羽黒口~月山山頂~羽黒口」と「姥沢口~月山山頂~姥沢口」の二つが最もメジャーです。

他にも湯殿山口、肘折口、本道寺口、岩根沢口などもありますが、お客さんが多いのは圧倒的に上記の2コースですね。

 

で、我々のツアーは「湯殿山口~月山山頂~羽黒口」という少し変わった縦走コースです

白装束を着た「講」の人たちは、出羽三山のそれぞれが意味する「過去、現在、未来」の順に従って、「羽黒口~月山山頂~湯殿山口」というコースで登ったりしますが、逆回りとなる我々と同じコースで登る人はあまり多くないと思います。

 

でも、実はきちんと理由があるんです

①せっかくのツアーなんだから、マイカーでは体験しづらい縦走コースにしたい。

②体力満タンで元気なうちに、最大の難所である「月光坂」を登っておきたい。

③身体が疲れた下りでは楽なコースを歩きたい。

④「月の沢温泉北月山荘」を利用したい。

 

主に上の4点が理由なんですが、①~③は分かりやすい理由だとは思います。

④の理由はうちの係の都合です(笑)

「月の沢温泉北月山荘」は庄内町直営の宿泊施設なのですが、その管理を当係で行っているので、こういう企画をする際にはどうしても北月山荘の利用増進を絡めて企画します

そのため、北月山荘に近い羽黒口に降りてこないといけないのです(笑)

 

で、「山の日」当日。天気は快晴

絶好の山日和です

 

町内の方の参加は少なく、遠くは岡山県から参加の方もいらっしゃいました。

さすがネット時代ですね

 

今年は無事に湯殿山神社本宮行きの始発のシャトルバスに全員乗り込むことができました

去年のことがあったので、湯殿山の大鳥居前での記念写真も省略し、とにかく全員をシャトルバスに乗せることを優先させました(笑)

 

ご神域での撮影は禁止なので、お見せできるものはありませんが、全員でお祓いをした後に登山口に移動します。

↑まずは、地域おこし協力隊隊員の「栗原式」準備運動

 

身体を慣らすためにゆっくりと歩き始めます

↑しかし、なだらかな道はこの辺りまで。

すぐに「月光坂」の急坂に差し掛かります

↑ゴツゴツした岩場を水が流れる「水月光」を抜けると、さらに岩が大きく勾配もきつくなる「岩月光」に入ります

 

↑そして仕上げは、垂直に近い壁を鉄梯子で登る「金月光」

 

この鉄梯子をクリアすると間もなく月光坂は終わり、休憩ポイントの装束場に到着

↑ここで息を整えます

 

この先は「清身川」の綺麗な水でのどを潤したりしながら、比較的なだらかな道を歩いていきます

↑本当に登山日和で、どこまでも素晴らしい景色が広がっています

 

その後、姥沢コースと合流する「金姥」と「牛首」で急激に登山客が増え、登山道は大渋滞

ここでようやく「山の日」を実感しました

湯殿山コースは貸切だったので、山の日っぽくなかったですもん(笑)

 

その後、大渋滞に巻き込まれながら、最後の難所である「鍛冶月光」をゆっくりと通過します

大渋滞によりスローペースが続いたおかげで、初挑戦の皆さんも案外平気で登って行きました。

 

山頂小屋で昼食休憩後、山頂にある月山神社前の行列が途切れた一瞬を狙って記念写真

月山神社前のこの場所が写真撮影可能な最高地点なんですが、知らない人から見たらどこで撮った写真かわからなかいかも・・・

 

この後は、さくっと羽黒口に降りてきて、北月山荘での入浴タイム

 

北月山荘から立川庁舎に戻る車中では、美しい夕陽が西の空を茜色に染めていました

「山の日」サイコーー

 

今回は好天に恵まれたおかげで、大満足の「山の日」になりました

日本中でもたくさんの方が山に登られたと思います

 

皆さんはどんな「山の日」をお過ごしになられましたか?

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係

電話0234-56-2213


砂金掘りイベントが開催されました!!

2016年08月09日 | イベント報告

8月7日(日)に「平成の名水百選 立谷沢川で砂金掘り!!一攫千金塾」を開催しましたので、その模様の報告です

午前中に行われた座学では「月山ジオパーク構想」の活動とリンクさせて、まずはジオサイトである「立谷沢川」について月山マイスターから解説してもらい、その後に砂金掘りのエキスパートである佐藤卓生先生から、立谷沢川の砂金掘りの歴史について学びました

佐藤先生は本業が小学校の先生なので、その説明はさすがの一言です

下は小学生、上は60代までの幅広い参加者に対して、最後まで飽きさせずに解説してくれました

 

↑その後は練習用の砂金を使っての、「パンニング」練習

パンニングとは土砂の中から、砂鉄と砂金を水を使って比重により分離する作業です。

 

・・・今年の参加者は皆さん上手でしたね

例年この練習で捨てられた土砂をイベント終了後に我々スタッフで再度パンニングして、捨てられた砂金を回収するのが恒例なんですが、今年はあまり回収できませんでしたから(笑)

 

↑練習後はお食事処やまぶどう名物の夏野菜カレーを食べて、午後の本番に備えます

 

↑玉川に準備した練習場所で、昔ながらの「流し掘り」についてレクチャーを受けます

 

そしていよいよ本番

イベントの前日と当日の朝に何カ所かの候補地で実際に砂金掘りを試してみて、一番たくさん採れた場所を本番の会場に選びました

詳しくはご説明いたしませんが、今年の本番用に選んだ会場はこんなところです↓

↑対岸側に大きく岩盤が露出しているため、手前側の川岸が砂金の集まりやすい「寄場」となります

 

↑本番の会場に着いた途端参加者の皆さんは一心不乱に砂金を探します。

本当に熱中しすぎて、熱中症が心配なほどでした

 

皆さん水を飲む間も惜しんで、本当に夢中に砂金を探していました

・・・なぜなら、砂金がいっぱい採れるから

↑今回は参加者全員が見事に砂金を見つけました

 

↓この日の大物賞は、小学生の男の子がゲット

↑大きさがわかりやすいように1円玉(直径20mm)と並べています。

赤丸で囲んだのがこの日に採れた最大の砂金で、直径が6mmくらいありました

まさに「一攫千金塾」

 

 ↑イベント終了後の記念写真は、皆さん満足気な表情です

 

ただ砂金掘りを体験するだけではなく、立谷沢川のことや砂金掘りの歴史のことなどを学べたこの事業は、小学校の自由研究にもピッタリだったと思います

夏休み明けに自分で採った砂金を学校に持っていったら、きっとクラスのみんなにうらやましがられるだろうな

 

大きなイベントとしての砂金掘りは今回の事業のみになりますが、興味のある方は北月山荘にパンニング皿を置いてありますので、お声かけいただければ無料でお貸しいたします

また、今回の事業で自信をつけた地域おこし協力隊隊員栗原君の都合がつけば、ぜひレクチャーを受けてみてください

きっと彼は張り切ります(笑)

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係

電話0234-56-2213

 

月の沢温泉北月山荘

電話0234-59-2137


「霊峰月山登山・月山神社湯殿山神社参拝ツアー」が開催されました!!

2015年09月18日 | イベント報告

9月13日(日)に標記月山登山ツアーが開催されましたので、その模様をご報告いたします。

 

今回のツアーは湯殿山口~月山山頂~羽黒口のコースです

 

湯殿山口から月山山頂を目指す場合、最初の難所「月光坂」でいかにスタミナの消耗を抑えて、最後の「鍛冶月光」までどれくらい体力を残せておけるかが最大の鍵になります。

勢いに任せて序盤を飛ばしてしまうと、どうしても後半がきつくなってしまします。かと言ってゆっくり登ると歩く時間が延びてしまい、背中の重いリュックに徐々にスタミナが奪われていきます。

このペース配分がガイドさんの腕の見せ所になります

 

今回の参加者は22名、それにガイド+スタッフが7名の総勢29名となかなかの大所帯となりました

やはり羽黒口と違って一人でフラッといけるコースでもないので、このようなツアーをご利用される方が多いようです。

 

湯殿山口からの月山山頂を目指す人が少ない理由として、もちろんコース自体の登りのきつさもありますが、実は時間的なきつさがあります。

湯殿山神社へ続く有料道路のゲートは、この時期8時15分~17時の間しか通行できません。また、仙人沢の駐車場から湯殿山神社へのシャトルバスも8時半から16時半までの8時間しか運行していません。

昭文社「山と高原地図 鳥海山・月山」によると、湯殿山神社からの月山山頂までの標準タイムが登り3時間半、下り2時間40分となっています。

湯殿山神社でお参りして、月山神社でもお参りして、休憩をとったりお昼を食べたりということも考えれば、時間的な余裕は正直あまりありません。常に帰りのシャトルバスやゲートの閉まる時間を意識して歩かなければいけません。

初めて登る人は時間に追われるプレッシャーを特に強く感じてしまうと思います。

 

そのため、今回のツアーも登り口は湯殿山口ですが、下りはタイムアップのない羽黒口を選んでいます。

 

 

7時に庄内町役場立川庁舎を出発

 

↑中型のバスをチャーターしたのですが、ほぼ満席になりました 

 

8時10分頃に有料ゲート前に到着。しばし、ゲートが開くの待ちます。

 

 

ゲートが開き、仙人沢駐車場の大鳥居の前で記念写真

 

急いで始発のシャトルバスに乗り込みます。

シャトルバスは湯殿山神社参拝のたくさんのお客さんたちと一緒になり、すし詰め状態になりながらなんとか出発

 

 

が、ここで思わぬアクシデントが

 

駐車場に我々のツアー参加者が一人取り残されているではありませんか

 

事前にシャトルバスの運行会社に確認したところ、8時半の始発の後は9時までバスは出ないとのこと。

スタッフ一同、大いに焦りました

 

シャトルバス下車後にスタッフ会議をし、本体は先に登山を開始してもらい、私がバス停に残り次のバスで来るお客さんを連れ、ペースを上げて途中で追いつくことになりました。

 

自分一人では30分遅れくらいなら簡単に追いつく自信はありましたが、果たしてお客さんがそのペースに着いてこれるのか・・・

バスを待っている間に、相当いろいろ考えました

 

・・・結果としては、15分くらいで次のバスが到着し、大人数のため湯殿山神社参拝にもたついていた本体には登山開始前に合流でき、ようやく一安心

しかし、本当に焦りました(笑)

 

で、準備運動をして、予定より15分遅れの9時15分に登山を開始します

 

↑数日前までかなり雨が強く降っていたので、なかなかの水量がありました。

 

 

序盤から続く厳しいのぼりをひたすら歩き続けます

 

そして、ついに湯殿山口名物の鉄梯子群が現れます

実際に実物を見ると、かなりの長さの梯子が垂直に近い角度でそびえ立ちます

この鉄梯子を登り終えると、最初の難関「月光坂」もまもなくクリアです

 

そして、ようやく休憩所の装束場到着

装束場到着は10時10分。ツアーのタイムとしては上々

ここで息を整えます。

 

この後はしばらく傾斜が緩くなり、ようやく景色を楽しむ余裕も出てきます

 

浄身川にはとてもきれいな川が流れていて、月光坂を登ってきた登山客の喉を潤してくれます

↑この水は本当に美味しいです

 

↑写真では分かりづらいですが、上の方はかなり色づいてきて、シルバーウィークには紅葉の見ごろになりそうです

 

そして金姥に到着。

ここで西川からの姥ヶ岳コースと合流します。

ハイシーズン中だと、ここから登山客が徐々に増え始めるのですが、この日は登山客は少なくほぼ貸切状態

ここから尾根歩きになるのですが、徐々に風も出てきました。

 

↑そして、ここ牛首が最後の難所「鍛冶月光」前の、最後の休憩地点です。

 

ここから先は、写真を撮る余裕も無く、ただただ上を目指して登り続けます

湯殿山口から登ってきて一番きつく感じるのが、ここ「鍛冶月光」の急坂です。

 

しかし、ガイドさんのペース配分が絶妙だったようで、ここもなんとか全員がクリア

 

そして13時にようやく山頂小屋に到着 

山頂の月山神社前で、記念撮影

 

この日の天気予報は午後から雨。

山頂小屋到着まではどうにか天気ももってくれたのですが、下りはずっと雨と風の中になってしまいました

みんな降られる覚悟はしていたので、あのきつい登りを雨具なしで登れただけラッキーだったと思います

 

休憩をしても雨と風で体温が奪われていくだけなので、下りは佛生池小屋と中ノ宮で小休止しただけで、修行僧のよう黙々と降りてきました

 

大所帯でコースもきつかったため正直かなり不安ではありましたが、一人の脱落者も出さずに全員が無事下山することができました

参加者の皆さん、ガイドさん、大変お疲れ様でした

 

 

9月15日に月山神社も閉山し、シルバーウィーク明けで山頂小屋等の営業も終了します。

月山登山のシーズンもそろそろ終わろうとしています。

我々の月山登山関連事業も、今シーズンはこれでおしまいです。

そう考えると、ちょっとおセンチな気持ちになっちゃいますね

 

今年もいろいろな月山を見ることができました

個人的には、高山植物をたくさん覚えることができたのが、今シーズンの収穫だと思っています

 

 

来年も今年同様に数回の月山登山ツアーを予定しておりますので、このブログをご覧になって興味をもたれた方は是非ご参加ください。

 

 

来シーズンはどんな月山を見ることができるかな?

 

※月山八合目へのアクセスルート「県道 月山公園線」は例年10月中旬までは通行できますので、あと一月くらいは八合目からの登山もできるはずです。

 

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係

☎0234-56-2213