そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

NMR

2010-09-14 22:48:26 | 会社
会社の実験室にBRUKER製の300MHzNMR装置が導入されました。

大学時代に多少触ったことがある、という理由で管理責任者にされてしまいました。週1の窒素充填やシムファイルのメンテナンスもワタシ一人でやるんですか、課長・・・。
ウヘエェι(´Д`υ)

それにしても、大学時代にNMRを扱ってた時からもうすぐ5年。格段に人間にかかる負担が軽減されていますね。

ロックが自動でかかる。グラジエントシミングがオートでかかり、Z5までがお手軽に、平面も多少の時間待てばピタッと合います。チューニングもギアでオート。パラメータ設定もデフォルトで存在し、見たことないようなタンパク質分析用の3D実験までほぼブラックボックスでできる。さらにはFIDの加工、位相合わせ、ベースライン補正までが自動。ここまでくれば、オートサンプラーで一日100サンプル測定しても十分処理できる。

何これ?人間の出番なしですか?もう「気合のマニュアルシムでアルゴリズムのシム調整に勝った!」とか喜ぶ時代は終わったということですか?

ただ、ここまでオートになると、もうどんな処理されているかが理解できなくなりそうです。

なんて、こんな小言を言い始めるあたり、もうワタシも年だということですか。

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