フィールド紹介211 稚魚再び

閲覧有難う御座います。本日は魚捕りの話です。
　
　昼休みのフィールド探索です。現場での昼食後の運動ですから、30分ほどの時間があります。田舎の現場はこれが助かる？

　　　　　　　　
　本日のフィールド。ギギが産卵に上がってきているのか？その辺りも気になります。

＜水路＞
天気は晴れ、時間は昼、水温は測らず
両岸は自然の土、底は砂礫質
流れは穏やか、水位0.1～0.3ｍ程度、透明度は良好。
水草はエビモなど、付着藻類あり
甲殻類、水生昆虫、巻貝、二枚貝の生息を確認。

　さあー、早速お魚捕りを始めます。　
　　　　　　　
　　　　　　　
まずはアブラボテですね。湖北や湖西に比べ成魚のサイズは小さいです。この時期は特に、小型個体が多いですねー

続いては
　　　　　　　
　　　　　　　
　ヌマンムツ。上画像は、小型成魚に逃げられた瞬間です・・・。下画像も良く見れば、ヌマムツじゃ無いのが混じってますね（右から2匹目）・・・

　その正体は
　　　　　　　　
　ニゴイ（若しくはコウライニゴイ）です。ニゴイとコウライニゴイが生息しているらしいので、稚魚を持ち帰り飼育に挑戦してみます。

　こちらは定番の魚　
　　　　　　　　
　オイカワです。採取の数をこなすと、ムツ系と違うなー？と何となく分かった気になれます。そう、何時もの知ったかぶりです。

　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　ドンコとニゴイの稚魚？が捕れました。ドンコ成魚は、♀の抱卵個体かな？産卵シーズンのようで、とても小さな個体が見られました。

　ドンコが産卵と言う事は・・・
　　　　　　　　
　ムギツクも産卵ですね。託卵、託卵・・・。

　砂底には
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　カマツカの小型個体に混じってウシガエルのオタマジャクシ？がいます。

　甲殻類では
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　カワリヌマエビ属の一種、スジエビ、アメリカザリガニが捕れました。こちらも産卵シーズンのため、抱卵個体がちらほら。

　その他
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　モンキマメゲンゴロウ、チリメンカワニナ、マシジミ、ヤゴ3種、エビモです。


　そして水田では、
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　シャジクモ系、ウリカワが見られます。シャジクモの仲間は、もう直ぐ水田の水が抜かれますので居なくなります。

　この季節、稚魚達の繁殖に気を使いながらもお魚捕り。例年のメンバーの殆どが確認できましたので、先ず安心です。次は7月に入ってから、ギギの調査を行いたいと思います。　

よろしければこちらにもお越し下さい。