ハリヨのお話3 天国と地獄

ハリヨの飼育話の近況で御座います。　嫌われ者のNO.2及び他の話・・・・

　　　　　　　　　　
　相変わらず、巣作りの上手なNO.2の彼。最近ではNO.1の美しい個体を抜き、圧倒的に美しい婚姻色を披露しているのに・・・モテません！全くモテません！

そんな彼に事件が・・・
追いまわしすぎて、♀個体を突き殺しました・・・
発見した時には、彼の作った巣の傍で虫の息・・・
導入時に一度☆にして以来の犠牲者を出してしました・・・

　　　　　　　　　　
　生前の彼女。死体のお腹を押すと若干黄色い透明な卵が・・・残念です。

これ以上の犠牲者を出さないためにも、気性の荒くなった彼には元のメイン水槽（広々120cm）に戻って頂きます。そして代わりに、NO.3とNO.1（そろそろ皆に名前が必要か？）の個体を繁殖水槽へお連れしました。手狭かも知れませんが、60㎝水槽で4匹（2ペアー）を飼育してみます。


そして事件2
　最近動きが活発になった120cmメイン水槽の巨大タカハヤ。彼を火龍氏に引き取って頂くため水槽から出していると・・・浮草（水草）の中から何かの稚魚が・・・

何の稚魚？タカハヤ？成魚が1匹だけなので在り得ない。他は、トケドジョウくらいしか入ってないしなー、難だろう？
考えていても分らないので、取り敢えずは掬ってみる
　　　　　　　　　　
　　画像その1。ドジョウじゃないですね、水中を泳ぎ廻っているので・・・

　　　　　　　　　　
　　画像その2。よく分りませんが、縞の様な模様が・・・

ハリヨの稚魚？そういえばここ、ハリヨ専用メイン水槽でした！
頭から、ここでは繁殖しないと思っていたので、直ぐには分らず！

誰だ？誰の仔だ？
（娘に子供が出来たと言われた父親ではない）
♀は産後に死ぬんじゃなかったのか？
メイン水槽で死者が出た事は無いはず・・・はずというより無い！
個体を1匹ずつ観察してみると、気になる個体が！

　　　　　　　　　　
　お腹がすいているだけか？やたらお腹の凹んだ雌個体がいるのを発見。

　　　　　　　　　　
　更に拡大画像。貴方がお母さんですか？

お父さんを探してみるが、見つからず・・・
巣らしきものも発見できず・・・
この前まで入れていたカマツカが破壊したのか？
でも力関係は、　ハリヨ　＞　タカハヤ　＞　カマツカだったしなー
それに、浮き草からでてきた事も気になる。
♂の保護が終わった後なのか？
そういえばこの稚魚、体に縞模様が見られるくらいなので、
今日、昨日孵化したという話ではないはず。

兎に角、稚魚を隔離します。稚魚達は合計で6匹見つかりました・・・
何か少な過ぎるのではないだろうか？
気になるが、万一のために用意していたアイテム、
　　　　　　　　　　
産卵箱！の設置を開始。使うとは思っていなかっただけに嬉しい。

因みの中身は、
　　　　　　　　　　
　こんな感じです。グッピー様ですが、酸素と綺麗な水の供給、仕切れるスペースがあるので、ハリヨの稚魚でも十分利用できるはずです。

続いて餌の用意、
　　　　　　　　　　
　ヨコエビ、ミズムシの仔やケンミジンコ・タマミジンコ達を用意。サイズ的には、仔タマミジンコがちょうど良いようなので、※「年中プランクトン繁殖ケース」の中身を使い切る覚悟です！

※「年中プランクトン繁殖ケース」
　魚の稚魚が孵化したときの為に、一年中プランクトン（ゾウリムシやタマミジンコ、アオミドロやケンミジンコ）を繁殖中のガラス瓶です。若干グリーンウォターで、藁と緑藻類が少々に、仔モノアラガイ（第4世代目くらい）が入っている。


夜に餌を与えて暫く観察、そして床に着きます。

稚魚が落ちていないか心配で、5時半起床！
そしてこれがその朝の様子、

　　　　　　　　　　
　あれ？誰も居ない？誰もいなーい！
何故だ？何故だー！

逃げたのか？水、槽内を確認、更に小網で茂みそ散策・・・居ない・・・
「落ち着け俺」、「落ち着いていられるか！」
と脳内宇宙で会話が繰り広げられる中、気付いたことが。
さっきの朝の画像を御覧下さい。
エアーチューブにぶら下がり、産卵ケースを覗く容疑者の姿が・・・

　　　　　　　　　　
　犯人は君達かい？というより彼らでしょうね・・・タカハヤの稚魚やハリヨ成魚では、産卵ケースを出入りできませんしね・・・

ホトケドジョウ、相手を仏にするから仏泥鰌・・・なのか。
あまりのショックで、この日はガサガサする気にはなれず、
家で地味に凹んでいました・・・
うみ氏御免ね！約束の仔たちは全て、彼らの胃袋（腸？）の中です。
焼いて喰ったる！と思いましたが、
可愛いんだよねホトケドジョウ・・・


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