紹興と言うと、運河のそばの黒屋根白壁の民家群を想像していたが、期待は裏切られて、中心部はかなり大きな都市だった。中心部は45万人、周辺部を合わせると450万人と言うから日本の中都市とは桁が違う。魯迅記念館で1985年頃の古い街の航空写真が展示されていたが、今ではもう取り壊されてしまって一部にしか残っていないそうだ。時間がなかったのでそこには行けなかった。古い町が変貌していくのは近代化の流れの中では仕方がないことなのだろうが残念な気もするのは、部外者の勝手な思いなのかも知れない。
市街地から程遠くないところに、東湖と言う小さな湖がある。湖と言うよりは池と言ったほうがいい。このあたりは古くは岩からできた山だったが、漢代から石切り場として利用され、清代にはその跡にできた窪みにそばを流れるの運河から水を引いて池にした。
東湖のそばを流れる運河。右手が東湖のある区域。
今では人工湖とは思われないような自然な趣で、公園のようになっている。運河に架かっている石造りの太鼓橋を渡って園内に入ると蓮が生い茂った池があり、ここに黒い苫(とま)で覆われた小船が並んでいる。
これは烏篷船(wupengchuan うほうせん)と言う紹興特有の足漕ぎ舟で、篷は苫の意味。苫の色が烏のように黒いから烏篷と言う。ここのものは観光客用だが、元来は紹興人のマイカーのようなもので、これに乗って運河を自在に動き回り、買い物など日常のことに使う。
烏篷船には乗客が3人乗る。漕ぎ手は最後尾に座り、足で艪を漕いで動力にし、手 で櫂を動かして船をあやつる。
船は静かな湖面をゆっくり進む。とてものんびりする。進行方向に向かって左手には土塀があり、右手は切り立った崖になっている。
崖には石を切り出した跡がはっきり見え、この崖が人工物と言うことが分かる。
崖には洞窟が3つあり、その1つに20世紀の中国の文学者であり政治家であった郭沫若(Guo Moruo)の書が刻んであった。
こじんまりした美しい風景は、中国の庭園のように見える。
東湖の衛星写真 (Google Earth)
市街地から程遠くないところに、東湖と言う小さな湖がある。湖と言うよりは池と言ったほうがいい。このあたりは古くは岩からできた山だったが、漢代から石切り場として利用され、清代にはその跡にできた窪みにそばを流れるの運河から水を引いて池にした。
東湖のそばを流れる運河。右手が東湖のある区域。
今では人工湖とは思われないような自然な趣で、公園のようになっている。運河に架かっている石造りの太鼓橋を渡って園内に入ると蓮が生い茂った池があり、ここに黒い苫(とま)で覆われた小船が並んでいる。
これは烏篷船(wupengchuan うほうせん)と言う紹興特有の足漕ぎ舟で、篷は苫の意味。苫の色が烏のように黒いから烏篷と言う。ここのものは観光客用だが、元来は紹興人のマイカーのようなもので、これに乗って運河を自在に動き回り、買い物など日常のことに使う。
烏篷船には乗客が3人乗る。漕ぎ手は最後尾に座り、足で艪を漕いで動力にし、手 で櫂を動かして船をあやつる。
船は静かな湖面をゆっくり進む。とてものんびりする。進行方向に向かって左手には土塀があり、右手は切り立った崖になっている。
崖には石を切り出した跡がはっきり見え、この崖が人工物と言うことが分かる。
崖には洞窟が3つあり、その1つに20世紀の中国の文学者であり政治家であった郭沫若(Guo Moruo)の書が刻んであった。
こじんまりした美しい風景は、中国の庭園のように見える。
東湖の衛星写真 (Google Earth)
自然も一杯残っていてすばらしいですね!
人力を利用すれば環境にも優しいですね。
あまりにも便利になりすぎた日本にないものが一杯あるようで・・・・・
興味シンシンです。
いかがお過ごしですか?
旅のお疲れが出ているんでしょうか?
お風邪召されているんでしょうか?
お忙しく飛び回っていらっしゃるんでしょうか?
更新がないので心配しております。
”元気ですよぉ~”
のコメントいただきたく、お邪魔致しました。