中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

ファン

2012-06-17 07:14:19 | 身辺雑記

  前にも紹介した「花のみち」の真ん中あたりに、有名な歌劇場があり、ここに出演者、いわゆるスター達が出入りするところがあります。私が見たのは春先の土曜日の朝の散歩の途中、8時半ごろでしたが、このあたりに大勢の女性が群れていました。 

 要するにファン達が自分が贔屓するスターが出演のために劇場に入ってくるのを迎えようということなのですが、その場面に出会ったことはありませんが、口ぐちに名を呼んだり嬌声を上げたりするのでしょうか。ただ漠然と集まっている人もいますが、まるで兵隊のようにきちんと並んで立っているのもいます。皆共通のスターのファンのようです。こういうグループは他にもいて、それぞれに世話役のような班長のような女性がいて、点呼したり指示したりしています。その統制がとれているのが面白いのです。

 

 

  これは出入り口のあるフロアで、ここには大勢の女性達が、黙って静かにしゃがんでいます。お目当てのスターが来ると一斉に立ち上がって拍手でもするのでしょう。すべて世話役の指揮で動くのでしょうが、ファンでもない私には何か異様にも感じられました。

  

 出迎えが終わると劇場に入るか歌劇を観るのでしょうが、終わるとまた帰っていくスターを見送るのだそうです。年配のアラフィー、アラカンのような女性もいます。

 劇場の正門の前を通ると、これは当日券目当ての観客らしい人が門が開くのを待ったいます。中には年配の男性もいて、娘か孫のために朝立ちをしているのかと思いましたが、男性にも結構ファンがいるようですから、これは自分のためではないかと思いました。 

  

 

 ファン(fan)、複合語で○○狂を意味しますが、もともとは特定の対象に対する応援者、愛好者のことで、「狂信者」を意味するファナティスト(英: fanatist)の略です。このようなファンはこの歌劇に限らずアイドル、歌手、俳優、野球選手などあちこちに見られます。中には熱狂のあまり、そのアイドルなどの行くところをどこにでも追いかけていく「追っかけ」という行為もあるようで、いい年をしたおばさんなどもいて、最近では韓流ブームとやらで、韓国にまで追っかけて行く人があるようです。中には行方不明になった婦人もいて、正直言ってその心理はとても理解できません。

 私はブログのハンドル名などでは「中国迷爺爺」を名乗っていますが、「迷ミイ)は中国語のファンで、「中国好き爺さん」と言うところです。西安の李真が、私がよく中国に行っていた頃「爺爺は本当に中国迷だね」と言ったことからつけました。李真の結婚式のときに最初に祝辞を述べました(通訳は謝俊麗です)が、司会者から「中国迷爺爺(チョンコウ・ミイ・イエイエ)」と紹介されました。

 

(朝の散歩から)

 当地方は梅雨入りして1週間経ちましたが、一日中雨だった日はなく、降っても僅かで、一昨日などは朝から晴れわたった夏のような日で気温も30度を超しました。しかし梅雨時の花と言えばやはりアジサイ(紫陽花)です。最近はさまざまなアジサイがあります。

 

 

 

 

 街へ行く途中の家の門先にさあざまなアジサイが置いてあります。この家の奥さんが花ずくで、年中花を絶やしません。

  

 いろいろな形や色彩のものがありますが、私は昔からある、大きくて色が変わっていくアジサイが好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 


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