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中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

クレマチス

2012-05-24 10:52:14 | 身辺雑記

 もう時期は終わりましたが、一時期あちこちで見られたクレマチスは好きな花です。他の花と同じように作出された園芸品種が多く、生花店に行けばいろいろな変わりものが見られますが、朝の散歩だけでもかなりあって目を楽しませてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 クレマチスはつる性の植物なので壁や垣に這わせたりするようですが、この辺りでは見かけません。朝顔と同じように行燈仕立てにしていことが多いようです。

   

 普通クレマチス全体をテッセンと呼ぶことがあるようですが、正式にはクレマチスと呼びます。テッセンと言うのは中国原産のClematis florida sieboldii という種類だけを指すそうで、クレマチスの原種です。クレマチスの近縁種に日本産のカザグルマがあります。このカザグルマがヨーロッパに伝えられて、さまざまな交配が重ねられて作出されたものだそうです。

  テッセン(ネットより)

 

                                        カザグルマ(ネットより)

 

 

 


ハル

2012-05-24 06:41:27 | 身辺雑記

 街に出るときに住宅地にちょっと急な坂があります。その坂の一番上にEさんというまだ若い夫婦の家があって、幼い女の子が3人(一番下はまだ乳飲み子ですが)と、大きな犬が1頭います。この家は通りすがりで、夫婦とも挨拶を交わす間柄ではありませんが、前に一番上の子に犬の名前を尋ねたことがあります。「ハル」という名でした。ハルは外国風の名なのか、日本風の「はる」か「春」なのかは分かりません。雄か雌かも分かりません。

 

 ハルはゴールデン・レトリーバーという犬種で、この犬種は英国産。賢さと忠誠心を兼ね備え、穏和な性格で、ペットとして愛好されています。通りかかっても姿を見せない日もありますが、天気の良い日は玄関前のコンクリート敷きの床に寝そべっています。体調は1メートル30センチ以上あります。いつも気持ちよさそうに目をつむっていて、「ハル。ハルや」と声をかけても、ちょっと目をあけて、上目づかいでこちらをちらっと見るだけで、また眼をつむってしまいます。尻尾も動かしません。愛想がないなと思っても何となく可愛くてしばらく見ています。不愛想とか怠惰とかいう感じではなく、この犬種はこういう性格なのでしょう。あまり吠えたりはしないようで、今まで1回しか聞いたことがありませんが、体型並みに大きな声でした。

 

  

 先日通りかかった時、声をかけても例によって無関心だったのですが、そこへEさんの二番目の女の子がやってきました。そのとたんにハルは尻尾を振りながら立ち上がって女の子に体を寄せました。女の子よりもだいぶ大きいのですが、その様子はいかにも優しく、飼い主や家族にはこのように愛情を示すのだなと、改めて思いました。

 

  

 ゴールデン・リトリ-バーは元来、水鳥猟でハンターが撃ち落とした獲物を陸地に持ち返る役割を担う犬だそうです。合図に忠実に従い、俊敏に行動し、湖に生茂る水草の中を遠くまで泳いで鳥を持ち返る猟犬だそうですが、いつも見ているハルの様子からは俊敏性など想像もできません。

  インタネットで見ると子どもの時にはとても可愛いし、成長すると穏やかで気品があって、なるほどペットとしては最高でしょうが、これだけ体が大きいとずいぶん食べるだろうと、貧乏性の私はつい考えてしまうのが情けないですね。

 

 

 (朝の散歩から)

 今はいろいろな花を楽しめる好い季節です。ツツジのようにもう盛りを過ぎたものもあれば、バラのように今を盛りを過ぎたものありますし、これからが出番だと蕾を膨らましながら準備しているアジサイのようなものがあります。「好い季節だが、長くないな」「そう、もうすぐ梅雨になる」戸外でこんな会話を聞きましたが、その時こそアジサイは咲き誇るでしょう。