公立小中学校の1学級あたりの標準的な児童生徒数は、国の基準で「40人」とされているが、これが人数を減らす方向で改定することになったようだ。文部科学省の政務三役が決めた方針と言う。来年の通常国会で法律を改正して、2011年度から数年かけて完全実施することを想定しているそうだ。
ところで、この新聞記事を見てちょっと驚いたのは、この国の基準の見直しは、1980年度に45人から40人に減って以来で30年ぶりとあったことだ。40人学級になって以来もうそんなにたったのかと思ったからだ。私は高校に勤務していたから、高校は直接には国の基準には縛られないが、それでも中学校で学級人数が減ると高校でも同じようになっていく。45人から40人になった時にはずいぶん減ったものだと思ったものだ。
私が始めて勤務した50年ほど前の1958年当時は、高校では1学級は50人以上だった。それ以後生徒たちの体格も大きくなってきたこともあって、50人になったが、僅か数人減っただけで、学籍簿の記載やテストの採点、通知表の作成などの手間がずいぶん減ったと思ったりした。
私が小学校に入学した頃の学級の児童数は55人で、私の出席簿の番号は53番だった。あの頃の担任はさぞ大変だったのではないだろうかと思いもするが、それで普通だったのかも知れない。中国の農村部の中学校の授業を見たことがあるが、クラスの生徒数は60人かそれ以上で、40人学級を見慣れた目には非常に多いように見えた。あれでは理科などの実習を伴う教科はどうなるのかと思ったが、実験、実習などはないのかも知れない。
40人から減らされると言うと35人と言うことになるのだろうが、国の基準は必ず守らなければならないものでなく、国の基準人数を下回る編成は各都道府県が独自に編成でき、現に小学校では35人以下の学級編成をしているのが10県ほどあるそうだ。
学級人数を減らすのは、少人数編成でより決めの細かい指導ができるようにするためで必要なことではあるが、この先少子化に伴ってどれくらい学級人数が減るのだろうか。専門的なことはよく分からないが、あまり少人数になるとグループ・ダイナミックスの面で問題があるということ、要するに集団としての活性に問題が出てくるとも聞いたことがある。
ところで、この新聞記事を見てちょっと驚いたのは、この国の基準の見直しは、1980年度に45人から40人に減って以来で30年ぶりとあったことだ。40人学級になって以来もうそんなにたったのかと思ったからだ。私は高校に勤務していたから、高校は直接には国の基準には縛られないが、それでも中学校で学級人数が減ると高校でも同じようになっていく。45人から40人になった時にはずいぶん減ったものだと思ったものだ。
私が始めて勤務した50年ほど前の1958年当時は、高校では1学級は50人以上だった。それ以後生徒たちの体格も大きくなってきたこともあって、50人になったが、僅か数人減っただけで、学籍簿の記載やテストの採点、通知表の作成などの手間がずいぶん減ったと思ったりした。
私が小学校に入学した頃の学級の児童数は55人で、私の出席簿の番号は53番だった。あの頃の担任はさぞ大変だったのではないだろうかと思いもするが、それで普通だったのかも知れない。中国の農村部の中学校の授業を見たことがあるが、クラスの生徒数は60人かそれ以上で、40人学級を見慣れた目には非常に多いように見えた。あれでは理科などの実習を伴う教科はどうなるのかと思ったが、実験、実習などはないのかも知れない。
40人から減らされると言うと35人と言うことになるのだろうが、国の基準は必ず守らなければならないものでなく、国の基準人数を下回る編成は各都道府県が独自に編成でき、現に小学校では35人以下の学級編成をしているのが10県ほどあるそうだ。
学級人数を減らすのは、少人数編成でより決めの細かい指導ができるようにするためで必要なことではあるが、この先少子化に伴ってどれくらい学級人数が減るのだろうか。専門的なことはよく分からないが、あまり少人数になるとグループ・ダイナミックスの面で問題があるということ、要するに集団としての活性に問題が出てくるとも聞いたことがある。