「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

大峰山

2012年05月07日 14時26分25秒 | 山歩き
 
 「大峰山」

  翌朝、残雪を踏んで八径ヶ岳の頂上へ登った。 一九一五米、近畿の最高点である。
  空はよく晴れ、大峰山脈の諸峰をはっきりと望んだ。

                                 深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。 

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 5/5(土)    晴れ。 (子供の日)

 やっと晴れました!  とは言っても今朝がたまでスゴイ強風(暴風)でしたが。

 ここまで来るにはちょっとした思いの変化がありました。
  
 一昨日の石鎚山登頂前の前夜の車中泊の出来事。 なんせ時間が余りあったのでお酒飲みながら地図を睨めっこ。
 当初、 剣山登頂後真っすぐ帰宅する予定だったのだが、、  「徳島から和歌山に渡れば大峰山と大台ヶ原にも行けるかも」 と。

 で、 それを実行した次第です。    (ピークハンターのそれについては、 後述する予定)

 まずはここから。。

 剣山後、 R438で一路徳島フェリー乗り場へ移動。   ここは初めて来る場所。
 

 ダメ元で行ったフェリー乗り場。 ちょうど1日に3往復の11時発のフェリーに乗れた。  これはとてもラッキーなこと。
 

 

 グッバイ四国、 ありがとう四国。    さっきまであの分厚い雲の中にいました。
 

 ハロー和歌山、 よろしく哀愁♪     えっ?  またしてもあの分厚い雲の中に突入します。
 

 ここから市内を抜けて目的の登山口まで延々150km、 酷路と思われるR309を走るため、念のため最後の GSでガソリン補給。
 
 四国の三桁酷道にも負けず劣らずのこのR309はホント厳しかったです。
 一歩間違えば遥か下の川に転落。 しかも夕方薄暗い中での走行、 大風&雨で少々不安になりながらの運転だった。

 で、やっと登山口着。 数台停まっていたので一安心。 ここで車中泊。  ここからも凄かった。
 ジムニーが大きく揺れるほどの暴風で。  風の音がゴーゴーとしてうず巻いている感じだった。
 帰宅してわかったことだがちょうどこの時間帯に北アで遭難が相次いだ模様。 わかる気がした。
 (全国的に低気圧が発達、 特に山間部はひどい状況。 その真っただ中に僕もいたようだ)

 そんな暴風をなんとかやり過ごし明けた5/5、 昨夜程の風は吹いていないがそれでもまだ強く吹いている。
 しかし空は青空になる気配、 ラジオでも好天の予報。  ということで登山決行した。

 橋を渡った右に登山口がある。
 
 

 最初は河原歩き、 そして尾根の急登になる。  今回初の本格登山、 安全無事慎重に登る。
  

 久しぶりに見る朝陽。
 

 やっぱ山は晴れに限る。

 急登を終え出合いに出た。   ここから稜線歩きに変わった。
 

 

 朝のうちは寒くて仕方なかったので合羽を着ながら歩いた。

 弁天の森という所へきました。
 

 ここでやっと大峰山脈最高峰の八径ヶ岳(左)と、 弥山(中央)が見え始めた。
 

 水芭蕉?  水仙??   の群落。
 

 聖宝の宿跡と言われる場所着。
 

 昨日弥山小屋泊した山ガールたちが朝一で下山していく。  女子二人で昨日の荒天の中登ったんだ、 スゴイなー
 

 この景色を待っていました。  (^^v
 

 弥山小屋着。
 

 見渡す限りの紀伊の深い山々。  見ている方向は高野山域です。
 

 弥山小屋裏手にある山頂へ向かう。
 

 弥山山頂。    奥社がありました。
 

 一度小屋まで戻り脇にある道を八径ヶ岳へ分け行った。

 こんな感じです。
 

 大峰山脈の最高峰の八径ヶ岳頂上着。
 

 高野山方向。
 

 そして登って来た長い尾根。
 

 (山容と登山経路は甲信ヶ岳に似ていた)

 下山時にすれ違う方たち。
 

 皆さん結構なご年齢の方たちばかり。  脱帽です。
 

 おお!!   なんかいいっしょ??  (^^v
 

 橋を渡ればゴール近し。
 

 登山口です。
 

 お疲れさまでした。
 

 「大峰山脈、 弥山と八径ヶ岳」     

 紀伊半島の山中は奥深くここに来るまでの道も険しかった。   また一つ良い想い出ができました。
 (昨年の台風豪雨で決壊崩壊した十津川、 吉野川流域です)

 以上です!

 (この後、 大台ヶ原へ向け約80km?を移動します)


 後記 ・・  十津川村には思い入れがある。 司馬遼太郎の街道を行く、に出ていた北海道にもある十津川地域。
        そことは姉妹地域です。 ここ奈良県から北海道へ移住した人々が開拓入村した場所。
        本を読んでからバイクツーリングで度々訪れた地域です。  (街道を行くは好きな本のひとつ)



剣山

2012年05月07日 07時33分59秒 | 山歩き
 
 「剣山」

  四国という不整長方形の二つの核心、西の石鎚山が山骨稜々として巌父的なのに対し、 
  東の剣山は豊かなふくらみを持って慈母的である。

                                 深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。 

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 5/4(金)    濃霧、強風。

 昨日の石鎚山を終え、徳島有料道路の美馬(みま)ICで降りR438で見ノ越峠へ。
 そこが剣山の登山口だ。  夕食に最寄りの食堂でビールと蕎麦を食べた後、無料駐車場で車中泊。

 夜中凄い風音でまたしても何度も目が覚めた。  ゴーゴーとホント凄い風音。 
 この天気大丈夫かなーと思いまた寝た。  (市街地は晴れているのに石鎚山といい剣といい山の上は超荒天)

 車中泊した2F立体無料駐車場、 1F屋根の下に駐車。 石鎚山と違いここは観光地化された場所で、周りには
 お土産屋や食堂、民宿等が立ち並んでいる。 登山というより、ハイキングに訪れる方が多い感じする場所だ。

 ガスガス天気と強風が吹いている。   
 

 回りのクルマを見ると皆さん準備中、 この天候を憂慮しゆっくり準備しているのだろう。
 そんな中、 僕だけ意を決してスタートした。

 駐車場から3分くらいの所のある登山口。    (リフトは往復1,800円、ここは普通に歩いて登る)
 

 雨は降っていないが相変わらず風は強い。

 様々なサイト(事前確認)で見たリフトの下を通過。
 

 

 キャンプサイト。    昨夜の風の中、 よく無事でした。  (風の通り道っぽいが)
 

 リフト降り場着。  (観光客はこのリフトでここまで来てその後頂上を目指す)
 

 全体図。
 

 いろいろなコースがあるようだ。  正にハイキングにはいい場所かもしれないと思った。
 僕は、 このリフト降り場の裏側からの直登コースを選び登った。  ただし尾根コースため風をモロに受けた。

 刀掛けの松という開けた場所にでた。
 

 ここの尾根を抜ける風は強かった。  写真だと分かりずらいが、ガスが右から左に凄いスピードで過ぎている。
 
 

 山頂ヒュッテ着。  ここは泊れる小屋です。
 

 この温度でも風が強いため体感温度はマイナスかもしれない。
 

 その風はこの上に行った吹きっさらしの場所に出たとたんにもっとスゴイことになるのは思いも知れなかった。
 

 ヒエー。。。   ロープに掴まりながら歩かないと飛ばされそうなすごい風が吹いています。
 

 慎重に進むと山頂らしき場所が見えてきた。
 

 剣山山頂です。
 

 自然保護のロープが張ってあるため標識下には行けずです。

 寒くて手が冷たく感覚無くなってきた、 ここに長居はできない。    
 
 5月の天気、 しかもここは四国。  でも山の上は5月といえども冬支度が必要だ。

 ヒュッテまで下りてきた。      山頂 ←→ ヒュッテまでは近い。
 
 この方たちは昨夜ここに宿泊したそうだ。

 刀掛けの松着。   ここもまだ風が強かった。
 

 リフト降り場着。  この辺りから風を遮られるようになってきた。  (樹林帯の中に突入)
 

 ガンバッテください。。
 

 もうすぐゴールだ。
 

 登山口無事着。
 

 そして駐車場へ。   
 
 
 結構広いPで、この時間ほぼ満車。  実は昨夜のうちに満車になったようだ。 
 でもあの細い超クネクネで道幅1台分しかなく、 断崖絶壁のR348を、 夜中に延々と1時間30分以上
 かけて上がって来るのはいい度胸してますよ、 皆さん。   (携帯電波も届かない、 自分はアマ無線機持参)

 着替えて出発です。   
 また酷道R438を徳島湾目指して下って行きます。  (昨日上がってきた反対方向へ下る)

 昨日上がって来た方向と登山口は左手、 これからは右手の徳島側へ下る。
 

 長い長いR438全線制覇です!!    

 ここも以前バイクで走ったことがあるのです。 その時の目的は剣スーパー林道制覇だったのだが、道(沢)を間違えてここに来てしまったのでした。
 その後R439、 通称 “ヨサク” を走り京柱峠を越え高知県へ抜けた。  そして坂本龍馬とご対面でした。

 「石鎚山、 剣山」   これにて終了です。

 今回は一気に登り走り抜けた感じで、 しかもガスで展望無しだった。 ここはじっくり腰を下ろし数日かけて
 回りたい山域だと思う。  次回来ることがあれば是非そうしたい。  リベンジ対象の山になりました。。

 バイクツーリングと一緒で、 四国フリークになりそう。。  
 走っていてスゴク面白い場所柄なんです。  (この感覚ってバイク乗りしかわからないかなー??)

 次回?のテーマ ・・  三桁酷道と登山とまたーりキャンプ旅。

 百名山四国編、 以上です!!



 

 
 
 

石鎚山

2012年05月07日 04時36分18秒 | 山歩き

 「石鎚山」

  わが国で古くから讃えられた名山の一つで、「日本霊異記」にその名が現れている。
  石鎚神のいます山としてあがめられ、まだ山岳が仏教の影響を受けない昔からの名山であった。

                                 深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。 

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 5/3(木)   小雨、 濃霧。

 昨夜誰もいない登山口近くの駐車場(昨日夕方に料金払い&車中泊了承済み)で車中泊。 
 20時頃には眠ったようだが夜半過ぎの屋根を叩く強い雨音で数回目が開く。    雨よ止め!
 もともと3日と4日の天気予報は雨なので仕方ないが、 それでも雨よ止め! の気持で再び眠りにつく。。

 そして待望の朝ー!     小雨っス。。 (泣)

 登山ルートは数カ所あるが、 ここはやっぱり石鎚山の表玄関口であるロープウェイコースを選んだ。

 始発は7時40分ため朝の支度はゆっくりできた。 それでもGWのため7時過ぎにはクルマを出て、
 駐車場から数分先にロープウェイ乗り場へ向かった。 すでに数人チケット販売を待っていた。

 

 皆さんTVの天気予報に釘付けの図。
 

 私は昨日のうちに下見をした時に切符も購入しておいたので並ばずに済み、 またしても一番乗りで乗車できた。
 
 出発。  上の駅まで7分で到着。  ガスで霞む・・。
 

 で、 前出の 「またしても一番乗り乗車」  だったのだが、 降車は一番最後になってしまった。 (笑)
 
 皆さんこの天候なのによく登ります。    って、 他人のこと言えないか。

 ロープウェイ下車後の皆さんは準備運動。  
 僕は事前に20分くらい散歩(散策兼ね)してウォーミングアップ完了していたのでそのままスタート。 

 

 ほどなくして成就という場所に到着。  ここには数軒の宿屋や食堂、神社が建っていた。
 

 左に曲がった所に登山口がある。
 
 
 念力で雨を止ませたが、 ガスガスのため景色は・・   BAD!
 

 このコースを選択したもう一つの要因は、、  石鎚山といえばこの鎖。  ここを登らずして石鎚山は語れない。 (笑)
 

 しかし雨で濡れて滑るので慎重に。。
 

 ほぼ垂直な壁が20メートル以上? あったかな。 
 

 2番手の方にモデルになってもらいました。  (この方は僕が鎖を登ったのを見て迂回路に行かず直登してきた)
 

 頂上には祠がありました。  そして下り、 こちらもほぼ垂直。   足の置き場が上からは見えず少々緊張。
 
 またしてもモデルになってもらいました。

 鎖場の後は稜線歩き。    この辺りは強風で寒かったです。
 

 登山道は1本道なので迷うことはありませんでした。
 

 

 ここのトラ路は慎重に。。
 

 石鎚神社到着。
 

 景色は全然でしたが、 それでも栃木から夜通し走ってここまで登って来られたことに感謝です。

 神社裏手にある頂上を示す鳥居。
 

 ガスが晴れるのをしばらく待ったが今日のこの天候は無理と判断し下山開始。
 
 頂上から南側にある、このガスの先にある峰が絶壁の天狗岳。  この状態では危険なため行くのを諦め下山。
 
 左右気持いいほどスッパリ。  そして見届け人いないためここはスッパリ諦めた。
 
 ああ、 宿題ができてしまったようだ。。     ええっ!?    (←会社勇退した暁の紅葉時かなーと)

 四国、 ここはお遍路さんが行脚する場所。  ここにも沢山のお遍路さんがいらっしゃいました。
 

 無事下山。
 

 

 成就を抜けてロープウェイ駅へ。
 

 下り時は少々晴れてきたか?
 

 到着です。    あの雲の中、 ずーっと右手方向に石鎚山があります。
 

 お疲れさまでした。。
 

 お土産屋さんがある場所にもPがあるが、自分はここに停めました。 昨夜は1台だけだったが今は満車です。
 


 “石鎚山”  これにて完了です。     ここまで遠かったがやっぱり来て良かったです。


 四国。  

 これで2度目の訪問です。  前回はバイクツーリングで来ました。
 あの時は石鎚スカイラインを快走爛漫したのですが山には登らずでした。 またあの時と同じ場所を
 再訪できて感無量です。 
  
 全国を訪れた以前のバイクツーと今の百名山廻り、 どこかで共通しているのかもしれません。

 これはぁ、、   今から走るR348(以前走った三桁酷道(国道))と明日登る予定の剣山も楽しみだ。

 以上です!



四国&紀伊半島山行ダイジェスト

2012年05月06日 00時39分21秒 | 山歩き

 先ほど紀伊半島は奈良県の熊野山中より無事帰宅しました。

 まずはいつものとおりダイジェスト版でまとめてみました。 (笑)

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 今回の山行は四国名峰、 石鎚山と剣山を登りに行って来ました。

 予てからの天気予報どおり、 石鎚山と剣山は強風ガスガスでした。

 5/2(水)  これから一気に四国を目指す。   (四国はバイクツー時から2回目 & 一気走りはお得意様)
 

 午後に愛媛県着。  登山口手前40kmの最後のスーパーでビール仕入れ登山口まで走り車中泊。

 5/3(木)  強風ガスガスの中、 石鎚山登頂。
 

 5/4(金)  同じく強風ガスガスの中、 剣山登頂。   (ホントここは立っているのがやっとの暴風だった)
 

 ここで帰る予定だったが以前バイクで走ったコースと時間軸を思い出し、  「んんっ?  和歌山に渡っちゃう?」  と。。

 急遽徳島からフェリーで和歌山へ。   そして今回の予定になかった紀伊半島の百名山、 八径ヶ岳と大台ケ原へ。
 (せっかくこの地域にいるので(後日再訪時の高速代が勿体ない)、  一気に登っちゃうかなー と)

 昨夜は超低気圧のためかR309の道は恐怖におののき、 やっとの思いで着いた登山口ではジムニーがグラグラ
 揺れるほどの暴風(風音も凄かった)。  そして揺れる車内でグッスリ熟睡できるハズもなく・・。

 5/5(土)   4時起床、 風は昨夜程強いが昨夜ほどのことはない。  明るくなった時間帯出発。

 八経ヶ岳登頂。
 

 下山後一気に移動し大台ヶ原へ移動。

 大台ヶ原登頂。
 

 この後、 紀伊半島の深い山中から一気走りで帰って来ました。  (高速手前でGS補給後一気走り)
 朝4時起床後大峰山脈最高峰の八経ヶ岳登頂後、 大台ヶ原へ移動し登頂、 そしてそのまま奈良県から一気帰り。

 ジムニーくん、 お疲れさまでした。。

 ただいまー
 

 4日ぶりの風呂に入りよく冷えたビールを飲みながら明るい部屋でTVのありがたみを感じながら余韻に浸っております。

 って、  この普通さが安全無事に帰って来られた証ですね。。

 おーしっ、、   今夜はいつもの煎餅布団で思いっきり足を伸ばして寝るゾー (笑) 


 PS : クルマ運転中ずーっと自分の体が臭うこと臭うこと。   田舎の香水より勝ってたかも。  (爆)
      同時に、 先週の唐松岳で日に焼けた顔の皮がボロボロに剥けクルマの中 も、たーいへーん。   


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雨の中

2012年05月01日 20時13分28秒 | 徒然

 5/1(火)   曇り雨。

 GW中日の本日は会社で仕事でした。   とほほ。。  

 で、 明日一日休暇をもらい西方面へ遠征してきます。

 でも天気予報は明日から雨模様、 所によりドシャ降りか!? 

 今のうちから雨降りだとわかって行動すれば落ち込みも少なくて済むか。

 ま、 仕方ない、   たまにはいいかと・・。


 「春雨じゃ、  濡れて登ろう」    


 そんでば、 行って来やす。 

 (予定では金曜夜中(土曜)?の帰宅です)