「大峰山」
翌朝、残雪を踏んで八径ヶ岳の頂上へ登った。 一九一五米、近畿の最高点である。
空はよく晴れ、大峰山脈の諸峰をはっきりと望んだ。
深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。
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5/5(土) 晴れ。 (子供の日)
やっと晴れました! とは言っても今朝がたまでスゴイ強風(暴風)でしたが。
ここまで来るにはちょっとした思いの変化がありました。
一昨日の石鎚山登頂前の前夜の車中泊の出来事。 なんせ時間が余りあったのでお酒飲みながら地図を睨めっこ。
当初、 剣山登頂後真っすぐ帰宅する予定だったのだが、、 「徳島から和歌山に渡れば大峰山と大台ヶ原にも行けるかも」 と。
で、 それを実行した次第です。 (ピークハンターのそれについては、 後述する予定)
まずはここから。。
剣山後、 R438で一路徳島フェリー乗り場へ移動。 ここは初めて来る場所。
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ダメ元で行ったフェリー乗り場。 ちょうど1日に3往復の11時発のフェリーに乗れた。 これはとてもラッキーなこと。
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グッバイ四国、 ありがとう四国。 さっきまであの分厚い雲の中にいました。
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ハロー和歌山、 よろしく哀愁♪ えっ? またしてもあの分厚い雲の中に突入します。
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ここから市内を抜けて目的の登山口まで延々150km、 酷路と思われるR309を走るため、念のため最後の GSでガソリン補給。
四国の三桁酷道にも負けず劣らずのこのR309はホント厳しかったです。
一歩間違えば遥か下の川に転落。 しかも夕方薄暗い中での走行、 大風&雨で少々不安になりながらの運転だった。
で、やっと登山口着。 数台停まっていたので一安心。 ここで車中泊。 ここからも凄かった。
ジムニーが大きく揺れるほどの暴風で。 風の音がゴーゴーとしてうず巻いている感じだった。
帰宅してわかったことだがちょうどこの時間帯に北アで遭難が相次いだ模様。 わかる気がした。
(全国的に低気圧が発達、 特に山間部はひどい状況。 その真っただ中に僕もいたようだ)
そんな暴風をなんとかやり過ごし明けた5/5、 昨夜程の風は吹いていないがそれでもまだ強く吹いている。
しかし空は青空になる気配、 ラジオでも好天の予報。 ということで登山決行した。
橋を渡った右に登山口がある。
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最初は河原歩き、 そして尾根の急登になる。 今回初の本格登山、 安全無事慎重に登る。
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久しぶりに見る朝陽。
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やっぱ山は晴れに限る。
急登を終え出合いに出た。 ここから稜線歩きに変わった。
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朝のうちは寒くて仕方なかったので合羽を着ながら歩いた。
弁天の森という所へきました。
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ここでやっと大峰山脈最高峰の八径ヶ岳(左)と、 弥山(中央)が見え始めた。
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水芭蕉? 水仙?? の群落。
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聖宝の宿跡と言われる場所着。
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昨日弥山小屋泊した山ガールたちが朝一で下山していく。 女子二人で昨日の荒天の中登ったんだ、 スゴイなー
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この景色を待っていました。 (^^v
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弥山小屋着。
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見渡す限りの紀伊の深い山々。 見ている方向は高野山域です。
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弥山小屋裏手にある山頂へ向かう。
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弥山山頂。 奥社がありました。
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一度小屋まで戻り脇にある道を八径ヶ岳へ分け行った。
こんな感じです。
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大峰山脈の最高峰の八径ヶ岳頂上着。
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高野山方向。
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そして登って来た長い尾根。
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(山容と登山経路は甲信ヶ岳に似ていた)
下山時にすれ違う方たち。
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皆さん結構なご年齢の方たちばかり。 脱帽です。
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おお!! なんかいいっしょ?? (^^v
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橋を渡ればゴール近し。
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登山口です。
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お疲れさまでした。
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「大峰山脈、 弥山と八径ヶ岳」
紀伊半島の山中は奥深くここに来るまでの道も険しかった。 また一つ良い想い出ができました。
(昨年の台風豪雨で決壊崩壊した十津川、 吉野川流域です)
以上です!
(この後、 大台ヶ原へ向け約80km?を移動します)
後記 ・・ 十津川村には思い入れがある。 司馬遼太郎の街道を行く、に出ていた北海道にもある十津川地域。
そことは姉妹地域です。 ここ奈良県から北海道へ移住した人々が開拓入村した場所。
本を読んでからバイクツーリングで度々訪れた地域です。 (街道を行くは好きな本のひとつ)