「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

谷川岳

2007年09月30日 17時58分20秒 | 山歩き
9/28(金)谷川岳に登ってきました。
2:30実家発、R50~渋川~水上経て
5:00西黒尾根登山口下にある駐車場着、この時期真っ暗。
おにぎり朝食、ストレッチ、準備などするうちに明るくなる。

6:10西黒尾根出発。


最初は樹林帯の急登、電力鉄塔を過ぎグングン高度を稼ぐ。
7:30展望のない樹林帯を抜け尾根に取り付く、天まで昇る感じ!
初めの鎖場を慎重に登れば右手にマチガ沢、左手奥に天神平が望める。




ラクダの背を過ぎればこの先ヤセ尾根の核心部。
左右(特に右のマチガ沢側)が綺麗に切れ落ちている、ゾクゾクだぜい!
前にも後ろにも誰もいない、落ちても見届け人不在、気を付けよう。


鎖下は落ちたら昇天間違いなし、この緊張感がたまらない。
見下ろしているのでここではすぐ左側がマチガ沢への崖。


双耳の頂上が見えてきた、あと少しの頑張りだ。
でもまだまだ続くよ岩肌帯、この岩滑るのなんのって。
雨の西黒尾根は非常に危険、上級者以外は絶対に慎むべき。


頂上まであと一息、天を仰ぐケルンは気持ちいい。


9:40トマの耳登頂。 (下から見ると左に見える頂き)


もうひとつの頂き、オキの耳を眺め、そして移動する。


トマ、オキ中間地点より登ってきた西黒尾根を振り返る。
(ここからの眺めは白毛門、武尊山、至仏山、圧巻である)


谷川岳頂上、オキの耳登頂。


1時間以上も貸し切り状態。おにぎり食べたり回りの山容楽しんだり、
一ノ倉沢を覗いたり、奥の院にお参りしたりで計2時間はいました。

一ノ倉沢を上から見下ろす。 高度感抜群! 
ここでタオルを振った、下の駐車場にいる望遠鏡おじさん気付いてくれたかな?


一ノ倉沢駐車場望遠。


隣りのトマの耳に登山者たちが登ってきた。


あんな端にいて危ないなー 落ちるなよ~
って、向こうもこっち見てそう思ってるだろう。


後ろを見やれば遠く平標山まで続く縦走路が綺麗に延びている。
視界限界うっすら見えるは、みつまたかぐらスキー場のゲレンデ。


富士浅間神社奥の院に、登りの感謝と下山の安全を祈願する。


新潟側から吹いてくる風が変わってきた感じがする。
少し湿った風、上空ではあっと言う間に雲が湧き上がる。
小1時間はいたかな、そろそろ限界か、引き上げよう。

トマの耳まで引き返しオキの耳を振り返る、もうガスの中だ。


下山開始してすぐに肩の小屋着。
売店、100円トイレなどがあり休憩も可能。
だが自分は写真撮って通り過ぎさっさと下った。


天狗の溜まり場から下方に見える天神平。


熊穴沢避難小屋通過。



田尻尾根コースとの分岐通過。
田尻へ下れば西黒尾根下方へ行けクルマを置いたPまで近いが
この空模様(黒い雲出てきた)、近先を急いだ方が得策と判断。


ここまで休みなしでの下山、いきなり目の前がぽっかり開いた。


ここで一気に力が抜ける、無事終了である。
誰もがそうだと思うが、ゴールが見えた瞬間の居心地の良さ、
満足感、充足感、そして何よりもう歩かなくていい安堵感。
はたまた逆にあと少しで終わってしまう物足りなさ・・

でもやはり 「無事下山」 が一番の目的。


1時間20分で無事下山完了。
しばらくベンチに座り、雨雲に覆われた頂上をぼんやり眺めていた。
(この放心状態が本日で一番の幸せな時間だったりして)


片道切符を購入(1,200円)し、あっと言う間に下界へ。
途中左手奥に見えた西黒尾根が遠い昔のような気がしてならなかった。


西黒尾根上には真っ黒な雨雲が・・  あそこにいたのか。。


“湯テルメ谷川” 登山後の温泉は毎回ここで決まり!
(登山、ラフティング、渓流釣りたち御用達の温泉)


湯上りほっこりまったり時間・・ 熱いお茶が疲れた身体に染み渡る。



硬い登山靴からやっと開放された素足に日本畳が心地いい。

「ありがとう谷川岳」

次回?は、の~んびりと一ノ倉沢の紅葉を見に来るかなぁ、、 ね。