受話器をとると、
「kasai警察ですが」
と落ち着いた声。
「今、〇〇銀行で事件が起こって、
行員の〇〇さんと△△さんからあなたの名前が出たのですが、
心当たりはありませんか?」
「いいえ、知りません。会ったこともなく、まったく心当たりありません」
と言うと、
「おうちの方にも聞いてみてください。大きな事件なので」と。
その後、暫し電話は切れてしまった。
なんだかおかしい。
即、110へ問い合わせの電話をすると、
「~~、kasai警察の者をすぐ、向かわせますから、~~~」
「いえ、実際に警察の方が、家に電話をしたのかどうか、
確認したいだけですから」
k警察から電話をしてもらうことになった。
「k警察の〇〇です」と
「今まで宿直でずっといましたが、そのような事件も、
こちらから連絡したこともありません」と。
銀行詐欺の手口で、受け手がちょっとボケていたりしたら~~、
色々言ってくるんだろうな・・・と。
「こちらではまだその被害は出ていませんが~~
他所ではあるようです。
気を付けてください」
――昨日のできごとでした。