まあ、なんて健康優良児なこと!
毎年一番に花を咲かせる白木蓮です。去年は前年に剪定されたためか、今ひとつ勢いがありませんでしたが、今年の充実しようといったら、すごいでしょう?!
こんな蕾がいっぱい。もうすぐ豪華なシャンデリアが樹冠を覆います。
放っておいたら15メートルくらいにも大きくなる木。道ぞいの家の庭にあるこの木は、何年かおきに大きくばっさり伐られています。
よく公園や街路樹に植えられているユリノキや泰山木も同じモクレン科で、大木になります。
”たくさんの白い小鳥”と喩えた友はお元気でしょうか。
この枝と同じ色した赤茶色の蕾が・・・
真っ白に変身したからと言って
なんの文句もありません。
小梨の花だって、蕾はピンク。
カイドウは、蕾の色のほうが鮮やか。
梨の花も、「せめて見れば(よくよく見れば)
はなびらの端におしゃれな淡紅色が
見えるようだ」
と、清少納言さん。
そうそう、
羽衣ジャスミンもたしか変身組でした。
それで、
この赤茶色の蕾が、
雪のように真っ白に咲きたい
と思ったからって、ね・・・♪~
(ユキヤナギ)
園芸店でツリガネカズラを見つけました。
ついこの間、中川土手で養生してあるこの植物を見たばかり。
ほら、あのカレーの匂いのする花。カレーバインのことですよ。
今頃出回っているとは思いませんでした。
あとひとつの見っけものは、オレンジ色のシャクナゲ。
これがシャクナゲだなんて信じられない!
めしべの先が黄緑です。
宝石みたいな花。
明るい予感に満ちた花色。すこし大ぶり
ですが。
名前は忘れた・・・済みません、これから
調べます。
♪・・調べました・・
マレーシアのシャクナゲ。
ビレア・・・シンブ サンセット。
「シンブ」 の意味はよくわからないけれど、
サンセットは、納得です。
熱帯の高山に咲く。春と秋に花をつける、
二季咲きだそうです。
右はふつうのシャクナゲ

いつから植えられていたのでしょう。
いつも歩いている反対側なので、気がつきませんでした。
なんとうれしきこと。
想像していたのよりもずっと鮮やかで美しい。
みんながこぞって愛でるわけがよくわかりました。
カンヒザクラ(寒緋桜)をすこし淡くしたよう。花も大き目です。若木なので、来年も楽しみです。
思いがけなくも一足早い桜に出会えて、ラッキー。

友人から福袋を貰いました。いえ、お正月じゃありません。ついこの間のこと。
昔少女のひな祭りをしたときに、
「ハイ、これ我が家の福袋よ」
とさりげなく渡してくれました。
到来物の紅茶のティーバッグや小袋のお茶、塩、北海道直送のデンプン(片栗粉)、食用油等々、
”今日からすぐ使えるお役立ちもの”
の親身なニュアンスがあって、
けっして買えないうれしい福袋でした。
そういえば、故郷の母から貰った小包も、うれしい福袋だったのだ、と思い出します。
フキ味噌やブルーベリージャム、トトキ、ウド、クリなど、季節によって山のものも入っていて。保存が効くように酒粕に漬けた塩鮭の切り身までが入っていましたっけ。
当時、姉弟たちで都会に暮らしていた私たちは、お礼状すら書かず、ついには返信はがき同封で来たことも。
小包着いた と、文面に一行。
差し出し人の住所・名前を書いて投函すればよいだけにしてありました。
あふれるような福をたくさんもらっていたのに、なんと情けない子どもたちだったでしょう。
「あんたたちからは、手紙をもらうのに、私はさっぱり返事が書けなくなってしまって」
と、94歳の母からの電話。
ケアハウスに暮らす母に、今度は私たちが福袋を届ける番です。
友人のくれた福袋。心のお福分けもいっぱい詰まっていたのでした。