YASUKOさんのホームページで、ズミの花を見ました。
昔は、軽井沢の山野には山ほど(!)あったバラ科の落葉高木で、
私たちは、コナシ(小梨)と呼んでいました。
つぼみのときは濃いピンクで、咲くと、真っ白い花が樹冠を覆いつくします。
<90歳・Umeさんの軽井沢物語>にも、”千ヶ滝桜”ともいわれる小梨の木を、
切り倒し、開墾していく場面があります。
ごくごく小さなサクランボウのように生る、甘酸っぱい実は、秋になり、霜にあうと、いっそう甘味を増します。
欠食児童の山の子たちは、こぞって木に登り、小鳥たちの上前をはねたものです。(本来は、小鳥たちの食べ物なのでしょう。大きさから見ても。)
そんな恩恵を受けたにもかかわらず、この小梨は、子どもたちに、
「たいした木じゃない」と、疎まれていました。
どこにでもあったし、木に登って実を採るときに、枝にいっぱい付いている細い棘のような小枝(?)が手を傷めるので、邪魔で実が採りにくいという理由から。
(あっぱれ、バラ科の面目躍如!)
しかし、勝手ですねえ。周りにたくさんあるうちは、邪険に扱い、
開発で、自然が失われてはじめて、その存在の尊さに気づく。
『残念!』
小梨が、その白い花で軽井沢の山野を飾る頃、ぜひ、会いに行きたい。
☆ *ズミ――樹皮を、黄色染料につかったことから → 染(そ)み →ズミ
の名に。姫カイドウ、小リンゴの別名も。
●山口県の女性医師の方の、とっても素敵なホームページ。
エッセイ、山野草のデジカメ写真ほか。
(信州の花 その3 に、ズミの花が出ています。)
2004年10月3日 (日) | ありがとう |
********** 病院食では不足している、生野菜や果物が欲しいと聞いていた。 同じ部屋の方にも配るので、ミカンのほうが扱い易いし、・・・と思ったが、 目先の変った、無花果をもっていった。 食欲のなかった母も、進んで食べ、お部屋の方にもよろこばれた。 部屋にいなかった人のサイドテーブルに無花果をのせて置いたら、 それを見たクダンの看護婦、 「まあ、いまさら女性ホルモンなんか補充して、どうすんのよ」 と高らかに言い置いて出ていった。 ベッド周りで,母にいろいろやっているとき、隣のベッドのNさんと一緒に、ほかの看護婦さんがきて、椅子を置いていった。 「Nさんが椅子を持っていこうとしていたので」と、持ってきてくれたのだ。。 私も先ほど椅子を持ちにいったが、あいにくなかったので、 あきらめていたのだった。 自身が歩くのも歩行器を頼って廊下を歩いているNさんなのに、私のために椅子を探しに行ってくれたなんて・・・。そのお心遣いがありがたく、申しわけなくて、 「ありがとうございます」 と、心から頭をさげてお礼を言った。 |
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