「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

カラスビシャク

2007-06-26 | 葛西スケッチブック

去年と同じ集合住宅のツツジの植え込みの中で、
ことしも、カラスビシャクを2本見つけました。
見知らぬ都会の片隅で、毎年、健気に花を咲かせます。
ほかの植え込みの中も探すと、ところどころに生えていました。
   
カラスビシャクは、半夏(はんげ)と呼ばれる、山や畑などに生えるサトイモ科の多年草。塊茎は、半夏湯(はんげとう)という生薬になります。
もともとは山道や畑に生える植物ですが、軽井沢では見たことがありませんでした。こちらに来て、何十年も後に、初めて知りました。
今、ここにあるのは、よそから運ばれてきた造成用の土の中に、塊茎が入っていたものでしょう。ほかで見る画像よりも、仏炎苞が特に濃い暗紫色をしています。
これも、カラスの名を冠す由来のひとつかも。

       
マムシグサやウラシマソウに似た形の仏炎苞は、彼らに比べたら、超ミニミニ版で、長い葉柄の中頃や葉の付け根には、小さなムカゴをつけるそうです。
今年はそれらをじっくりと観察してみようと思います。

          

ハンゲといえば、以前、小さな集まりがあったときに、友人がお茶を点ててくれたことがありました。
そのときの茶花は、半夏生(はんげしょう)でした。
似た名前でも、こちらはカラスビシャクではなく、ドクダミの仲間の植物。花の咲く頃、、葉の表面が白い色に変わるのが印象的です。白化した葉は、夏頃にまた、緑に戻ります。
               
ハンゲ(カラスビシャク)が生える頃、花を咲かせるので、ハンゲショウ(半夏生・ドクダミ科という名なのだそうです。
ああ、ややこしや~  

コメント (5)
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