黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

東京ノスタルジア:本郷 #01

2011-11-20 02:39:24 | 東京 URBEX
父親が手術のために東京医科歯科大学病院へ入院した。
そのおかげというか流れで、お茶の水を中心に、
本郷やら神田やらを散歩する事が多かったので、
その辺をアップしようと思います。
といっても画像ネタはかなり以前に訪れた時のものを中心に。

まずは本郷から。

本郷には、
オープロジェクトのDVDを数多く発売して頂いている日活さんがあるので、
打ち合わせ前に時間のある時等はたまにぶらぶらしていますが、
東大本部キャンパスを中心に、
文京の香り漂う、レトロな町並みが印象的です。



まずは腹ごしらえということで、
東大赤門の向かいにある
大正3年創業の老舗「万定フルーツパーラー」
建物は昭和3年築というだけあって、
看板建築の使用にアールデコの影響が感じられます。







現在はカレーがメインメニューのカフェになっています。
おすすめの黒カレー。
この時は、軍艦島で沢山お世話になった小島隆行氏が、
たまたま東京に来ていた時で、
東京の下町を見学したいということだったので、
一緒に散策したのを思い出します。







昭和初期からずっと使い続けているというレジ機は、
もはや昭和遺産級の趣です。









もう一軒は、やはり赤門の向かいにある、
「COFFEE こゝろ」
店が入居する建物も、鉄筋の長屋風で趣がありますが、
これは実際に行ってご覧になってください。
最初に本郷を訪れたときに、
本当は万定へ行きたかったのですが、閉まっていたので、
店の名前に惹かれてこの入りました。







入ってよかったと思ったのはこのメニューです。
「ウインナーライス」と品書きにあったので、
お店の人に一応どんなものか尋ねてから頼みましたが、
要はソースで炒めたウインナーとキャベツがけご飯です。
出てきた時は驚きましたが、
食べてみると、これがB級でイケます。
ウインナーが赤いのがいいですね。







店内は西東京で多く見かける、
昭和レトロを意識した内装ではなく、
正真正銘昭和のままです。
唯一有線から流れる小室奈美恵が、
平成の時を感じさせてくれるだけです。
かなり昭和へタイムスリップできますので、
是非いってみて下さい。





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2 Comments

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▼Nylaicanaiさんへ (KLO @ 廃墟徒然草)
2011-11-21 20:18:47
最近、支那そばとかナポリタンとか、
昭和な食べ物がちょっと気になります。
そんな中でもウインナーライスは、
なかなかお目にかかれないと思うので、
本郷へお越しの際は、お試しくだされ。

手術の事、お気遣いありがとうございます。
術後、だいぶ安定して来ましたので、
大丈夫だと思います。
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Unknown (Nylaicanai)
2011-11-20 21:41:57
ウインナーライス、良さげですな。
ちなみに、野方には「ウインナーフライ定食」があります。
http://nylaicanai.blog.so-net.ne.jp/2010-03-22-1

手術、大儀でなければよろしいのですが……
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