黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」開催

2017-11-05 16:54:26 | 東京 URBEX
2017年秋、東京街歩きの第三弾。
「『東京ディープツアー』著者とゆく、
東京中野 平成の異空間で呑み散歩」を催行。


TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

第三弾は、中央線の中野駅界隈を巡るツアーです。
前回アップした高円寺同様、都内きってのサブカルシティ中野。
「まんだらけ」の進出により、コミック文化の色が濃い中野ですが、
中野の魅力は、それだけではありません。
中野生まれで中野育ちの私、黒沢が、
マニアックな中野の魅力をご案内します。






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

中野散策のスタートは、
南口の駅前に蜃気楼のように遺る公社中野駅前住宅。
現存では珍しい1951(昭和26)年築の公営アパートは、
戦後すぐの住宅事情を今に伝える貴重な建物。
当日は、部屋の内覧も予定しています。






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

駅前住宅の見学の後は、北口へ移動。
駅前から伸びるサンモール商店街と、
それに続くブロードウェイを中心に、
その周辺にアリの巣のように広がる路地の数々を散策。
特にブロードウェイ近くの中野新仲店商店街は、
時の止まった空間を演出する広場付商店街。






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

そして、新仲店商店街の最奥に聳えるのが、
中野で最もディープゾーンといわれる「ワールド会館」
かつてホテルで開業し、今は所有者不在のまま、
商店の自治で存続している飲食店ビル。






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

中野の街をひとまわりしたら、
次は中野の魔窟ともいえる「中野ブロードウェイセンター」へ。
地階から四階が商店施設、五階以上居住施設の複合ビルで、
創建時は先進的なビルとして話題になりました。
開業50年が経つ現在、今でも開業時の店舗が幾つも軒を連ね、
まさに昭和で時が止まった空間を演出しています。
画像は、今でも演歌カセットを中心商品にする二階の「名曲堂」






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

ブロードウェイの地階もまた、
開業時からの店が多く軒を連ね、
その混沌っぷりは半端ありません。
画像の“肌着”専門店の「コマストア」や、
激安惣菜ショップの「ザックザク宝屋」
そして8段積みソフトクリームで有名は「デイリーチコ」など、
並ぶ店舗は強者ぞろい。






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

四階は開業時からオフィスやクリニックが多く入店するため、
三階までの喧噪とは裏腹に、
開業時から静けさ沁みわたるエリアでしたが、
最近では「まんだらけ」や「ジンガロ」(三階に入店する村上隆のカフェ)
の事務所がとんでもないことになっています。
かつてのシャッター通りも異空間でしたが、
現在の四階もまた、不思議な異空間です。






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

ツアーの後半は、中野の路地裏酒場ではしご酒。
中野の北口にアリの巣のように広がる路地には、
無数の酒場が密集し、
夕方から夜にかけて、最も中野の魅力が全開になります。
新旧の店舗が入り乱れる三番街は、
まさに赤提灯とバックライト看板の宝庫。






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

狸小路とよばれる路地は、
夜ともなると、温泉地の歓楽街のような雰囲気になります。
かつて中野に唯一あったディスコ「route728(ルートナニワ)」があったのも、
この狸小路です。






TABICA「東京中野 平成の異空間で呑み散歩」

そして北口飲屋街の奥座敷にあるのが「昭和新道」。
その名の通り昭和の風情がガッツリ漂う懐かしの呑み屋路地。
こういった昭和の路地裏飲屋街で、
はしご酒をしていきたいと思います。

ディープな中野を楽しみましょう。

【開催日】

2017年 12/29 (土)

【時間】

15:00〜16:30  (中野散策)
16:30〜21:00頃 (中野はしご酒)

【参加料】

2,400円 ※飲食代は各自別途(約4,500円)

【お申し込はこちら】↓

【DEC. 09, 2017】
『東京ディープツアー』著者とゆく、 東京中野 平成の異空間で呑み散歩



【提供】

TABICA


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