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うまさいと

お馬さんは好きですか?

ひきこもり卒業への第一歩。

2005-01-23 02:51:47 | 競馬
ということで、現在巷で大人気の「ひきこもりスプリンター」ことSilent Witness(精英大師)について。とにかく速くて強いわけですよ。このお馬さんは。

3-3/4 , 2-1/2 , 3/4 , 1 , 3-3/4 , Nose , 2-1/2 , 1 , 2-3/4 , 2-1/2 , 2-1/4 , 1 , 1-3/4という着差が示す通り、大概は危なげの無い勝ち方。他馬とはモノが違う、という感じだろうか。Noseを勘定に入れなければ(差無しとすれば)平均で2着馬を1.96馬身、つまるところ約2馬身離している。勿論、この計算には何の意味も無い。ちなみに、3戦目からは単勝1倍台が続いている。それも凄い。

一応戦績を並べてみると

02/12/26 Hennessy H.(HK T1000m)
03/1/19 Mastermind H.(HK T1200m)
03/2/23 Gay Eighties H.(HK T1000m)
03/3/23 Sound Print H.(HK T1200m)
03/6/7 Sha Tin Vase(HK Gd2 T1000m)
03/10/11 Sha Tin Sprint Trophy(HK Gd3 T1000m)
03/11/22 International Sprint Trial(HK Gd2 T1000m)
03/12/14 Hong Kong Sprint(HK G1 T1000m)
04/2/1 Bauhinia Sprint Trophy(HK Gd1 T1000m)
04/3/13 Centenary Sprint C.(HK Gd1 T1000m)
04/4/25 Chairman's Sprint Prize(HK Gd1 T1200m)
04/11/21 International Sprint Trial(HK Gd2 T1000m)
04/12/12 Hong Kong Sprint(HK G1 T1000m)

といった感じ。着順を書いてない理由は説明するまでもなかろう。

国内G1(Gd1と表記)と国際G1(G1と表記)を合わせて全部でG1を5勝しているわけなんだけども、その5戦に限ると、実は最初の2戦の3着馬と、あとの3戦の2着馬は全てCape of Good Hopeだったりするわけで。Cape of Good Hopeもさすがに嫌気が差して豪州遠征したんだろうなぁという気がする。ここまで来るともう可愛そうになってくる。差し詰め「テイエムオペラオーに対するメイショウドトウ」みたいなものか。こちらは日本の様に逆転は有り得るんだろうか。というか、Cape of Good Hopeは豪州遠征の後はどうするんだろうか。やはりあれか、昨年同様英国遠征になるのか?

話題が逸れた。さてこのSilent Witnessなんだが、今日のBauhinia Sprint Trophyに出走予定。過去の勢いはもう見えないFirebolt、最近好走が続いているPlanet Ruler、前走大敗もInternational Sprint TrialでSilent Witnessの1馬身差の2着にまで迫ったAble Prince、A・Cruz厩舎3頭出しのMultidandy , Country Musicはこの路線で堅実に勝ち星を稼いでいるし、General Kingyも成績を見るともう一つな感じ。この7頭では、Silent Witnessの牙城は揺るがないと見られているだろうなぁと。

Silent Witnessの父方の祖父はConquistador Cieloだし、母方の祖はStar Kingdomだし、距離を伸ばしてみても面白いかな、とは思うんだが。16連勝達成(つまり香港スプリント三冠制覇)後は安田記念参戦プランもあるようだけど、本当に来るのかな?名誉を狙うなら夏の英国遠征に懸けるだろうけども。セン馬なので種牡馬としての価値を考える必要性は全く無い。とすると、単純に「金か名誉か」という、大変わかり易い選択になる。そういえば豪州の春シーズン(北半球で言えば秋になるのか)への遠征もあるかもしれないらしいし。

いや、安田記念後に英国遠征、その後豪州遠征というとんでもない夢を一人で期待していてもいいだろうか。そのあかつきには「ひきこもりスプリンター」から「ひきこもり卒業スプリンター」とでも改名しようか。妄想は膨らむばかり。


ここできっちりSilent Witnessが香港スプリント三冠の二年連続完全制覇への一冠目を奪取するのか。はたまた何か波乱が起きるのか。どうなるだろうねぇ。