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コロナ後遺症は本当にあるのか?・・岡田先生のサイトより転載

2023-05-13 11:15:57 | 岡田先生の本要約

岡田正彦先生が、8日の記事に興味深いものを挙げておられました。

勝手に転載です。

要約は下につけます。

・・・・・・・・・・・・転載開始・・・・・・・

Q コロナ後遺症は本当にあるのか?

 新型コロナウイルスに感染したあと後遺症で悩まされている人が多い、とのニュースが続きました。いまさら、なぜ不安を煽るような報道がなされたのか? 「だから、これからもワクチンを打って予防しなさい」とでも言いたかったのでしょうか?

後遺症に関する学術調査が、ノルウェーを中心にした欧州5ヵ国の共同で行われ、結果が発表されました(文献1)。信頼性が高いと判断し、概要をまとめてみました。

対象は、PCR陽性で、発熱などの症状が認められ、かつ入院するほどではなかったという12~25歳の人たちです。まず15万人を超える人たちを調べ、何らかの理由で同意が得られなかったり、予定した検査ができなかった人たちを除外し、最終的に382人について詳細な分析が行われました。比べた対象は、同じで基準で選ばれた非感染者85人です。

追跡は、発症後6ヶ月間にわたって行われ、その前後、血液検査を中心に78項目に及ぶデータが集められました。検査の内容は、病院であまり行われない専門的なものが多く、当ホームページで紹介したインターフェロン、インターロイキン、活性化T細胞なども含まれています。

さまざまウイルスの抗体価も当然、測定されました。体の不調が、新型コロナ以外の感染によるものだったかもしれないからです。さらに脳の細胞にダメージがあったかどうかを調べる分析も行われました。

また全員に対し、病歴、家族の病気、服用中の薬、喫煙の有無、運動習慣、親の職業(収入)、新型コロナに何回感染したかなどのアンケート調査も行われました。

その上で、「疲れやすいか」、「運動後の不調」、「睡眠障害」、「痛み」、「不安感」、「うつ気分」などの訴えについて、国際規格の手順書に従った聴取が行われ、点数化されました。

結論は明快でした。6ヵ月後、これらのデータをすべて組み込んで統計分析を行ったところ、
新型コロナに感染した人たちと、感染しなかった人たちの間で、症状に差はなかったのです。

いったい、どういうことだったのでしょうか? コロナに感染した人は、6ヵ月後、確かに約半数の人が何らかの体調不良を訴えていました。しかし、その割合は感染しなかった人でも同じだったのです。つまり、それまでに抱えていた喘息やアレルギー、胃腸、内分泌、脳神経、生殖器などの疾患、あるいは、うつ病など心の病の影響が主な原因であり、「コロナ感染のせいではない」という分析結果だったのです。

特記すべきは、免疫機能などを測る専門的な検査の数値が、本人が申告した自覚症状と、まったく関係していなかったことです。

自覚症状の原因を辿るのも簡単ではありません。たとえば、息切れや記憶力の衰えが、コロナの後遺症だとして語られています。しかし誰でも、年齢とともに、このような症状を感ずるようになるのは自然なことです。とくに疲労感は、問われれば誰にも覚えがある症状です。その昔、小学生の悩み事についての調査が行われ、圧倒的に多かった答えが「最近、疲れる」だった、という話もありました。

統計分析は、非常に厳密な条件のもとに行われ、ほかに類をみないほどなのですが、2022年にフランスで3万人近くを対象にして行われた調査(文献2)とも、結論が一致していますので、信頼性はいっそう高いと判断されるのです。

   

この調査が示してくれた、もうひとつの大切なことは、コロナ禍のストレスが万人の心を蝕んでいたことに加え、「運動不足」と「孤独感」が(感染の有無と関係なく)体調不良をもたらす最大の因子になっている、との指摘でした。

【参考文献】
1) Selvakumar J, et al., Prevalence and characteristics associated with post-COVID-19 conditon among nonhospitatlized adolescents and young adults. JAMA Netw Open, Mar 30, 2023.
2) Matta J, et al., Association of self-reported COVID-19 infection and SARS-CoV-2 serology test results with persistent physical symptoms among French adults during the COVID-19 pandemic. JAMA Intern Med, Jan 1, 2022.

 

・・・要約・・・

 

後遺症に関する学術調査が、ノルウェーを中心にした欧州5ヵ国の共同で行われ、結果が発表された(文献1)。信頼性が高いと判断し、概要をまとめた。

対象は、PCR陽性で、発熱などの症状が認められ、かつ入院するほどではなかったという12~25歳の人たち。まず15万人を超える人たちを調べ、何らかの理由で同意が得られなかったり、予定した検査ができなかった人たちを除外し、最終的に382人について詳細な分析。

比べた対象は、同じで基準で選ばれた非感染者85人。

追跡は、発症後6ヶ月間にわたって行われ、血液検査をはじめとして専門的検査も。

体の不調が、新型コロナ以外の感染によるものだったかもしれないかのせいも含めて検査
。さらに脳の細胞にダメージがあったかどうかを調べる分析も行われた。
また全員に対し、病歴、家族の病気、服用中の薬、喫煙の有無、運動習慣、親の職業(収入)、新型コロナに何回感染したかなどのアンケート調査も行われた。

その上で、「疲れやすいか」、「運動後の不調」、「睡眠障害」、「痛み」、「不安感」、「うつ気分」などの訴えについて、国際規格の手順書に従った聴取が行われ、点数化された。
6ヵ月後、これらのデータをすべて組み込んで統計分析を行ったところ、新型コロナに感染した人たちと、感染しなかった人たちの間で、症状に差はなかった。

この調査が示してくれた、もうひとつの大切なことは、コロナ禍のストレスが万人の心を蝕んでいたことに加え、「運動不足」と「孤独感」が(感染の有無と関係なく)体調不良をもたらす最大の因子になっている、との指摘でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

赤字のところ、岡田先生が赤字とされているもの。

よく、よくわかります。

私の友人にも、ほとんどノイローゼになっている人、いました。(います)

4月中旬、やっと故郷の沖縄へお墓参りに帰れると喜んでいたのもつかのま、今度は飛行機の中でコロナに感染したらどうしよう、やっぱりいけないと言い出しました。

それで寝られない、と…

はあ・・・・私、呆れて言葉もない・・・けど、本人は死ぬほど悩んでいるのでさて困った。

「5ALA、ビタミンCとD・亜鉛を予防薬として飛行機に乗る1週間前から飲みなさい。老母と義妹は、このコンビネーションと、食生活で乗り切っている。週3回デイサービスに行っているけど、そういう施設なんてコロナ菌の巣だろうけどさ、なっていないよ。同じ日に行っている人たちはなっているけどね、職員もなっているけどね。だから、この組み合わせは最高だよ、それと、母も義妹も、ワクチンは打ってないのもいいんだと思う。自分の免疫を壊していない」

と言ってやった。

「私、かかりつけ医にきつく言われてワクチン2回は打ったよ、あとはあなたに言われてやめたけど。免疫下がっているよね…」

「そう思うともっと良くない、大丈夫だよ、とりあえず試してみて」

それでも、不安・・不安がる・・夜になると電話が来る。ちなみに彼女とは、元職場の同僚で、神奈川在住の40年来の友人です。

仕方ないので

「あのね、私、あなたが、飛行機でコロナをうつされるのか、とペンジュラムを振ってみたけど、NOと出たよ、沖縄でコロナにかかるのか、とふってみたら、やっぱりNOだよ」

(ペンジュラムがお分かりにならない方はお調べください)

「ほんと、じゃ大丈夫だ、大丈夫だね」

(ちなみに私のペンジュラム、めっぽう当たります、彼女の信頼はそのあたりに。ほとんど宗教? とほほでございます)

こうして、彼女は、無事に沖縄で両親の墓参りをしたり、ご兄弟や親族にあったり、旧友にあったりして楽しく過ごして無事に帰ってきました。もちろん、コロナにもかかっておりません。

彼女を蝕んだのは、コロナ感染の恐怖と不安です。

でも、無事に沖縄から帰って気して少し自信ついたかな思っています。(電話が来ません 笑)

 

 


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