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トメ・ハネ・ハライ論議に思うこと

2021-04-06 09:30:09 | 国語的随想
木蓮とチューリップはつぼみがいい
開くと、長岡弁でいう「あっぽん口」開いているようなしまりのない風情になる


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0点は厳しすぎ?小1「とめ、はね、はらい」で× 文科省の見解は


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4/5(月) 10:00配信 西日本新聞

 習字のような「とめ、はね、はらい」ができていないと、漢字ドリルは全てやり直し。テストは0点―。小学1年の担任のこうした指導に対し、保護者から「厳しすぎる」という悩みが届いた。わが子の就学を前に、どこまで丁寧に字を書かせるべきか思案している保護者は多いはず。西日本新聞「あなたの特命取材班」がウェブサイトで意見を募ったところ、保護者や教育現場からさまざまな声が届いた。字体の指導は、どこまで厳格であるべきか。

「習っていないのと、知って省くのは違う」
「同じタイプの厳しい先生がいたが、数年後は皆さん感謝していた」「高校生や大学生の指導をしているが、字が雑で読めないことがある」
「大学教員として国語の入試の採点をした。とめがはねになっている場合や、雑で判別が難しい字も不正解」
冒頭の教師の指導に賛同する立場からは、こうした投稿が寄せられた。
中には「とめ、はね、はらい」が不完全な字に丸を付けた担任に「小学生は基本が重要。習っていないのと、知って省くのでは意味が違う」などと訴え、指導を変えさせたという保護者も。
 北九州市の小学校に30年勤務した教員は、採点の裁量は各担任にあるため、クラス間でも差は生まれるとした上で「教えた通り書けていない場合は減点し、0点にはしなかった」と。

どこまで減点…文科省「各校の判断」であるそうな。

反対みたいな意見
小中学校に長年勤務した平嶋一臣・純真学園大客員教授(国語表現法)は、厳しい指導で「書くことが嫌い」になることを懸念する。鉛筆をうまく扱うには「指の筋肉が動作を覚えるような地道な練習が必要」だからだ。「とめ、はね、はらい」がきっちり書けるのに越したことはないとした上で、「もう少し子どもの発達を緩やかに見守ってはどうか」と強調した。
冒頭の保護者も、小1の子どものやる気が損なわれていることを気にしていた。




もへじでは、中学生は漢字テストは毎週する。
けっこう厳しく、トメ・ハネ・ハライ をみる。
基本、きちんとできていなければ × である。
しかし、いつもよりましだったりするとオマケで、直しつつも点を上げたりしている・・甘いか(笑)
でも、その子内比で前より気をつけているとすれば、まるで×ではかわいそうであるし、励みにはならない。
しかし、作文や読解の記述などでは、トメ・ハネ・ハライ、そうこだわらない。漢字の基本形が正しくて、読めて、ならOK。
ただし、あまりに読みづらいと採点者に読んでもらえないと自分が損をする、と苦言を呈する。
美しい字とは言わない、しかし、読みやすい正確な字を書こうよ、という。
最近はタブレット授業とか、タブレット・パソコン塾も多いようだが、受験や入社試験などの人生の節目のテストはこの先も当分は手書きで行われるはずだ。
基本をきちんと学ぶことは重要だ。
嫌いになるかも、モチベーションを下げるかも、というのはいかがなものだろうか。
そうならない工夫をすればいいのではないか。
その子内比を採用して欲しい。
子どもは、基本、言われたことは努力している、と思う。
そこを見てやって欲しい、学校の先生方は。


英単語も含めて「手が覚える」「手に覚えさせる」は大事だ。
その昔、当塾でも、書き写しを宿題に出していた。
しかし、だしてもやってこない子が次第に増えて、やめたけど・・・少し後悔している、江戸時代の寺子屋を理想とする私としては。
「指の筋肉が動作を覚えるような地道な練習が必要」と前述の先生が言われているが、私もその通りだと思う。
ちなみに小学生は作文を書く時、書きながら漢字を調べてつかったり、間違いを直して正しく書く、この地道な繰り返しをしている。
地道が大事。
これは、辛抱強さも育てる。

本年(2021年4月より)の募集に関わる記事、今年度募集の詳細はこちらへ

2021年度募集要項

新年度の入塾希望者(話を聞きたい方も含めて)の面談日程(3/4月)と休止期間について

もへじは少し変わります、そして今後は?


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