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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

小出裕章「原発をやめれば電気料金は安くなる」    (mak)

2013-01-08 | 原発
自民党は、今まで原発推進してきたことの非を認め、これまでのような原発推進ありきでのエネルギー政策からは転換し、脱原発に向けて、現実的な道筋をつけていけるように努力し続けることを公約しました。、脱原発時期を明確にしなかったが、脱原発依存をはっきりと掲げて、選挙で勝利をし、安倍政権は先ずデフレ不況からの脱却対策と内田氏順調にスタートしましたが、安倍首相が福島原発訪問した後の記者会見で、原発問題について、原発推進するかのごとき、気になる発言をしました。

 東京新聞の記事および原発電力コストついての京大小出助教および立命大学大島教授原発電力コストに関する動画を参考までに、紹介します。


原発推進へ体制固め(東京新聞2012年12月30日

「われわれは希望を政策にしない。地に足をつけていく」
29日午後。福島第一原発を視察し、無残な姿をさらす建屋などを視察した安倍晋三首相は、記者団にこう語った。民主党政権が打ち出した2030年代原発ゼロ方針を「地に足がついていない希望」と断じ、見直す考えをあらためて鮮明にしたのだ。

安倍首相は原発新設に前向きの姿勢で、まだ計画段階の9基にも道を開くことを検討する。3年以内に全原発について再稼働の是非を判断する。

「あの日」から1年9カ月。原発政策は、維持・推進に再転換を始めた。政権の要衝には維持・推進派が並ぶ。元科学技術担当相の茂木敏充経済産業相は就任直後の27日未明、核燃料サイクル継続を宣言。石原伸晃環境相は、野党時代、原発ゼロを求める民意を「集団ヒステリー」と表現したことがある。

甘利明経済再生担当相は第一次安倍内閣で経産相として原発を推進。当時、国際原子力機関(IAEA)から日本の安全規制体制を疑問視する勧告が出たが、十分な対応をとらなかった。首相の政務秘書官には原発推進役である経産省資源エネルギー庁前次長の今井尚哉氏が就任した。この記事の続きはここをクリック


小出裕章「原発をやめれば電気料金は安くなる」



大島堅一氏:「原発は安い」は本当か



脱原発と日米原子力協定






核サイクルのジレンマ

原子力発電なくても必要電気を十分供給できる。



この原発を止めた場合ですが、使用済み核燃料の処分地や処分方法が決まらない現状で、
核燃料サイクルの計画を断念すれば、使用済み燃料や高レベルの放射性廃棄物の行き場が無い。
だから、核燃料サイクルを今放棄するのは無責任だという考え方もありますよね。
どう思われるでしょうか、

という事なんです。いかがでしょうか?
小出さんは、今すぐ原発も核燃料サイクルも止めた場合に、
使用済み核燃料はどうするべきだと思われますか?

小出:どうしようもないのです。




使用済み再処理工場は何の解決策にもならないと......




上関原発問題と伊勢神宮



アメリカの原子力発電所の閉鎖が前倒しで進む。
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原発問題 (mak)
2013-01-08 18:35:37
安倍政権への期待が高まる中、原発問題にかかわる福島原発訪問後の安倍首相の発言は気になるところである。この動画によれば、原発再開はあり得ないと思うが、
安倍政権が原発問題で短命に終わらなければよいのだが........

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原発問題 (あずさ)
2013-01-08 20:26:12
こんばんは。
あれから1年9ヶ月ですか。

高校生の時、友人の誘いで浜岡原発の見学ツアーに参加したことがあります。
見学といっても、内部まで見ることはもちろんできませんから、見学用の展示を見て説明を受けたのですが。
分厚いコンクリートに何重にも覆われて耐震構造はバッチリ
だから、東海地震がきても大丈夫だと説明されました。
根が単純なので、それを信じて、帰宅後両親にその話をしたところ、「地面が裂けるほどの力がかかるのに、安心など有り得ない」と笑われてしまいました。
まさかそれが実証される日が来るなんて、あの時は思いませんでした。

原発のことを考える時、なぜこの地震国に原発が必要なのか、ゼロにできない理由は何なのかがわかりません。

原子力発電はクリーンで安全で安価だとずっと言われてきました。
この動画が真実だとすれば、それは嘘だったのですね。

今度の事故で制御不能になった原子力の恐ろしさを目の当たりにし、危機的状態になっても誰も止めることができない恐怖に怯えていたはずなのに・・・。

物事には長所と短所がありますが、
短所があれだけ詳らかになり恐怖を体験した今、
それでも推し進めたい理由を明確に説明して欲しいのです。
推し進めた先に何が見えてくるのでしょうか。

節電に取り組み、無駄を見直し、対策を考え・・・それはそれでとても大切な時間で、便利さを追求することだけが進歩ではないような気がしたのですけどね。

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久しぶり・・小出先生。 (bon)
2013-01-09 00:53:37
原発問題・・これは大変難しい問題ですね。 人体に大きな害がある放射線が無くなるまで何百年とかかる・・そんなものがどこかにある ということは、既に安全を放棄していると言わざるを得ない。 安全をある程度保障しようとする処置に対する費用は馬鹿でかい。 結局トータルすると高いものになるのですね。
しかし、では、すぐに原発をやめてしまうことはできるのか?
現在、供給電力の10%弱が原子力発電ですよね。現に、すべての原発がストップしていた夏もあった。 だから、何とかすれば原発なしでやって行けるのではないかと思われる。 しかし、残る電力の殆どは火力発電。オイルは殆ど輸入・・他力本願で安定的電力が保証できるか。自然エネルギーの確保を精力的に展開してどの程度の見込みが着くか? それと原発削減との見合いみたいな感じで行く必要があるのではないか?
あと、日米原子力協定?みたいなものがあって、一方的に「やぁ~めた!」ということも出来ないのではないか。しかし、この記事でも言っているが、積極的に推進することはない・・ありえない と思うのですね。
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なぜこの地震国に原発が必要なのか (mak)
2013-01-10 14:49:00
あずささんが浜岡原発された後のご両親の「安心など有り得ない」というご発言が、今や現実のものとなった。政官学財界マスコミこぞって、安全神話を作り上げ、単純な国民が信ずるのは当然である。
 福島原発事故の悲惨さにもこりもせず、経団連米倉会長が昨年秋初めて浜岡原発を視察し、「安全性は着実に強化されていると非常に安心した」などと能天気極まりない、無責任な発言をしている。
(読売新聞http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121003/biz12100317530040-n1.htm

 「原発のことを考える時、なぜこの地震国に原発が必要なのか、ゼロにできない理由は何なのかがわかりません。」あずささんからのこの痛烈な疑問こそ、国民が知りたいところなのです。大手マスコミに頼っていては回答は出ないでしょう。ネットではどんな意見が出ているのか、宿題として追求させてください。

bon ご指摘の日米原子力協定という政治的難問があります。これについては、当時この協定をまとめるための日本側の代表者の一人遠藤哲也氏の動画が見つかりましたので、張り付けておきます。

 原発の経済性と安全性の議論だけでは、なぜ、原発を持たなければならないのかを十分に議論することはできない。
 次に、核廃棄物の処理、プルトニューム処理問題核爆弾などなど、タブーな問題も洗いざらい表に出して議論することが、日本を一段と老成させることにつながるのであろう、と信ずる次第です。
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原発問題は袋小路・・? (bon)
2013-01-10 17:18:43
疲れた~。
makが上げてくれた遠藤さんの動画・・1時間以上じっくりと拝見ししてますます難しい袋小路に入り込んでしまった。
つまり、「この地震大国になぜ原発か?」の質問は、今になっていえる事で、その初めはおそらく、小出先生も言っているように、「化石燃料は、いずれ枯渇するから、原子力という新しいエネルギーを利用する・・」てな、技術的発想みたいなところから進んで、その内経営とか新しい産業推進みたいなお先棒担ぎが、どんどん先行して、安全神話を取りつけながら・・もうどうしようもないくらい、前門のオオカミ、後門のトラ・・みたいな袋小路に入り込んでしまっている。 それが、先の大震災で明るみに出てしまったのだ。
日米原子力協定は、この遠藤さんの動画を見る限り、もともと、原発からでる使用済み燃料の扱いが、すぐに軍事的利用(つまり原爆)に転用できるために、日本が自由にこれを扱うことができないようにしてきたことを、時のロン・ヤスの関係かなんかで、若干緩和されたというものであって、基本は、こんな危ないものを勝手にしては困る式の考えが底流にある。
今や、日本内に使用済み核燃料が2万トン以上もあり、原発をやめるとなるとこの燃料(プルトニューム)をどのように使用するか? まさか、軍事力に使う訳はない。
なら、どう使うのか? さぁ~言ってみたまえ! 出口はないのですね。 原発を減らしながら使ってゆく、それもプルサーマルで・・・ なんて、言い訳がましく言うしかないかもしれない。 安全性は更に低くなり、効率も悪いらしい。しぶしぶ、そのように答えを出して見ても
もはや経営的にも苦しむことになり、誰がまともに面倒を見てゆけるのか?
いっそ、廃棄処理をしたらどうか? どこに、どうやって廃棄するのか・・? 日本のどこにそれを求めるのか?もはや、にっちもさっちも行かないのでは・・?
先の政権で細野原発大臣から私的研究会で日本だけでは考えにくいから国際全体の中でうまく回して行ける道はないものか? との検討項目が出ていた・・とは。
このコメント・・どこまで行ったら止まるのか?
あぁ、疲れた・・・。

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トイレのないマンションに住んでいる (mak)
2013-01-12 00:32:20
bonが言われるように、やめるにやめれない、と言っていつまでも死の灰をつくりつづけることもできない、袋小路の中にいる。まさに、トイレのない、トイレが供えられる見通しもないマンションに住んでいるようなものである。
 アメリカが何と言おうとも、世界の流れがどうあろうとも、日本国民は決断をしなければならない、日本の歴史上最大の問題に直面していることを、われわれ国民は自覚しなければならない。70年前に戦争への突入をとめられなかった。2度と同じ過ちをしてはいけない。原発をやめる決断が出来る国にならねばならないと、強い思いになった。
 
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