明日、12月22日(月)は、朔旦冬至(さくたんとうじ)です。
冬至なんですけど、今年は特別に “朔旦” が付くのですね。
何かといえば、もともと冬至というのは、旧暦11月を含む月に指定されていますが、これが19年おきに、
11月1日(新月)に冬至が重なることがあり、この時を朔旦冬至といって、昔、盛大にお祝いが行われたそうです。
このブログでは、“立春と冬至”(2014.1.31) や “閏9月と十三夜”(2014.10.7)、 “二十四節気”(2012.3.5)
などに関連記事をアップしています。
二十四節気の、円形の図を見ると、常に冬至が真上(12時のところ)に書かれていますが、これは、古代には、
冬至を1年の始まりとしていて、近世語で「唐の正月」というと冬至を意味するというのは、中国で冬至を元旦とした
からだそうです。 その名残で、現在でも冬至が暦の基準となっているのだそうです。旧暦(太陰太陽暦)では、
冬至を含む月を11月としていて、19年に1度、11月1日が冬至の日にあたるということなんですね。
旧暦では、月の満ち欠けで月を決めているため、1(ひと)月が 29.・・日となり、このまま月数を重ねて行くと、
季節とのずれが大きく出てしまうので、3年に1度 閏月 をもうけるということは前にも述べられていますが、
正確には、19年に7回の閏を設定しています。
すなわち復習になりますが、19年あたりで計算しますと、
旧暦: 12(月)×19(年)+7(月)=235(月)
29.530589(日/月)×235(月)=6939.688(日)
新暦: 365,24219(日)×19(年)=6939.602(日)
で、19年で7回の閏月を設定して、季節との調和を取っています。
また、余談ながら、立春は、旧暦12月~1月の間に設定されますが、約30年に1度、1月1日が立春にあたる
ことがあります。 これを、“朔旦立春” と呼び、昔はこの日も盛大にお祝いしたとのことです。
最近では、1954年、1992年がそうであったのですが、次は2038年といいますから、もう迎えることは無理ですね。
朔旦冬至は、直近が1995年でして、次が今年2014年で、その次は2033年となりこちらも無理ですね・・。
冬至の習俗として、ゆず湯に入り、小豆粥を食べ、その他 かぼちゃ(なんきん)などを食べると言われています。
あまり関心がありませんでしたが、今年は一つ、実行してみることにしましょう。
“木頭ゆず” を少しばかり買ってきました。
木頭ゆず
(ネットより)