杵屋六郎ブログ

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花の友 歌詞

2021-04-07 23:49:20 | 日記

下総や武蔵の合のひと流 心も隅田の川上に 寄するは春の友なれや
つきぬ眺の花の香を 茶壷につめし初むかし 変らぬ色のいさほしに 飽ぬあそびのながしだて
たてし誓の行末は その姥口のふとん釜 ふたりしつぽり嬉しい中を 誰が水さしてかへ袱紗
捌きかねたるなかなかに 思のたけの竹台子 その折すゑの末までも 月と花との戯れに すぐるすさびの面白や
見渡せば流れにうかむ一葉の 中の小唄の顔見たや 桜がものを言ふならば さぞや悋気の種であろ 粹な隅田の水鏡 焦れあふたる舟のうち
余所の眺のもどかしや

君をまつ香の薫の床しさに
恋の関路の色ふかく 染る柳の瀬にうつる
風の姿のいとしさに いつか誠をあかしてそして 約束かたき女夫石 はたで見る目の楽しさよ
花のかずかず数ふれば 松は朧に桜はゆかし 粹な山吹桃椿 藤たおやかに風ものどけし