替手の弾き方

基本的には教わった手順通りに弾くことが求められるが、どうしたら上手く合わせられるかというのは別の次元のことであり。教わった手順で弾いてもハモルにはそれなりの経験と修行が必要だ。
①本手を同じに合わせられない人には替手を弾くことはできない。
②本手の乗るところ〆るところを良く心得ておくことが大事。
③オクターブの上下やオイカケをよく理解しておく。
④不協和音を上手く乗り切ろう。例えば替手のボリュームを少し控えめに弾くなどの注意が必要。
⑤本手を活かして音の広がりを創り出せるようにする。
⑥音を色に置き換えて考えると理解しやすい。イメージの中で色を考えよう。本手と替手の混ざった音がヒント。
⑦タテで替手の時とトメで替手の時では弾き方が異なる。

あやめ浴衣替手

あやめ浴衣の段切れ近くの替手でこれはベストと言える替手に出会ったことがない。そこで、後半の部分をアレンジしてみた。どうしてもこの部分に替手を入れたい時には使えると思う。
替手をアレンジするときは以下のことに注意している。
①本手のメロディーを壊さないようにする。
②基本的にはオクターブの上・下や追いかけを使う。
③変な替手なら入れない方が良い。