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路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

袈裟になめこが生えるまで

2013-04-10 | ★ほんの日常






大したことではないのだが、最近ラジオを聞いていて
「貴方の我慢ならないもの(人)シリーズ」ってのをやっていた。

確か28歳の女性リスナーからのメールによると
「40歳を過ぎて自分の事を『女子』と呼ぶ人が我慢ならない」
「40代女子って痛すぎる」…という投稿があった。
ラジオのパーソナリティーがどの年代の人だったかは
解からなかったけれど、
「まぁ確かに無理ありますよね」なんてお茶を濁していた。

どうでも良いことだけど、たぶんそのお怒りの28歳の女性が
40歳になる頃にはまた新たな呼び名が出来上がっていることだろう。
世の中、そんなもんである。
どこかのお洒落な40代を提案する為に作られたキャッチフレーズに
上手に乗っかっっちゃってる人達を責めるのはどうだろう。




我慢ならないもの繋がりで、私も考えてみたら結構沢山あった。

「職場で(休み時間も就業中も)ゲームする人」
「若い子の前髪(△開き)」←これだいぶ前に書いた気がする。
「20歳を過ぎた女性なのに一人称が『僕』の人」
「職場でも自分の事を『おいら』と呼ぶ(どっかの海賊かぶれ)人」
「若くて病気持ちでもないのに太っていて
 (↑自己管理すら出来ないのに)管理職希望の人」
「何の経験もないのに自分は出来る人間だと仮想している人」
「老け顔だけで信用を得ているのに「自分、幾つに見えますか?」と
 コンパのようなビジネス会話しか出来ない人」
「自分が今流行のアイドルに似ていると信じているが
 どう見ても『赤塚漫画のイヤミ』似の人」
「欠席裁判(その場に居ない人の悪口)を平気でする人」
「基本的に自分の自慢話ばかりしかしない人」
「他人の手柄を自分の手柄にしてしまう人」

正直にいうと我慢ならない人は、数え上げれば幾らでも出て来る。
いや、普段生活していく上でこんな個人の特徴的なこと
(いや、決定的に嫌いになる要素も含まれてはいるが)は
直接危害をくわえられなければそもそも気にもならないこと、なのだ。

基本的に「人に会う時」は出来るだけ
ニュートラルな気持ちでいるようにしている。
永世中立国の立ち居地でいることにしているので、
その相手国(人)が自国(私)に対して
あからさまな敵意を持っているか否かのことだけだろう。

恐らく、その28歳の女性リスナーは
自分の事を『40代女子』と呼ぶ、「ある特定の知人」が
個人的に嫌いなだけだと思うのだ。
要するに「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」のパターンだ。
もしくは、その40代女性に異常に嫌われているかのどちらかだと思われる。
私の挙げた数々の我慢ならない例はほぼ後者ではあるが。




話は変わるが、最近会う度に
子供の夜鳴きがうるさくて眠れないという友達の悩みを聞いた。
成長と共に治まってくるものだから特に何も言わなかった。
子供嫌いで子持ちの主婦嫌いの人に言わせれば、
「自分が好きで子供を産んだのだから我慢すべきだ」と
言ってのけそうで怖い。

確かに、子供を授かりたくても
なかなか思うようには授からない人も沢山いるのだし
色んな事情の中で人は生きている。




坊主の袈裟になめこが生えるまで
我慢して坊主に付き合っていると、
そのうち動けなくなる位自分の袈裟にも
なめこが生えているのかも知れない。


あな、恐ろし。












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