路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

下世話で謎な話

2022-12-27 | ★ほんの日常

我が家には狭いが庭がある。

引越してここ数年、はじめは何も植えていなかった坪庭には

今では所せましと植物が茂っているが

辛うじて洗濯物を干す為のスペースには植えない約束であったが

植物好きの父が植木鉢を買って来ては植物を増やすので

じわじわと物干しスペースにも浸食し始めている。

 

引越て来た時、何も植えていない玄関側の坪庭に大きなウンコが落ちていた。

恐らくその大きさから大型犬のソレである事は間違いない。

道路側の花壇なので散歩の途中で入り込んでしていったのは確実だろう。

飼い主のマナーの無さに飽きれていたが、

梅の木を植えた後は、犬のウンコは再びされる事は無かった。

多分、大型犬が入ってしゃがむスペースが無くなったか、

犬の散歩のコースが変わったからかもしれない。

 

去年あたりから、洗濯物のスペースにこんもりとした砂利の山が見られる事があった。

恐らくだが、我が家の庭は近所に住んでいる猫さんのトイレ認定された模様だ。

それから、3か月に1回位のペースでこんもり砂利山が現れる。

仕方ないので片付けは私がしているが、何とか次回からのトイレ認定を避ける為に

珈琲の飲み残しや出し殻を撒いて置いたり、

ハッカ油を水で薄めた液体を撒いておいたりしていた。

やんわりとお断りをしておく作戦だ。

 

しかし先日、父が庭仕事の後玄関先に座って一息ついていると

「何やら臭う」というので見に行くと、玄関横の花壇に動物のウンコらしきモノが

出来立てほやほやの感じで、ちゃっかりしてあった。

しかし、謎なのが埋めてない事。

猫でも埋めない奴も時々いる。ボス的なポジションの奴とか。

しかも翌日も別の花壇にこっそりしてあり、それも埋めてはいなかった。

ふと、小型犬の散歩の人が何人か通るのを見た事があり、

犯人は小型犬の可能性も捨てきれない。

道路に面した駐車場には門扉などはなく、リードの届く範囲でもある。

敷地内に犬だけ勝手に入って排泄してしまい、

飼い主は片付けの為に敷地内に入るのを躊躇ったと言っていまえば聞こえはいいが、言い訳である。

門扉のある物干しスペースのこんもり砂利山の雰囲気とはちょっと違うのだ。

 

疑惑のまま数日が過ぎ、

ゴミ(私の地区は夜にゴミを出す)を捨てる為に外に出ていた時に

小型犬の散歩の人を見掛けた。

隣の家の前で今まさに催している最中の様子だった。

「ん?アレかな?」と首を傾げながら、

勝手口のある門扉を開けると一匹の猫が凄い勢いで空っぽの植木鉢から飛び出した。

「ん?もしや?」と、植木鉢を確認すると

慌てて飛び出したので埋めるのを忘れた猫のウンコがほやほやでそこにあった。

 

なんだか、使用中の公衆トイレのドアを開けてしまったような気分だった。

 

 

 

 


昨日は?位
 ←いつもありがとうございます。
昨日は?位
にほんブログ村 写真ブログ モノクロ写真へ ←ワンポチ、プリーズ。

←カラー写真はインスタグラムで。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする