古着をリメイクってよく聞く話ですが、古着も年季が入ると服としての機能を失います。
自分が生まれる前に父が来ていた服で、私が二十歳になる頃位に譲り受けた品。
かれこれ50年以上前に購入した物です。
後ろはこんな感じ。
色も形も大好きで良く着ていたのですが、
いかんせん生地がドンゴロス(麻袋)のような代物でゴワゴワの質感、
経年劣化で繊維生地がパラパラ落ちてきて始末に困ってしまい
捨てるならば、同じ形で扱いやすい生地で作ろうと思い立ちました。
ボタンとバックルは使えるので取り外し、
縫い目を丁寧にリッパ―で解きながら(時間が掛かりました)
ついでにデザインの気になる部分を改良して作り直してみました。
ボタンは、以前持っていたコートの物を取り外しておいた奴のリサイクル。
胸ポケットはマチを作らずシンプルに、下のポケットはスリットタイプに変更。
カフス部分が(メンズ商品だし)長かったので、自分のサイズに短くしました。
ついでに襟・カフス・ポケットのフラップ・ベルトを、
布の表裏のバイカラーで作ってみました。
生地が厚めで暖かい生地なので裏地はなく(元々の服にも裏地は無かったので)
一枚生地で仕上げました。生地自体が重なる部分が厚くなるので我が家のミシンでは
辛そうだったので、手で縫える所は手で縫いました。笑。
今回はボタンホールは手縫いです。(頑張りました…汗)