饅頭屋のお向かいの家の玄関口に
ガレージのようなスペースがあって
そこに茶ブチの雌猫がひっそりとこっちを見ていた。
すると、
後ろからもう4ヶ月を過ぎた位の子猫が一匹近付いて来た。
茶ブチは母猫で、後から来たキジトラは子猫のようだ。
喜んで写真を撮っていると、そのまた後ろから
子猫と兄妹らしい猫がまた一匹…
そう、先日紹介した兄妹の猫だ。
夢中で写真を撮っていると、
後ろでフラッシュが光った。
気が付くと、人だかりが出来ていて
這い蹲って撮影している私に触発されて
かなりの人数の人だかり。。。
こんなに猫ファンが多いのか…と驚いたが
皆、携帯のカメラを向けている中
一人、コンデジのフラッシュのおじさまがいた。
何故か、そのおじ様は
あの有名な建築家「黒川紀章さん」にそっくりだった。
おじ様はしこたまフラッシュを光らせた後、
慣れた様子で猫を撫でに入った。
行動にストップの無い、不思議な導線だ。
人馴れしているとはいえ、
初対面では難しい「猫撫で」をクリアしている。
私は嬉しくなって声を掛けた。
「猫、お好きなんですか?」
(当たり前だろう。こんだけ写真撮って撫でに行ってるんだから。)
「ええ、昔飼っていたもので…猫は良いですよね。」
(おお、そうか!この慣れた動きは…)
「私、こういうサイトをやってまして…」と、
バックに付けたキーホルダーを黒川さんの連れの女性に見せた。
ぶしつけな私に、
「今度見てみますね。」と爽やかに女性は笑顔で応えた。
この日、私は15匹を越える猫と出会う散歩をした。
目的は全然別の散歩だったのに、
出会いと言うのは不思議で、魅力的だ。
昨日は25位

村では7位
