市川海苔名人伝説「初代 福田由松氏＠原木中山の福田海苔店」

昨年１２月、市川市で海苔作りの名人が他界されました。

その方のお名前は、

「福田由松」さん・・・

行徳三番瀬（ぎょうとくさんばんぜ）で、６０余年に渡り海苔漁師を続けて来られた方です。

私がこの方の存在を知ったのはごく最近です。

なのでご存じない市川市民の皆さんも大勢おられるのではないでしょうか。

梨が全国的に市川の名産として有名ですが、実はこの行徳三番瀬の市川海苔も知る人ぞ知る市川が全国に誇る名産なのです！

福田さんの功績・伝説は多数あります。


＊高速海苔摘み船を開発して、全国に先駆けて実用化して、それまで３０分かかっていた作業が１分に大幅短縮。高速船の普及が目的だったので、特に特許を取らなかった。その為、日本全国に高速船の技術が広まった。

＊永年の疲労で右肩の腱を４本切り手術した。その後絶対安静にも関わらず、左手１本で支柱柵に使う１５００本の竹を一人で左手１本で海に立てた。

＊汚水流入の際には、お役人さんの顔に駄目になった生海苔をぶつけて抗議した。するとその後、汚水は流れなくなったｗ

＊機械化が進む中で、昔と変わらぬ味を出す為に、独自の技術を開発。この技術は門外不出。跡継ぎの２人の息子さんと奥様で守られています。