【たびぢ 白井もも吉】旅をする女の子の話。百合風味かつ文学的。
知らない世界を見聞きして少しの発見をする。旅は人生で人生は旅。
【失恋確定 ポリポリ】三角関係の学園もの。王道ながら描写が丁寧で
温かみを感じる。終り方もベスト!この人連載の一つや二つ持ってそうな
気がするが、検索してもあまり何も出てこない・・。
【てれぴんレコーズ 毛塚了一郎】今回もよい百合だった。はじめて
部長の顔を意識して見るシーンは感心した。学生時代って1つ上の先輩でも
ずいぶん大人なように感じられたなあ。
【名称未設定フレンド ふかさくえみ】ほんのり心が温かくなるストーリー。
ふかさく先生の作品は唐突に人が死んだりしないのでそういう意味では
安心して読める。エロさを感じさせないほのぼの感においては小坂先生と
並び立つ存在だと思う。
【五百円 三島芳治】現代劇だが古いおとぎ話のような氏の作品。
独特の読後感がある。やたらEUが登場するのはヨーロッパの文学が
好きだからなのか。
【春と秋と奏ちゃんと。上巻 むんこ】キャラクターの背景が
しっかりしてるから幾らでも話作れそう。ハンターハンターで、
「その人の事を知りたければ、その人が何に怒るのかを知れ」っていう
台詞があってそれをふと思い出した。奏ちゃんと親父さんは、
似てないようでもやっぱり親子なのだなあと。
【もち・ろろろろ さんかくやま】柔軟な発想と無限の広がりを持った
メタ表現には毎回脱帽。四コマ漫画という非常に限定された枠組みの中で
これほど自由な作品が出来上がるのは奇跡。
【ペンギング smison】創作漫画の海シリーズ好き。かわいい絵柄と
キャラクターの芯の強さのギャップが癖になる。
【MUQ 背川昇】魔法少女ものって派手な見た目と裏腹に、
結局プレイヤーの内面にスポットを当てた作品が多い気がする。
漫画からは脱線するけど、潜在的に男の娘願望のある人は意外と多そう。
そういう人がバ美肉とかコスプレをするうちに開花してしまうの好き。
【五月雨のカミカゼ 背川昇】安定の背川先生パッション。JKの不良三人組、
埼玉紅さそり隊を彷彿とさせて好き。バトル漫画でありながら、悪人が居ない
優しい世界。
【Hollow Museum 器械】子供の頃の記憶って大人になってから想起すると
ぼんやりしているけど、そもそも子供の脳って大人ほど物事を客観的に
描写してなくて、主観で見てるんじゃないかなと思う。器械先生の漫画からは
いつも雪の降る夜みたいな静謐さが感じられる。
【えっちゃんはいちいちやらしい。 ポン】健全な下ネタをストイックに
追求する作品。最近の四コマ漫画は商業誌では無味無臭みたいなものが
あふれているから、こういう個性の塊みたいなヤツを読むのは楽しい。
キャラクター2名だけで作品のベースが成立しているのは地味に凄い。
【萩本創八 アスペルカノジョ】やっぱり萩本先生版の作画が好き。
この画だから伝わるものがあると思う。薄氷を歩くような緊張感が
常に漂っているけど、斉藤さんが一歩ずつ横井さんに歩み寄って
きているのが感じられて嬉しい。依存だけでなく理解しようとしている姿。
【横谷スイミー 空の子供たち】 登場人物の表情が微かなの好き。
暗いけど楽観的というか、積極的ニヒリズムに共感する。
大阪の日本橋にある「わんだーらんど」っていう、新刊のうち
半分弱くらいの作品が立ち読みできてしまうという化物みたいな
漫画書店に行った。漫画好きにとっては楽園のような環境で、
正直、頭の理解がついていかなかった。
長時間の立ち読みは禁止という事だったが、実質どこまで守られているのか
怪しい。
店内は活況で、本もよく売れていた。立ち読みさせたら売上が
落ちるという考えは幻想であるとはっきり分かった。
たとえ立ち読みをされたとしても、その中から1冊でも実売に
繋がれば、ビジネスとしては成功なんだと思う。
商品が傷まない程度であれば、立ち読みそれ自体には損害はない。
回転率は落ちているのかもしれないが。
この店に限らず、中身を見て購入するという発想が
世間で定着して欲しいと切に感じた。
森見登美彦節は、思ったほどは抵抗感無かった。
素直に鑑賞すると、作中では明確な事は何一つ語っていないので
よく分からない少年のひと夏の不思議な話、という事になるのだろう。
台詞の端々などで匂わせていることを総合的に考えると
おそらくは生と死の二項対立の話なんだろうと思う。
球体=海はこの世とあの世を繋ぐ穴であり、お姉さんやペンギンは
それに対抗しうる生命力そのものという感じ。やたら主人公が
固執するお姉さんのおっぱいというものも、命の営みの象徴だと
捉えるとすんなりと話が繋がる。
別の角度から眺めると、大人と子供の対比の話とも言える。
浜本さんとお姉さんの関係はまさにそれ。
大人に対する憧れと嫉妬、子供へ向けられる懐古の眼差し。
また、浜本さんと父親の絡みのシーンからは、子供が持つ純粋な好奇心に
対して、保護者として責任や常識を求められる大人という対比構造も感じられた。
大筋では良い作品だと思うが、細部が色々とちぐはぐというか拙く、
アニメーション製作会社として見た場合には、このコロリドという会社は
特別優秀というわけではなさそう。
奈良の郊外の豊かな自然と人間社会が溶けあった情景は見ていて心地良く、
これは映画館の大スクリーンで観る価値があった。
新海誠やスタジオポノックの例がそうであるように、このスタジオも
今後場数を踏むことで少しずつ精度が高い作品を産み出せるようになる
のかなあとぼんやり考えながら観ていた。
漫画ってやっぱりネタが命というか
ひらめきの世界なんだって思った。
作者、たぶん連載するだけの技量はないんやけど、
瞬間的な閃きで読切描かせたら大したもん。
特に漫画雑誌のヒロイン達が画策するメタな話、
とても良かった。こういうものを思いつく人が
本当の意味で作家なんだろうなあ。ほとんどの
漫画って肉付けの仕方はあるにせよ、全体的な
ストーリーなんかは既存のプラットフォームを使うもん
やけど、この人材料からして新素材って感じやもんなあ。
世の漫画雑誌を読むと大半の作品は、作者が出版社の意向を酌んでよく分からない面白みのないものを描いているな、という感じで、これは出版社が真剣に売れるものを追求した結果なのだと思う。しかし、それだと冷静に考えると面白くないものの方が読者受けが良いみたいな話になり、摩訶不思議な話だ。
民放テレビの業界ももしかしたら似ているのかもしれないが、娯楽が多様化した結果、ボリュームゾーンとして唯一傾向を持っているのが、「あまり複雑な事は考えられず、記号として幾つかのパターンを喜ぶ客」っぽい。しかし、それはもはや創作物ではない気がする。
一つの可能性として、娯楽というものは、それが面白くなれば
誰かが呼びかけなくても自然と才能を持ったクリエイターが集まってきて、
さらに内容がよくなる、そういう渦のようなサイクルがあると思う。
今、紙の漫画の業界がパッとしないのはその逆が働いているから。
才能のある人がWEBに逃げているから、ますます過疎化が進んで
人気がなくなるっていう。
やっぱり漫画ってコンテンツ産業なんだから、良い作品、つまり良い製品を
継続してたくさん生み出す方法を考えるしかないんだと思う。
記号で構成された目先の売れる製品をいくら作っても、それは頭打ちで、
しかも何のノウハウも蓄積されないから発展性がない。
若手の頭一つ抜きん出ている人を選抜して、少額の金と少しの時間を
握らせて、面白いもん描けよ、ってやって欲しい。
結局それしかないのでは。結果的に漫画の黎明期のやり方に
戻るのかもしれないけど。
大阪万博っていうひと昔前のあずまんが大王トリビュート本を読んだ。
そこに投稿している作家陣は10年経った今ではそれなりに名が売れている人も
居るんやけど、そういう人達の今よりも拙ない作品を読んで、何となく
ノスタルジーに浸ったりした。昔のアルバムの写真を眺めているみたいで
何かいい。
映画のような作品を描く人だ。
連綿とした人間の営みの気高さみたいな。
全体的にラフっぽい絵なので読みにくいが
迫力は十分に伝わってくる。
漫画というよりは文芸活動、その表現の一つって感じ。
商業雑誌でバリバリ描くタイプの作家ではないみたい。
白井弓子、今後注目しよ。
メランコリア/道満 晴明
自由で無軌道なオムニバスが緩やかに繋がっているという
道満先生が得意とするパターン。キャラクターの個性が
各々際立っており、オチは氏にしては少しマイルド。
素直に完結巻の展開が気になる。氏は最近になって
一般向けの作品作りのノウハウを会得しつつあり、
それに伴い格段にクオリティが増してきている。
菫処方 小原愼司
菫画報のスピンオフシリーズの一つらしい。
小原節は健在。この人の漫画は細部が色々粗いんやけど
トータルで考えると構成がしっかりしていて、読み終わると
何か知らんが妙に元気が出てくるという不思議な空気感がある。
それから、3Dメガネによる立体視という変化球に挑戦した
意欲作でもある。まあ僕がやっても上手くいかんかったけど。
飯倉と声 ボン杉田
カレーを食べようとするも、何故か毎回邪魔が
入り結局ありつけないという謎のストーリー展開を
見せるコメディー。
主人公の置かれた環境は、とりわけ順風満帆というわけではないが、
それを柳のようにしなやかにかわして生きていく強さを感じる。
肩に力を入れず、ユーモラスにのびのびと我が道を行く様に
読んでいる方もほっこりさせられる。
毎回食べたい飯にありつけないという不遇な目に遭う本作だが、
不幸な感じは全くなく、むしろ幸不幸に執着する事は重要ではない
のかもしれないと、逆に作品に問われているような気分にさせられる。
漫画作品におけるドイツのトリの有効活用について こぶだし
作者の友人の実体験から生まれた、やけにデザイン性の高い"トリ"
を主人公とする漫画。これ、楽屋オチであることを真正面から
受け入れた作品で、作者界隈のtwitterなどを閲覧してないと
真の意味が伝わらない。その場合普通にラブストーリーとして成立して
しまうという点が最高にツボである。本作、ギャグ漫画のカテゴリで
発表されているので、つまりこれをギャグとして楽しむためには
あらかじめ本件のいきさつ(作者とその周辺の事)を調べておかねば
ならないという、誠にハイレベルなものとなっている。
ホール・ニュー・ワールド 毛塚了一郎
ドーナツの穴を覗くと過去が見えるというSF。
着想を文字で表すとこれだけであり単純なのだが、
流石の毛塚氏、調理の仕方が非常に上手い。
過去という要素をひと昔前という絶妙な目盛りに設定することで、
懐かしさと血の通った人間同士の温かみを表現することに成功している。
氏の得意とするノスタルジックな世界に見事に誘引されていく。
この人、もはやそこいらのプロ作家よりよほど巧みなので、むしろデビューしない
事の方が不思議に感じられる。
ソフトメタルヴァンパイア
着想はベタだと思うけど、脚本がよく練られていて
ストーリーに矛盾が少ない。緩急が効いていて見せ場もちゃんと用意されている。
一話一話の構成力が卓越しており、場面展開や見せ方が上手い。
王道バトルものの少年漫画は好みではないが、この作品は
もっと読みたいと思わせるものがある。
高野雀のこれまでの作品と一線を画している。
境遇の違う6人の等身大の女子高生を丁寧に描いている。
雰囲気はどことなく花とアリスに似てる気がする。
これ、名作なのでは。
女子特有のメランコリックさと、10代ゆえの閉鎖的な社会と
将来への不安、そういうものを巧みに表現できていると思う。
古賀さんのキャラクターが一番好き。
https://curazy.com/manga/50
筆禍さんがオススメしてた漫画。風変わりだけどほっこりする話が多い。
異文化との距離感について考えさせれられるものがあるような、
そうでもないような。常に自然体な主人公には共感できる。
・いきるのがつらい総集編 u1
作者の大学時代の集大成と言える一作。
商業漫画では表現できない自由さこそが同人誌の良さの一つだと
思い出させてくれる作品だった。ギャグ漫画はロックであるべき、
という思いがひしひしと伝わってきた。どんな目に遭っても
立ち上がる後藤ちゃんに幸あれ。
・給料日 不貞寝
星新一作品のような味わいがある。
不貞寝さんのキャラクターの絵は余分な箇所を
捨象している分、読み手に心情を委ねている
ように思う。それが作品全体に深みと緊張感を
与えている。どこかのメディアで連載されないかなって
思う。
・シェアハウスの話 不貞寝
現代人の疎遠な人付き合いは
壁一枚隔てたお隣さんでも宇宙の端
同士みたいなもの、という比喩。
両者を隔てているのは物理的な距離ではなく、
お互いの気持ち、という話。
・なにもかも ぺよだへにゃよ
別々の3話が、最終話で鮮やかに
繋がったのには感心した。
ぺよださんの作品は孤独感を
扱った作品が多いけど、何とかなるさ
という前向きさ、そういう人間の
しぶとさを感じる。
・梅にうぐいす smison
WEB上で連載されている創作漫画の海
シリーズは読者を唸らせる出来のものが多くあり、
「感じた分の気持ち」にはそれに似たキレがあった。
人間を、俯瞰したところから優しいまなざしを持って
眺めているような印象を受ける。
・炒り豆フラワーズ ふかさくえみ
「3年3組観察日記」が秀逸。
たった5ページの短編ながら、無限の深みを
感じる一作。観察する側とされる側が
入れ子の構造になっていてSFの醍醐味を
感じた。いつも思うが、ふかさく先生の同人誌は
表紙のデザインが上手い。
・道行ダイナー 毛塚了一郎
南極サファラーも本作も、ほんのり百合で
世界にたった二人だけ、みたいな設定。
しんと静まった世界の情景や音が紙面から
伝わってくるのを感じる。適当に言うけど、
アフタヌーンとかに普通に連載されてても
遜色ないレベルだと思うし、技量と
比較して無名すぎる気がしている。
・なごむさんとひろみちゃん1・2 むんこ
流石のむんこ先生。日本を代表する
四コマ漫画家の名に恥じない、堂々とした
シリーズ。天才。商業誌では様々な事情により
遠慮しがちな恋愛要素を前面に出した作品に
なっており、新鮮な読み心地がある。
本来これほどの売れっ子作家なら、もっと
長蛇の列が出来ていてもおかしくないと
思われるが、必ずしも商業誌の評価と一致しないのが
コミティアの面白く、不思議な所。
・ただいま、おかえり ウチヤマユージ
老夫婦を書かせたら右に出るものは居ない?
ウチヤマ先生の安定感。氏の作品からは
漫画なんやけど、ミステリー小説のような
緊張感と先の読めなさが漂っていて独特の
読み応えがある。個人的には若い世代の話
の方が好み。
・エレメノピー さんかくやま
いつもながらメタ表現が凄い。
4コマ漫画に無限の可能性を与えている
作者の発想力は超人間級。焼き鳥のネタとか
どうやってこんなん思いつくんだ・・。
可愛らしい絵柄でブラックなネタを
あっさりやってのけてしまう所が好き。
・アスペルカノジョ短編集 萩本創八
レアな一冊を入手できて幸せ。本作
ついに日の目を見るそうで何より。
同じものを見ていても感じ方は人により
千差万別。平行世界を歩むように
この世の中を生きる人々に思いを馳せる。
斉藤さんの信じるハッピーエンドが訪れる
日を願う。
・特殊能力彼女 まえまえ
軽いジョブのコピー本。
ツンデレという言葉は死語かもしれないが
ぶっきらぼうで優しいヒロインというものは
時代に流されず安定して素晴らしいなと。
・グラウンドにはカニが落ちている!! こぶだし
サークルカットには確か、カニで人をしばく漫画
になるかも、って書いてあったけどまさか本当に
やるとは。いつもながらひどい(褒めている)
コピー誌でゲスト呼ぶって新しいのでは。
一瞬こぶだし先生がついに狂ったのかと思った。
・ジャポニカ自由帳49 小坂俊史
「すいみんぐ」なかなかのキレ。
続き物も良いけど、こういうお題ありきの
作品の方が作者らしいなと感じた。
以前より、ほんのちょっと女子キャラに
色気が感じられるようになった気がする。
・夏の騒動 ネルノダイスキ
題材もあって、何となくカフカの変身を
想起させる作品だった。人間の感情の
本質って何だろうかと考えさせられる作品。
・お兄ちゃんはおしまい4 ねことうふ
安定のねことうふ先生クオリティ。
なんというか本作はもう同人誌と言いながら
大量出版を前提に作られているような所があるし、
絵や物語のソツなさを考えても商業誌を読んでいる
ような気分になる。それはもちろんそれでよいが、
同人誌なのかなこれは、という思いがしないでもない。
先生のキャラクターがよくやる、V字の口元は
印象的で可愛いなといつも思う。
・学校ガス 三島芳治
大人でもない子供でもない曖昧な年齢を
題材にした話は好物である。大昔から
使い古されてきた題材のようで、作家の
個性が一番発揮されるテーマであり、十人十色の
調理の仕方がある。大人になる資格を欠いたまま
大人になってしまった大勢の人間に対する作者からの
投げかけにも感じられた。
倉金篤史、著。
絵は商業誌のレベルに達していない。
物語は限りなく同人誌に近い何か、という感じ。
書きたいものが明確にあって、それが表現できるという
事は幸せだと思う。猫も杓子もスマホをいじってるこの時代に
昭和の残滓みたいな本を出そうという作者の心意気は大したものだし、
何よりこれを世に出す決断をした出版社は色々な意味で凄い。
絵も表現もこなれていないけれど、作者の魂を感じることができた。
何者にも染まっていない積もりたての雪のような気持ち、果たして
今時の小学生が持ちえているかどうか。
この本の筋書きは、少年少女が出会い、初めて出会う性的衝動に
とまどい少し成長するという、たったそれだけの話。
題材は何でも良くて、漫画の良し悪しとは調理方法それ自体なのだと
思った。
漫画家は、場数を踏むことでより作品を洗練させられるけど、
ベースとなるセンスそのものはどうにもならないのではないか、
と最近よく思う。おそらく10人中9人までは
逆立ちしても凡作しか描けない。これは残酷だけど事実だろう。
世にマンガは星の数ほどあれど、結局情報を扱うのが人間だから、
そこに限界がある。よくかき混ぜられずに底に具が溜まった味噌汁の
上澄み液だけを飲まされてる感じ。全体を攪拌して温度と具材を
行き渡らせる必要があるけど、優秀な調理人が不在みたいな状態。
良いマンガ家も大事やけど、マンガを普及する人間の腕も非常に
大事という話。いくら面白くても無名なマンガは誰かが拾い上げて
有名にしない限りは埋もれてしまい、無かったことになる。