ラグランジュ・ポイント

日記帳です。トップページからは写真も見られます。全て私個人の見解で、所属団体の立場・戦略・意見ではありません。

7月

2009-07-31 22:48:08 | Weblog
月次決算。初の赤字。
http://rocky0903.s206.xrea.com/kessan24.xls
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中国旅行 4日目

2009-07-30 23:22:22 | Weblog
上海に戻ってくるなり、日食に備えるため、市のやや北、虹口サッカースタジアムへ向かう。
1時間くらい前から待機していたが、三脚をスタンバイして時を待つ人も居たりして、
結構中国でも関心が高いようで驚いた。少なくともこういうジャンルの事はちゃんと
報道されているようである。

やがて雨がぱらつき始め、しまいにはスコールのような状態に。
結局厚い雲に覆われ、太陽を見ることはできなかった。
しかし、皆既日食の時間が近づくにつれ、徐々に夕方の明るさになり、
そして皆既帯に入る1分くらい前になって、急にストンと辺りが暗くなり、
途端に真っ暗になった。完全に夜の暗さである。
また、数分くらい前からふいに涼風が吹き始めた。日光が遮られた事と
おそらく関係があると思う。
僕らも周りの中国の人も、太陽は見られなかったが、突然の大変化に興奮した。

皆既日食の間、電車やビル、街頭の灯りなど、何の問題もなく点灯していたので、
都市のインフラというのは、どうやら自動で灯りの調整を行っているらしい事が分かった。
予めマニュアル操作で対応したのであれば、夜の明るさになった数分間だけ、
示し合わせたようにぴったり点灯させる事は不可能だと思うからだ。

12時にチェックアウトと聞いていたので、急いでホテルへ戻る。
結局ここでは、滞在中一泊しかしていない。完全にただのスーツケース置き場である。

会計を済ませようとしたらアクシデント。事前に預けたはずの100元が還ってこない。
これがなければ、友人も僕も手持ち(元)が少なく、下手をすると空港へ帰れない。
聞けば、「おまえたちは本来昨日チェックアウトのはずだった。にも関わらず無断で
延泊したので余分に宿泊費がかかる。よってこれは返せない。」
寝耳に水である。ホテルの電話を借りて、日本の旅行会社へ電話する。
すったもんだの後、どうやら旅行会社がホテルへ連絡する際に日程を間違えたらしい。
しかし、チェックアウトの日と、宿泊日数の両方を間違えないと、そうはならないはずである。
僕らも、そしてホテルの人もいい迷惑である。中国レベルならまだしも、日本の旅行会社が
そんな初歩的なミスをするなんて信じられないことである。
正直H.I.Sは滅びればいいと思う。安いのはいいけど、
これでは最低限のサービスすらしてもらっていない。
結局1人100元のデポジットを無事取り戻し、帰路に就く事が出来た。

帰りもまたリニアモーターカーに乗った。今度は列車も全力を出してくれて
最高速度は431km/hに。300km/hを超えた辺りからけたたましくモーター音が
し始めるので、割と不安になる。これ、かなり無理して400km/h出してるんじゃなかろうか。
高速のリニア同士がすれ違うと、対向車両は全く見えず、すれ違い始めと終わりに
ドン、ドンとただ2回空気の圧縮音がするだけである。
しかしよく考えたら2両しかないリニアモーターカーが
相対速度800km/hですれ違うのだから、
むしろすれ違いそのものではなく、すれ違う事による
衝撃波の音ではないかと思う。

総括すると、非常に刺激的で楽しい旅行ではあったが、こんなしんどい思いを
またしたいか、と問われれば、正直御免である。
プライベートの海外旅行、そう言われれば確かにそうだが、
当事者としては、会社で普通に働いているより、よっぽどしんどい思いをしたと、
はっきり言ってそう感じる。

日本に帰ってからは、その翌日に至るまで、しんど過ぎてよく覚えていない。
倒れずに完遂できて本当に良かったと思う。

<支出>
(おみあげ)ロッテのチョコパイ3箱・・・40.8元
地下鉄・・・合計18元
白菊茶・・・65元
昼飯(ラーメン)・・・21元
リニアモーターカー・・・50元
コーラ・・・3元
バス・・・2×2元
タクシー・・・11元(1人5.5元)
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中国旅行 3日目

2009-07-30 22:28:15 | Weblog
列車を降りると、北京駅前の広場は人民で溢れていた。
よく見ると、8時前だというのに、地下鉄のゲートが閉じている。
どうやら皆これを待っているらしい。ただ電車に乗るだけなのに、
なんかのイベントのようだ。
あまりに暇なので、待ち時間にケンタッキーを買って食べた。

<天安門広場>
広い。どこからどこまでがそうか分からないほど。
中央に毛沢東の遺骸を展示する施設があるが、
そこへの待合の列が半端ではない。
広場の長辺を目いっぱい使って、全体が見渡せないほど
幾重にもつづら折になって人民が並んでいる。
僕はひと目見て、これに並ぶのは無理だと感じた。
友人は果敢にも挑戦していたが、何キロも歩かされた挙句、
手荷物預け所が別の場所にあると分かり、嫌になってやめたらしい。
それが正解だと思う。
友人を待つ間、小一時間ほど警察のバンの陰に座って、広場を行く人や
天安門、それから肖像画の巨大な毛沢東を眺めていた。
暑さで頭は朦朧としていたたが、なんだかずっとここに居たいような、
不思議な感覚がした。

<故宮>
昔の紫禁城。これまたとにかく広い。
幾つも幾つも門と宮が続いていて、
一定のリズムを持っている。
皇帝の住む内宮まで
天安門広場からカウントすると、雄に3キロ以上は
歩かされたと思う。
たどりつく前にヘトヘトになった。
昔の人民は、皇帝を神に近い存在だと思ったことだろう。
ここからが内宮か、と思った場所が、実は宮殿の玄関だったりするので、
逆に言えば天安門広場は玄関=大手門ですらない。
日本の城郭で言えば、敷地の外の庭園の入り口くらいのイメージである。
厳密に言えば、さらにその天安門広場にも前門があるので、皇帝の居所に
達するまでに9つの門と宮が存在する事になる。
そして一つ一つの建築が、いちいち東大寺の大仏殿くらいでかい。
とにかくそういうスケールなので、途中で帰りたくても外に出るまで
同じだけ歩かなくてはいけない。
正味の話、高齢者は体調が悪くなっても故宮から出られずに
倒れたりするかもしれない。
故宮の背後には、ここを造成した土で作ったという丘がそびえる。
北の神武門をくぐって宮の外へ出ると、丘の巨大さにたじろぐ。

宮殿を出て、繁華街に向かう途中、三輪車に乗った客引きに、
どう?どう?って擦り寄ってこられた。
「王府井?(繁華街の名前)歩くのは無理だよ!40分はかかるよ!
三輪車に乗りなよ!(以下延々勧誘)」
ウザかったが、ある意味オッサンは正しかったと思う。
確かに歩ける距離ではなかった。結局歩いたけど。

午後はのんびり、天壇公園を歩いた。中国はとにかく観光するのに、
観光とはまた別の所でかなり労力が要るので、一箇所訪れただけで
かなり疲れてしまう。
皆で手を繋いで何か唱えている集団とか、陽気に合唱する人民など、
それっぽいものを見られて満足した。
朝早く来れば、きっと太極拳をやる人にも出会えたことだろう。
かつては儀式に用いられ、皇帝以外は立ち入ることができなかった"かん丘"も
庶民の憩いの場となっていた。凧揚げをする人も居て、ここは市のど真ん中にあって
静寂が保たれ、穏やかそのものだった。
中国滞在中、唯一健康に良い事をした。

北京は古都だけあって、上海よりは少し落ち着いている。
一国の首都でもあるので、官庁街やセレブの生活区などもあって、
その辺りは環境が良い。だが一本でも脇に逸れると、もうお約束の
人民的生活風景が広がる。
北京にしても上海にしても、隣接して、あるいは入り乱れて、
色んな生活レベルの人がごっちゃに暮らしているのが面白いと思う。
地区による住み分けが極めていい加減な感じがする。
高層マンションの下の公園には普通に浮浪者が住んでいたりとかするのだろうと思う。

夜になり、またひともんちゃくして列車に乗り、上海へ帰る。

<支出>
天壇公園(皇穹宇・祈念殿・かん丘含む)・・・35元
故宮・・・60元
マクドナルド・・・19.5元
昼ご飯(肉団子と餃子と菊花茶)・・・26.5元
カップ麺・・・5元
ケンタッキー・・・9元
タクシー・・・20元(1人10元)
棒アイス・・・3元
水・地下鉄・・・合計35.5元
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中国旅行 2日目

2009-07-29 21:53:24 | Weblog
この日の夜から、強行軍が始まることを想定して、余裕をもったスケジュールにした。
まず夜行列車の切符を取りに、市の中心部へ。普通の雑居ビルの4階に事務所があって
びっくりした。完全にスルーしてしまいそうなロケーションである。
見つけられたのがほとんど奇跡。
そこのオーナーに、「道中、暑いけど気をつけて。」と言われたが、
本当に上海は死ぬほど暑い。基本的に長時間外を歩くのは不可能と言ってよい。
じりじりと焼きつけるような太陽で、湿度は基本的にほぼ100%に近いので、
日本の夏がいかに酷暑だと言っても比較にはならない。
そうでなくとも空気が汚れているから、ここに長期間住んだら何らかの病気を
発症するに違いないと思った。
そういえば、どんなにボロいビルにも必ず受付係りが1人居た。泥棒にでも
逢うのだろうか。
日本との治安のギャップを感じた。

その後豫園に行った。ここには初めて来たのに何か懐かしい。東京の浅草のような感じ。
屋根の両端が鋭く反り返る、いかにもな感じの中国家屋が見れて満足。
ごちゃごちゃと建物同士が込み入っているように見えるのも、風情があって良い。

帰りにタクシーに乗ろうとしたら、全然つかまらない。行きは簡単に見つかったのだが。
いつも同じようにいかない事、チャンスがあったら必ずそれを逃さないようにする事、
この2点はつくづく思いしらされた。あらゆる事象が不安定で一定ではない。
次も同じように事が運ぶとは限らない。結局延々何キロも歩いてバスに乗った。

気を取り直して、南京東路など繁華街をぶらぶら歩く。百貨店もちらほらあるが、
よく見ると商品のジャンルにかなり偏りがある。衣服と家電ばかりのように思え、
日本のデパートのように総合的になんでも扱っている店はついに見つけられなかった。
本屋は紀伊国屋や丸善のような、一棟丸々使った大型店もちらほら見かけた。
中国にしては珍しく、内部はたいてい静寂が漂う。ここでは人民も大人しくしている。
本を読むにはそれなりに学が無くてはならないから、
それなりの人民が集まっているからだと思う。

ホテルで一端シャワーを浴びて休息した後、いよいよ北京遠征へ。
片道3キロの道を通って地下鉄に乗り、上海駅へ向かう。
土地勘が無く、地図は無いに等しく、夜である。
押し寄せる人民に圧倒されながら入場口を探す。これだけでも30分くらいかかった。
中国は本当に予定通り事が進まない。時間と気持ちに余裕を持たなければならない。
列車にはすぐに乗れず、時間が来るまで各々の待合室で待たされる。
これはリニアモーターカーや朝の地下鉄も同じで、基本的に係員が入る人民と出る人民を
コントロールしている。そうでなければ収集がつかなくなるのだろう。この辺りも日本
では考えられないことだ。
やっと列車に乗り込んだ時点で、すでに汗だく。
せっかくシャワーを浴びてきたのに甲斐がない。
この列車はCRHと言って、外観は日本の新幹線とそっくりなのだが、内部は先頭と
最後尾を除いて一部屋4人×10部屋の寝台車両に変更されている。
電車代をけちって、655元の上寝台にしたが、後悔する事になった。
天井が低くて、起き上がってもまともに座れない。カプセルホテルでも
もうちょっと広いのに。ちなみに下寝台は片道730元。
日本円にしたら大差ないのである。
中国では、つくづくケチらない方が良いと身に染みた。
列車は夜通し時速200kmで走り続け、途中南京で小休止して、
10時間かけて北京へ向かう。
そういえば、結局バタバタしている内に発車時刻が来てしまい、
晩飯を食べる暇が無かった。車内で悲しくカップ麺を食べた。

<雑感>
涼を取ろうと何気なく買ったハーゲンダッツが、小さいカップなのに
1個28元もして驚いた。北京の故宮で売られていた棒アイスが3元だったから、
毎度の事ながら物価がメチャメチャである。

上海はギャップの激しい街である。初日の金融センターのように、ディスプレイを
美しく飾ってお辞儀をし、にこにこしながら案内してくれる場所がある一方で、
生活道路では、パンツ一丁でおっさんや兄ちゃんが街を歩き、歩道をバイクが
平気で走り、道端で老人がシャンプーをしているのである。
これらが一つの街に並存し、しかもそういう表と裏の顔を全く隠す気がないことに
驚かされる。そしてそれでも部外者には表の顔、よそ行きのイメージを
植えつけようとするから、全く奇妙と言わざるを得ない。
マジックをやる横で、堂々とタネを明かしているようなもので、
胡散臭い占い師どころではない。これはむしろ興味深い。

交通については、もっと興味深い。信号はあって無いようなもので、
青信号でも右折車両は全速力で曲がってくるし、歩行者を見かけても
まず速度を緩めることはない。
パトカー(公安)は普通に交差点に乗り上げて話をしているし、
警察署の前でも人民は全然お構いなしで、人も車も走りたい所を走り、
止まりたいタイミングで止まっている。
当然大路は常にクラクションの喧騒で満ちている。
自由自在に走る車、トロリーバス、バイク、三輪車、自転車、人民。
この国には本気で交通法規が無いのではないかと思った。

意外だったのは、自販機が比較的よく普及していること。お金を入れたら
ちゃんと商品や切符が出てくる。当たり前だが、出来ていない国も多い。
無人の機械にはお金を入れてはいけない、というのが暗黙の常識のような場合もある。
そういう意味では、中国はしっかりしていた。
ただし地下鉄の切符がICカード式だが、案の定10回に一回くらいは
回路が壊れていてゲートが開かない。そんな時はいちいち係員の所に行くのだが、
効率的ではない。
偉そうな事を言うが、正直中国みたいなまだまだな国がICカードのような
デリケートなものをそのような使用頻度が高い所に導入すべきではないのだと思う。
10年早い。

浦東の河岸沿いには、おびただしい数のトンボが居た。
あまりの数に恐怖するほどで、何か人為的な良からぬ理由がありそうでゾッとした。

<支出>
カップ麺・・・5元
ハーゲンダッツ・・・28元
地下鉄・・・4元×3、3元×3
ケンタッキー・・・23.5元
タクシー・・・11元(1人5.5元)
バス・・・2元×4
水・・・3本合計11元
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中国旅行 1日目

2009-07-28 23:03:42 | Weblog
AM5:00起床。寝起きでいきなり偏頭痛の症状が。
頭痛薬を飲んで無理矢理押さえ込む。しょっぱなから不安。
空港で熱測ってみたら7度5分くらいあった。中国では体温が37度以上あると
止められるらしいと聞いていたので、おそるおそる出国。
蓋を開けてみると、なんてことはない、サーモグラフィーも体調チェックも
そもそも機械に電源が入っていないというお粗末ぶり。
検査官もおしゃべりしてこっちを気にする素振りも見せない。ほっとしたが、
後になって考えてみればこれが普通の中国クオリティーだったのだと思う。
むしろ、マジメに仕事してる人の方がまれ。
ただし、通常のパスポートによる入国審査だけは念入りに行っていた。
そういう所には公安の人が居た。
まあしかし、中国入国はいとも簡単。

空港を出てリニアモーターカーに乗る。しかし300km/hしか出ずがっかり。
それじゃあ日本の500系と変わらんやんけ!
時間帯が悪かったらしい。帰りに期待。
ホテルにチェックインするため、長陽路という大通りを延々歩く。
上海の真夏の日中は殺人的。南西諸島くらいの緯度にあるので当たり前だが
日差しはこれ以上ないほど強く、非常に多湿。町全体がサウナのようである。
蜃気楼が見えそうである。3、4キロほど、スーツケースをひきずって歩いたが
途中何度か倒れそうになった。
体調を悪くする要因は、天候だけではない。道はでこぼこだらけで、土埃が舞い、
車の排気ガスが充満し、汚物のような臭いが漂う。
いきなり中国の洗礼を受けた思いがした。正直な話、上海においては、
デパートや空港、高層ビル以外は、程度の差はあるが、たいてい汚物のような
臭いがする。
(正確には、どぶと硫黄と汚物の臭いがまじったような感じ)
道は舗装された形跡があるが、半分くらいは剥がれ落ちて埃まみれになっている。
小一時間も歩けば、目がチカチカして痛くなる。ホテルで手や顔を洗うと、
洗った水が灰色になっている。街は至る所で工事をしているが、
工事の足場が竹で出来ている。軽くて丈夫、合理的だと思うが、
日本人には無い発想である。安全性っていう観念も低いのかもしれない。
一方で、地下鉄の駅前には竹のアーケードの商店街があり、これはなかなか
情緒的で良い。
中国は、上海のような第一級の発展都市ですらこの有様である。
正直な話、経済的に見て後進国といわざるを得ない。まだまだなレベルである。

あまりに暑かったので、途中ローソンにも入ってみたが、田舎の個人が
やっているようなマートの雰囲気だった。菓子や飲み物、カップめんに
アイスクリームが並ぶ。種類は日本と大差ない。
ただしおにぎりやお弁当といった生物がほとんど置いてない。
申し訳程度に何やらピンク色の豚のおにぎりやら売っていたが、
いろいろと危なそうで、とても食べる気にはならなかった。
またアイスは何故かチョコレート系ばかり置いていた。

上海と北京に行ってみて、つくづく感じたのは、彼らには他人に配慮する、
或いは思いやるという発想が一切ない。もともとそういう発想が無いようで、
むしろ不快な感じもしない。こちらもそれが当たり前なんだと妙に納得するほど
である。店員は笑顔を見せず、必要最低限の事だけを早口で言い、
お釣りを丸めた紙ごみのように渡し、ありがとうという言葉をほとんど聞く事は
無い。それでもこの国では普通である。
敢えて褒めるとすれば正直な事だろうと思う。たいていの上海人は、
道を聞いたり何かを注文したりするときに、英語も日本語もさっぱり解らず
全然会話にならないものの、一応伝えようという気持ちはもっているようである。
その点、無関心・無感情な日本人とは対比的だと感じた。
(ただし、意思の疎通ができないと判断すれば、すぐに投げだして
どこかへ消えてしまうので問題が解決するわけではない)

また、物の値段が極端なほどマチマチである。
庶民の食事は5-10元(75-150円)も出せば食べられるし、
地下鉄は3-5元(45-75円)程度。
バスは数キロ乗っても2元(30円)程度。飲み物のペットボトルも安い。
5、60円ぐらい。
しかし例えばハーゲンダッツは小さいカップ一個で400円、ケンタッキーや
マクドナルドは300円くらいだから、日本人の感覚で言えば何ということもないが、
現地の物価からすると、破格と言える。
観光地の入場料は50元(750円)くらいする所もあるし、世界最高の高層ビルの
入場料は150元だから2300円ほどもする。なるほどビル内部に地元の庶民が
居ないわけである。
最初は、外資系の店や商品は、日本と同じくらい値が張るのかと思っていたが、
むしろ物により価格が違うというよりも、人民の水準によって価格が設定されて
いるという感じがする。
公共交通機関や食事などは、貧乏な庶民でもやっていけるように最低レベルの
価格設定になっている。
一方で、外国人向けの観光施設や食事施設などは、それ相応に中国人民には
手が出ない水準になっている。
例えば公園であれば、高くても10元(150円)程度だから、
人民にも十分出せる金額と言える。
ちなみに2元で乗れる黄浦江を横切る渡船の座席には蝿がたかって、
血が着いていた。つまりこれは、一般人民向けなのである。

日本人にとっては、現地の"高級"も普通の値段なので、むしろそれくらいの
値段のものを選ぶ方がストレスが少なくてよい。食事も1人20-30元
(400円くらい)も出せば、十分高級レストランにありつける。

上にも書いたが、特に上海は町全体が発展途上なので、たぶん万博だとか
関係なしに、道はぼこぼこで、日本で言えば烏丸通りや御堂筋のような大通り
ですら通行止めにして何キロも迂回させるような、そういう事が平気で
行われている。
例えば、渡し船の降り場は地図上、外灘地区を眺められるような、
河岸の公園のはずだが、実際にはいきなり幹線道路のど真ん中に吐き出されて、
歩道もなく、自分で柵と猛スピードの車をかいくぐって進まなくてはいけない。
目的地がもうはっきり見えているのに、道がなくて塞がっている、なんてことは
日常である。

上海金融センタービルは、近代化の象徴のような建物で、何と展望台の高さが
474メートルもある。
見渡す景色は、もはや山の頂上からのようだが、先に長陽路のような庶民的なものを
見てしまうと、どうもギャップが強すぎて、ここからの上海の眺めは偽者のように
思えてしまった。
それでも高層ビルの展望台特有の浮遊感が味わえたし、何より世界最高所の
展望台という優越感があってそれなりに興奮した。
また普通に、浦東地区の超高層ビル群(どれも日本の高層ビルより遥かに高い)
を眼下に眺めるのは、気分が良かった。

外灘の夜景をチラッと見て、南京東路の繁華街の夜の様子もササッと見て、
くたくたになって宿に戻った。

<支出>
100元・・・ホテルの預け金
2.6元・・・ウーロン茶
40元・・・リニアモーターカー(片道)
4元・・・地下鉄
4元・・・ポテトチップス
6.1元・・・ウーロン茶(1.25ℓ)
35元・・・外灘のレストラン食事代
4元・・・地下鉄
2元・・・渡船
4元・・・地下鉄
150元・・・上海金融中心ビル入場料
5.1元・・・カップ麺
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さっき

2009-07-28 21:42:54 | Weblog
奄美大島の人と話したが、あちらでも日食はよく見えなかったらしい。
どっちにせよ、今回の件は、縁がなかったらしい。ならば中国が見れてよかった
のだと思う。
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雑感

2009-07-26 09:56:53 | Weblog
最近ベランダによく雀がくる。可愛い。

自前のスパゲティが不味いと悩んでたら、
チャットの人から、
茹でる時に塩を入れなさいと言われた。
そんな簡単なことやったんや。
目からウロコ。
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中国写真

2009-07-26 09:52:45 | Weblog
中国写真。(23.7MB)
http://rocky0903.s206.xrea.com/china.zip
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迷路

2009-07-25 16:20:02 | Weblog
京都ファミリーの上階に迷路が設置されてた。
作りはチープなものだが、全面木製で癒された。
木の香りは何とも落ち着く。
趣旨変わってるけどそこそこ楽しかった。
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帰還

2009-07-23 21:13:27 | Weblog
灼熱と混沌の国、中国から帰ってきた。
正直観光で行くのはもう勘弁である。
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サシ

2009-07-17 22:21:07 | Weblog
この
http://chatpad.jp/
1対1チャットが面白い。
いつ繋いでも即効チャットできるし。
これいい暇つぶしになる。
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2009-07-15 21:55:54 | Weblog
食堂の鯖の揚げ物が酷い。
鯖を一匹油で揚げて、ぶつ切りにしただけ。
輪切りだから小骨が散乱してて、
かつ全部残ったまんま。
さらに揚げの層がやたら分厚いので箸でなかなか切れない。

このメニュー採用した奴、ボコボコに殴りたい。
昼休みただでさえ短いのに、めっちゃ飯食べるのに集中しなあかんやん。
暑いから余計にいらつく。
おまけに、冷茶も切れてたし。

暑・熱・厚、三拍子そろった。
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ここらで一回書いておく

2009-07-13 22:10:49 | Weblog
僕が月収を公開している理由は、
誰もそういう事をしていないからである。
なぜ誰もそういう事をしないかと言えば、
公開する人自身にとっては別にメリットが無く、
むしろ、デメリットばかりあるからだろう。
でも良く考えたら、そんな事はどうでもいいのである。
そして、そういう心配は、実はしても無駄である。
______________________________________
例えば、
「こいつこんなに給料もらっとんのか~」
又は「こんだけしか給料もらってへんのか~」と思われたり、
収支を示すことで、「今月余りがあるんだからおごれよ。」
ってたかられたりする事を恐れているんだろうと予想出来る。
(冷静に考えたら収支が丁度という事はありえない。
そういう給料の使い方をしていたら何ヶ月もたたない内に生活できなくなる。
なぜなら、何かのはずみにちょっとでも支出が収入を上回ると、即貯金を
崩して生活しないといけないからである。)

しかしよく考えてみると、別に公開しない場合でも、誰が誰に問い合わせたわけ
でもないけど、皆そういう事には敏感で、給料の相場というものは、おおよそ
知っているものである。万人が予想する身近な人の収入と、実際の金額はそんなに
開きはないのだろう。(そもそも給料の予想とはどれほどの値の幅があるのだろう。
普通に生活している若い人の年収が100万だと思うのか?或いは1000万だと思うのか?
それが例えば300万だと聞いたとき、400万だったとき、500万だったときで
そんなに印象が違うのか?月収にしたって、まさか10万という事もなければ、
50万とかいうわけでもないのである。値の幅は案外小さい。)
乱暴に言えば、言っても言わなくても、まあだいたいバレているも同じ、
僕はそう考えている。
それから、収入を言うことで、たかられるっていうのは、むしろそういう知人の方を
咎めるべきだと思う。言われたとしてもそれは冗談だとは思うけど。
_________________________________________
次に、収入額を公表するのは恥ずかしい、という意見がありそうである。
収入額がそのままその人の能力の高さを表しているようで、それを赤裸々に
示すということは、秘密の部分を無くし、その人の能力の限界をも
さらけだしてしまう、裸にされるも同じ、そう思っているのではないか。
自分を実体よりも良く見せたい、少しサバを読みたい、少し知ったかぶりとしたり、
思わせぶりな部分を残して、他人より「ほらこんなに優れているでしょう。でも
謙虚な私はそれを言わないんだけどね。」という演技をすることができなくなる、
そういう事を恐れているんではいかと思う。
しかし、これは僕にとっては関係ない。なぜなら僕は、人からどう思われようが
ほとんど気にしないからである。仕事がやりにくくなったり、生活がしにくくなろうほどに
影響が出るのは流石に困るけど。そうならない範囲で、後は他人に迷惑が
かからないのであれば、それで別にかまわない。
そして、そういう他人の、お互いに対する虚栄は、実は最初から周知の事だと思う。
いくらそういう事をしようとも、長い付き合いの中で隠し通すのは普通不可能である。
僕が見た所、普段から特に意識して訓練しているとか、エリート官僚になれるくらい
メチャメチャ頭が良いというのでなければ、ボロが出るものだと思う。
それを隠す能力のある人が世の中にどれだけ居るのか。

この他人に対する虚栄の心は、至る所に蔓延していて、
僕は人間関係をギクシャクさせる一番大きい原因であると思っている。

学生で言えば、どうすればテストで良い点が取れるのか、どうすればより効率的に
労力少なく、良い点が取れるのか、とか例えばそういう事である。
それを他人に言ってしまえば、折角自分が長年かけてコツコツ積み上げてきた
ノウハウを無料みたいに人に提供することになるし、皆がその方法を真似て
平均点が挙がれば、自分の地位が危うくなる、それは嫌だ、自分だけ良い点を
取りたい、とかそういう風にあさましく考えるのではないか。
端的に言えば、「今日テストあるけど、勉強してきた?」「全然~。」ていうアレである。
皆本音を言わないけど、最初からバレバレである。にも関わらずやる。
そういうのがつまらんと僕はそう思う。

肝心な事ほど誰も言わない・隠す、というのは人間の特徴なのかもしれないが、
それはきっと上記のように自分を守りためにそうするのだろうと思う。
でも一番情報を共有すべきは、そういう情報である。
これは凄い矛盾だと思う。同時に、もったいないなあと思う。
_______________________________________
最後に、むしろ何を公開するかというより、秘密にしないといけない事以外は、
別に秘密にしなくていいじゃないか、というスタンスである。
隠し事は悩み事だから、そんなんは出来るだけ少ない方が良い。無駄だし、
楽しくない。自分だけ良ければいい、というのは他者への侵害に繋がるから
問題がありそうだが、(他者への侵害は他者から自分への侵害に繋がるから
結局良くないという発想)他人の事は知らんが、自分は楽しくやれりゃあ良いというのが
僕の考え方である。人生は結局、自分が楽しいかどうかやと思う。
大変青臭いとは我ながら思いつつ、嘘偽りなく正直に言えば、こんな感じなのである。

P.S.
ちなみに、収入(サラリーマンの場合は要するに給料)は、本人の能力値というより
むしろ会社の労務費に対する考え方・従業員と経営層との力関係、そういうものを表していると
思う。だとすると、隠そうと考えるならば、むしろその会社の役員であって、別に従業員が
隠し立てする必要も無いのでは?と思ったりもする。これは予想かただの妄想かもしれんけど、
実力主義の会社でも、たぶん若い従業員(=その会社での経歴が浅い人)同士ではそんなに差は
たぶん無いと思う。差をつける標準の給料の絶対値がそんなに大きくないからである。
給与を載せたり、会社の事も断片的に書いたりするからはっきり社名を書いたりしないようには
心がけているが、(まあそれでもそもそも例えば初任給だったり福利厚生がどうなっている、
なんてのはリクルートページで当たり前に公開されていることなんだけど。)
賞与を記載するとしたら、それはやや問題ありかなあと思う。
賞与は会社の直近の業績がモロに反映されるから、好きなタイミングでポロポロ公表して
いいもんではないかなあと思うからだ。
正直に言えば、当然それだけではない。ボーナスは月給と違って会社によって、そして会社の
その時々の業績によってピンキリだから、赤字の企業もあるだろう、逆に例えば任天堂の社員なんか
めちゃめちゃ貰ってるに違いない!とか思うと、かなりの開きがある中で、公表したくない、
という気持ちもある。公表すべきでない、こう思う。別に無茶苦茶もらってるわけでもなければ、
全然貰ってないわけでもない。入社して以来、支給額は毎回本当に全然違うし、一定のものでもない
から公表しても意味があるのか、という思いもある。
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確保

2009-07-11 21:46:34 | Weblog
ジャスコで晩飯漁ってたら
幼い姉妹が、サッカー台に腕をばっと広げて
場所を確保しているのを見た。
姉が妹に、「ここ確保しとくんやで!」て言ってた。
きっと親が来るまで場所取りを命じられたのだろう。
なんか可愛かった。

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と思ってたら

2009-07-10 23:01:36 | Weblog
昨日のデータ消失の件で、メーカーの次長が謝りにきた。
やっぱり大事やったんや。

久しぶりに外食のスパゲティを食べた。
なんで、自分で作るのとこうも味が違うんやろう。
自前のパスタは罰ゲームみたいな味しかせんのに。
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