ローマ亡き後の地中海世界4
海賊、そして海軍
塩野七生
地中海世界を揺るがすパワーゲームは混乱をきわめた。
キリスト教連合軍とトルコの最終決戦の舞台はマルタ島
聖ヨハネ騎士団が最前線に立ちはだかる。
と言う事で最終第4巻
ロードス島を追われた聖ヨハネ騎士団が、
過酷なマルタ島で3つの城塞を築いて激戦を繰り広げます。
勝利したものの、騎士の7割が戦死と言う激戦は、
ヨーロッパ全域に歓喜の鐘が鳴り響かせる事に。
そしてレパントの海戦でキリスト教連合軍の圧勝へ。
この海戦もマルタ島の闘いで、
トルコの海軍司令官が戦死したのも要因の一つかと。
負けると思われていたマルタで勝ってなければ、
これもどうなってた事やら。
トルコもマルタを放っておけば・・・
歴史にIfがあればになりますけど。