八甲田山死の彷徨
新田次郎
日露戦争前夜厳寒の八甲田山中で苛酷な人体実験が強いられた。
少数精鋭の弘前31連隊と中隊規模の青森5連隊
2隊を対比して自然と人間の戦いを描いています。
しかし31連隊は自然相手でしたが、
5連隊は自然以外に人間相手の戦いでした。
向こうが小隊ならうちは中隊や、
責任者が案内人を頼んでいたのにいらないや、
待機しようと言ってるのにGOや、
動かないといけないのに待機等、
責任者じゃないのに勝手に命令する上官。
これは正直人災ですな。
無能な権力者程立ちの悪いものはない。
31連隊員は昔から山の厳しさを知っている人、
5連隊は山の厳しさをしらない人
31連隊も紙一重で生還でしたので、
当然ながら自然とは恐ろしいものです。
そして31連隊も日露戦争で・・・