夢
一日を 歩む
長い、一日を 歩む
その一日の 終わる頃
次の一日の 見える頃
そのわずかな隙間に 身を隠す
二度と開かれぬための 栞となって
短冊状に眠りこけ 二つの一日をやり過ごす
いつか 他人の記憶から、自分自身が消え去ることを 知りながら
そんな 夢を
同じ 夢を
一日の最後に
夢を みる
一日を 歩む
長い、一日を 歩む
その一日の 終わる頃
次の一日の 見える頃
そのわずかな隙間に 身を隠す
二度と開かれぬための 栞となって
短冊状に眠りこけ 二つの一日をやり過ごす
いつか 他人の記憶から、自分自身が消え去ることを 知りながら
そんな 夢を
同じ 夢を
一日の最後に
夢を みる