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星を護るは天使の使命

2011-02-06 | 特撮
「天装戦隊ゴセイジャー」最終回を迎えましたね。
まだ戦隊全員集合映画や完結編Vシネマ、
もしかしたら来年今頃のVS映画も残っているかもしれませんが
1年間を完走したわけです。
(最後の最後に東京ドームシティの件で「無事」と言い切れなかったのが残念ですが・・・)

ネット界隈の評判は妙に悪い作品であり、
2ちゃんねる特撮板でも本スレよりアンチスレのほうが多いという
そういう状態であるのは確かですし、
特撮レビュー系のサイトでも悪評を聴くことの多い作品でした。

これはひとえに、この作品がスロースターターな作品であり
序盤のインパクトが弱く感じたことに原因があると考えます。
ネット界隈で好まれるのは、1話のつかみが強い作品であり
前作である「シンケンジャー」はその部分が強く、
そのテンションを保ったまま完走した作品だったことが
この評価を固めてしまう要因になったのかなぁ、と思います。

あと、玩具売り上げ面においても前年より下げていますが
これはライダー玩具への集中が起こってしまった結果かな、とも
思ったりもしております。
玩具展開の軸となるゴセイヘッダーシステムの面白みが
いまひとつだったということもありますが・・・
(戦隊ロボでこういう形の展開ってだいたい失敗している気がしますね・・・)

さて、マイナス面の話はここまで。

この作品の魅力とは、丁寧に積み重ねてきたこと、だと思うのです。
最初はいがみ合っている部分すらあった
スカイック、ランディック、シーイックの3種族が
絆を積み重ねていき、いつしかかけがえのないパートナーとなっていくこと。
その人間関係の積み重ねが丁寧であったことが、
最終決戦でのブラジラとの対比に活きてきたように思うのです。
そしてゴセイジャーの5人それぞれのキャラ・・・
特にふんわりとしたかつてないタイプのレッド・アラタというキャラは
この2010年代という時代にマッチしたやわらかなリーダーとして
戦隊史上に残るキャラであったと思います。

そして敵サイドも4組織が順番に登場するというスタイルの中で
(ほぼ1クールごとに決戦が入る形となっていましたね)
ブレドランというキャラの描写を積み重ねていき
(ウォースター編の時点で、護星天使の能力への対策を行った作戦の立案が
 すべてブレドランだった、というところには驚かされました)
そして最終ボスとして元護星天使という正体を明かすという展開は
王道でありながら感心させられたものです。
(これは去年のシンケンレッド=実は影武者にも通じるものでしたね)

あと、個人的には各怪人や組織のネーミングに散りばめられた
映画ネタの元ネタ探しが楽しい1年でもございました。
中にはそんな映画知るか!ってレベルの作品からひっぱってきているのもあったり
(ブロブの膜インは正直タイトル聞いても「?」でした・・・)
なんといっても最後の敵がブレードランナー→未来世紀ブラジル、というねw

そしてキャストたちの好演も光る作品だったかな、と。
ゴセイジャーの5人は役にシンクロするようにしっかりと成長していき、
それに立ち向かうのは一流の声優たち。
同じ横手脚本戦隊だった「ゲキレンジャー」も豪華すぎる声優陣でしたが
今作も飛田さんをはじめ、すごく豪華なキャストたちが
怪人として立ちふさがってくれていたと感じました。

途中、「ちょっとこれは厳しいかな・・・」と思ったことはありましたが
見続けることでいつしか好きになっていた戦隊、
それが僕にとっての「ゴセイジャー」でしたね。

来週からの「ゴーカイジャー」も楽しみです。

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