Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

最近のスーパーヒーロータイム

2010-05-30 | 特撮
最近は特撮分がSHTだけで補給されている私です。
HEROESファイナルシーズンまだかしら。

<最近のゴセイジャー>
1クールちょいでの1組織壊滅ってのは新しいなぁ。
多組織展開とか、組織内の幹部交代とかは前例があるけど
普通に組織が出てきてこのスピードでの壊滅ってのはすごいなw

メインライターの横手だと若干雑だな、と思うけど
サブライターの大和屋、荒川だとちゃんと戦隊として
かっちりとまとまった内容になってるなと思いますね。
荒川はWの出来がアレだったのを十分に取り戻せたかなと。

第2部では追加の人も出てくるようで、
どう話が動いていくかが楽しみですな。

<最近の仮面ライダーW>
こちらも第2部完。
照井竜と伊坂というキャラクターに焦点をあてつつ、
翔太郎とフィリップの絆、最強フォーム完成と
最後に向けて一番の鍵となるであろうシュラウドの存在を
しっかりと認識させていく内容だったなぁ、と。

各エピソードもあまり隙がなくきっちりと書かれていて
特に脚本では(おそらく映画で)三条が外れている最近では
アクセル強化回(&第2部最後の回)や第3部スタートといった重要回も
長谷川がきっちりと盛り上げてくれていたりもします。
二人目のゲストライターとして入った中島かずき回もよかったですね。

夏の映画がどうなるか、どっちもけっこう楽しみだったり。
上映は3Dだけなのかなぁ。
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バットマン:ザ・ラスト・エピソード

2010-05-27 | 漫画
物語の始まりがあるところ、かならず終わりが訪れます。
「未完」というのもあるのですが、それもまたひとつの終わりの形として。

「バットマン」の物語の終わり、として有名なのは
フランク・ミラーの筆による「ダークナイト・リターンズ」でしょう。
年老いたブルース・ウェインの戦いへの復帰と、
バットマンの死を描いたこの作品は
ティム・バートンの映画1作目を初めとして、多くの影響を
後のコミック界に与えた作品でした。

この作品と同時期(「クライシス」によるDCユニバースリセット直前の時期)に
アラン・ムーアによって書かれたのが
スーパーマンの最終回「WHATEVER HAPPENED TO THE MAN OF TOMORROW?」でした。
スーパーマンが姿を消して10年後、その最後の事件で何が起こったのか、を
描いたこの作品は、スーパーマンストーリーの最高傑作のひとつに数えられています。

時は流れ、2009年。
映画「ダークナイト」の記録的なヒットはありましたが、
「バットマン」というシリーズを仕切りなおすために
DCコミックスはイベント「BATMAN:R.I.P」、「ファイナル・クライシス」を経て
ブルース・ウェインを一時退場させることになりました。
以前にも「KNIGHTFALL」イベントでベインに背骨を折られて退場したり
数回のバットマン職一時交代はあったのですが。

そして、前述のスーパーマン最終回に倣う形でのバットマン最終回・・・
「WHATEVER HAPPENED TO THE CAPED CRUSADER?」が
アラン・ムーアの親友である
ニール・ゲイマンの筆によって書かれることになりました。
「サンドマン」などで高い評価を得てきたわけですが、
現在はコミックの世界を離れ、主に小説の世界で活躍する彼が
(「コララインとボタンの魔女」「スターダスト」などの映画化作品もありますね)
この「バットマンの最終回」という題材をどう料理するのか?が
注目を浴びる形になりました。

そして、ゲイマンが用意したバットマンの最終回は・・・
バットマンは永遠に生き続けるヒーローだから、
その最終回としては「引退」ではなく「死」以外にありえない、と
永遠のヒーロー・バットマンの「葬式」を描くことになったわけです。

かつての友人や敵たちが集まったのは、
バットマン始まりの地・クライムアレイにあるバーの一角。
そこで語られるバットマンの死は、年代も内容もばらばらで・・・

メタフィクション的な構造を持つ物語でもありますが
それだけに永遠のヒーローであるバットマンの最後の物語として
ふさわしい作品であるとも思えます。
(ある意味最初の物語、ともいえる?)

同時に収録された、ゲイマンによるバットマン短編作品も
いかにも彼らしい若干ひねった視点から描かれる作品となっておりますので
「アメコミなんて全身タイツが殴りあう単純な話でしょ?」という
偏見を持っている方にこそ一度読んでみていただきたい作品です。
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不定期連載「このアメコミ復刊して!」特別編

2010-05-19 | 漫画
過去2本書いた「こア復」ですが、
この連載に関係なくwこんなニュースが。

5月25日発売の「スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード」と
「バットマン:ザ・ラスト・エピソード」の早売りを買った人情報。
(from2ちゃん海外アニメ板アメコミ総合スレ)

978 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/05/19(水) 21:38:07 ID:J+/zM4fV
早売り買った。
「スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード」のオビに「SAGA OF SWAMP THING」、
「バットマン:ザ・ラスト・エピソード」のオビに「BATMAN:ARKHAM ASYLUM」、
どちらも2010 COMING SOON!!となっている。
どちらも解説のチラシは8ページ4段組で解説。ディズニーXDのチラシも封入。

・・・というわけで、「アーカム・アサイラム」復刊決定です。
「スワンプシング」も「キリング・ジョーク(JIVE版)」に1篇収録されてたので
アラン・ムーア担当編を邦訳する形になるんですかね。

・・・この連載の今後がすこし心配になってきた。
書く端から復刊していったらどうしようかなw
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スーパーロボット超合金

2010-05-18 | 日記
本日バンダイから発表された新シリーズである「スーパーロボット超合金」。

一言で言えば「リボルテックの対抗馬のROBOT魂の超合金版」なんですが
現在発表済みのラインナップがすごいことになっています。

・マジンガーZ(東映版)
・マジンガー用武器セット(強化ロケットパンチ、スクランダー)
・グレートマジンガー
・アルトアイゼン
(ここまで発売予定)

(ここから参考出展)
・GEAR戦士電童
・GEAR戦士凰牙
・超獣王輝刃
・サイバスター
・ダイゼンガー
・アウゼンザイター
・ライディーン
・ゴッドライディーン
・サンバルカンロボ
・シンケンオー

・・・どれだけが店頭発売で、どれだけが魂Web限定で
どれだけが実際には発売されないことになるのかはわかりませんが
可動とプロポーションと低価格(最近の超合金にしては)を武器に
どこまでやっていけるのかが注目すべき点でしょうか。

個人的にはロボット玩具はギミック大目が好きではあるんですが
超合金魂はあまりに高額になってしまってますし・・・

あと戦隊ロボがこういう形で商品化されるのは少しびっくり。
魂BFロボとかあったけども。

とにかく、今後の展開が楽しみなシリーズです。
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不定期連載「このアメコミ復刊して!」第2回:バットマン:アーカム・アサイラム

2010-05-14 | 漫画
約一月ぶりのご無沙汰でした。

「こア復」第2回は「ウォッチメン」「キリング・ジョーク」復刊後、
プレミア価格邦訳アメコミの代表格となっている
「バットマン:アーカム・アサイラム」をご紹介。

映画化の本数も多いのもあり、「バットマン」邦訳本というのは
けっこうな冊数が出ているわけですが
この作品はその中でもっとも敷居が高く、もっとも読みづらく、
もっとも陰鬱な話かもしれません。

ライターはアラン・ムーアやニール・ゲイマンといった
英国ライターの系譜に連なる「変人」グラント・モリソン。
アートはコラージュなどの技法を使う、「サンドマン」表紙でおなじみの
ペイントアーティストのデイヴ・マッキーン。

ストーリーはバットマンの住む世界(DCユニバース)で精神を病んだ犯罪者
(バットマン登場ヴィランのほとんどが当てはまりますが)が収容される
アーカム精神病院が、ジョーカーを初めとする「患者」たちに占領され、
そこにバットマンが赴くところから始まります。
その日付は4月1日。エイプリル・フール。
設立者であるアーカムの日誌と平行し、過去と現在、正気と狂気が交錯する
凄惨で暗く、なによりも狂気に満ちたストーリーとなっている作品でございます。
「キリング・ジョーク」でも語られていた、
「バットマンと犯罪者たちは同質な狂人なのではないか」という問いに
真正面から向き合った作品といってもいいと思います。
バットマンと犯罪者、アーカム・アサイラムと外の世界を隔てるものは何なのか。
その答えは出るのか、はたまたさらなる混沌に踏み込むだけなのか。

この作品が描かれたのは1989年。
ティム・バートン版「バットマン」が公開された年です。
その続編である傑作「バットマン・リターンズ」にもある意味共通した
「バットマン」や「正義」、そしてなにより「正気」にたいする懐疑が
この作品を傑作たらしめている側面であるといえるでしょう。

さて、アメコミ話をしていると
「日本語版がなくても原書を買って自分で訳すればいいじゃない」
ということをよく言われます。
そういう僕も第1回の「キングダム・カム」は邦訳版発売前に挑戦したのですが
それはおいときましてw

この作品、原書で読もうとすると「読めない」んです。
アートと文字が渾然一体となっており、しかも判読不可能な場合も多い。
文字を追うだけでも、本当にかなりの労力が必要になってきます。
それが、この邦訳版だとちゃんと文字が読める、というすごさ。
(原書を一度見てみると、本当にそれだけでも「凄い」と思っちゃうんですよ!)
翻訳を担当した高木亮・秋友克也両氏の仕事のすごさがよくわかります。
そしてイオン(現ウィーヴ)編集の邦訳版ということで解説も充実しており
さらっと読んだだけではわからない側面がしっかりと読み解かれております。

同名のゲーム(PS3もXBOX360も持たないので未プレイですが・・・)も
傑作として評価が高く、また「アリス」との関連も深い作品のため
「アリス・イン・ワンダーランド」が話題の今、手に入るようになってくれると
うれしいな、と思ったりもしてみます。

復刊リクエストはこちらにどうぞ

※次回更新は「こア復」以外でできるだけ早めに書くつもりです。
あとはアメブロのほう(「1Day,1Disk」)もよろしく。
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