本日は休み。
一昨日は郊外、昨日は市内と行きなれた場所を廻ったので
「一度も行ったことのない場所に行きたい」
「でもさすがに他県は急遽は無理」ということで
長崎内で行ったことのないところ、と考えて
長崎市恐竜博物館、行ってきました。
Dinosauriaを「恐竜」と訳した横山又次郎の出身地であり、
端島(軍艦島)・高島といった炭鉱から化石が発掘されており
海岸部の地層からは日本初の大型ティラノサウルス類の化石が発掘された長崎。
その軍艦島を海の向こうに望む野母崎にできたこの博物館、
なんとなく微妙な遠さがあるので今までなかなか足が向かなかったのですが
こういう機会だし、とバスを乗り継いで行ってきました。
現在、恐竜復元の歴史を紹介する企画展「恐竜の姿はこう変わった!」が開催。
発見や研究の進行とともに姿を変えていった恐竜復元図の歴史を
恐竜造形家たちの作品とともに振り返る展示となっています。
まだ僕が子どものころの恐竜復元図は、
怪獣のように背筋を伸ばして2本脚で立つものが主流だったわけですが、
その前はイグアナのように4本脚で地面を這う形に、
そして現在では背中からしっぽまで横一直線の姿勢が多い、と
研究が進んでそれが反映される様子が表れています。
それに合わせて紹介される恐竜研究者の紹介が
「性格が悪くすべてを自分の手柄にしようとした」
「研究にのめり込むあまり本業と家庭を疎かにして嫁と子どもに逃げられた」など
恐竜に人生を「狂わされる」様子を感じることができてそれも面白いものでした。
そこから常設展へ。
恐竜誕生までの歴史を軽くなぞった後は
大型恐竜の化石復元のレプリカや
実際に長崎で発掘された化石が高密度で詰め込まれた空間へ。
間近で見る大型恐竜たちはやはりものすごい迫力で、
こんな生物たちが世界を闊歩していた時代があったのだなぁと、
改めて思わされることになりました。
その奥には研究施設も観覧できる状態で併設されており、
今日も化石のクリーニングが行われておりました。
何度も短い間隔で来るような施設ではないくらいの
展示規模ではありましたけども(企画展次第?)
値段相応には楽しめたかなぁ、くらいの感想です。