最近なのか、ずっと前からそうなのか。
悪ふざけで写真撮ってツイッターで投稿というのが社会現象になっている。思わず失笑という可愛気のあるものもあれば、これはちょっとマズイだろうというレベルのものまで様々。最近は度を過ぎた写真が多いのか、テレビでも随分取り上げられるようになった。
ようやく築き上げた『信用』を、たった一人の心ない社員やバイトが会社の信用を失墜させる事になるのだから、会社もたまったものではないだろう。ネットの拡散が今や会社の命取りに成りかねない状況だ。
本人達はほんの悪ふざけのつもりなのか、多くの人の注目を浴びたいのか、その辺はよく解らない。今日もテレビで詳しく検証されていたが、大きな問題は、ネットの匿名性を過度に信用してるユーザーが多すぎるということだろう。まさか氏素性明かしてこんな馬鹿な事するはずないのだから、写真を投稿しても、自分だとは気付かれないとタカをくくっているとしか考えられない。
ところが現実はそうではない。
悪ふざけした投稿者は、あっという間に特定され、会社を解雇されたり処分される憂き目に遭っている。今日もパトカーの上に乗った写真を投稿した二人が、瞬速で特定され、逮捕されている。
自分だけは解らないだろうと思っていても、警察はおろか通常のネットユーザーでさえもいとも簡単に実名を割り出し、それが一気に拡散してしまうのが現状だ。
ネットでIDやアカウントからは自分を特定できないだろうという考え方は、今までもそうだが通用しない。ネットの匿名性を過信している人間は、あっという間にネットの餌食になってしまう。
誰でも簡単にネットに繋がる時代だが、情報を発信する以上そういったリスクと常に隣り合わせなのだと、僕自身もそうだが認識する必要がある。絶対バレないだろうという甘い考え方が、自分も含め、周りの人達も巻き込んで不幸な事象になることを、あらためて考えておかなければならない。