樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

悪ふざけ写真投稿が後をたたず

2013年08月26日 | 社会の出来事

最近なのか、ずっと前からそうなのか。
悪ふざけで写真撮ってツイッターで投稿というのが社会現象になっている。思わず失笑という可愛気のあるものもあれば、これはちょっとマズイだろうというレベルのものまで様々。最近は度を過ぎた写真が多いのか、テレビでも随分取り上げられるようになった。

ようやく築き上げた『信用』を、たった一人の心ない社員やバイトが会社の信用を失墜させる事になるのだから、会社もたまったものではないだろう。ネットの拡散が今や会社の命取りに成りかねない状況だ。

本人達はほんの悪ふざけのつもりなのか、多くの人の注目を浴びたいのか、その辺はよく解らない。今日もテレビで詳しく検証されていたが、大きな問題は、ネットの匿名性を過度に信用してるユーザーが多すぎるということだろう。まさか氏素性明かしてこんな馬鹿な事するはずないのだから、写真を投稿しても、自分だとは気付かれないとタカをくくっているとしか考えられない。

ところが現実はそうではない。
悪ふざけした投稿者は、あっという間に特定され、会社を解雇されたり処分される憂き目に遭っている。今日もパトカーの上に乗った写真を投稿した二人が、瞬速で特定され、逮捕されている。

自分だけは解らないだろうと思っていても、警察はおろか通常のネットユーザーでさえもいとも簡単に実名を割り出し、それが一気に拡散してしまうのが現状だ。

ネットでIDやアカウントからは自分を特定できないだろうという考え方は、今までもそうだが通用しない。ネットの匿名性を過信している人間は、あっという間にネットの餌食になってしまう。

誰でも簡単にネットに繋がる時代だが、情報を発信する以上そういったリスクと常に隣り合わせなのだと、僕自身もそうだが認識する必要がある。絶対バレないだろうという甘い考え方が、自分も含め、周りの人達も巻き込んで不幸な事象になることを、あらためて考えておかなければならない。


MLBで日本人投手は活躍出来るか。

2013年08月23日 | スポーツ

松坂大輔。
かつて名実ともに日本のNo.1投手であった彼は、鳴り物入りでMLBのボストン・レッドソックスに移籍していった。しかしその後、彼がどういう活躍をしたのか、知る人も少ないのではないだろうか。
 松坂がMLBへ行った時、彼も野茂と同じような活躍を多くの日本人が期待した。だが、度重なる故障で思うようにいかず、今や彼の存在を知る人も少ないのではないだろうか。
 アメリカでは日本よりも試合数が多く、先発ローテーションの役割が少々違っている。100球前後を目処とし、出来るだけ消耗を押さえていく。日本人から見れば100球前後の球数制限を疑問に思ったりもするが、アメリカでは「投手は消耗品」という考え方があり、出来るだけ球数を減らしてローテーションをシーズン終盤までしっかり守って欲しい、というのがメジャーの考え方だ。
クオリティースタートという言葉がメジャーにはある。
6回以上を投げて失点3ならば、先発投手として及第点。そんな考え方がメジャーでは通説なのだ。先発投手の役目は、少ない球数で多くのイニングを投げ、中継ぎ陣に負担をかけず試合を作っていく事が求められているのだ。
ところが松坂の場合、調整にも多くの投球を必要とし、相変わらず日本と同じような考え方でメジャーに挑戦した。メジャーのコーチ達に言わせれば、明らかに「肩の酷使」であり,投手生命を縮めると考える。そういうギャップにいつも松坂は苦しめられてきた。投げないと不安になる。それが松坂流の調整法だった。

その自分の調整法が認められない。

そういうフラストレーションが溜まっていったのは間違いないだろう。早く戦列に復帰したいという焦りも加わって無理な調整が彼を追い詰めているのではないかと考える。
 今松坂に代わって注目を浴びているのがダルビッシュ有だ。
彼も日本で数々の輝かしい成績を残し、メジャー2年目を過ごしている。彼はテキサス・レンジャーズで不動のエースとしての活躍を見せている。彼の調整法とはどんなものなのか情報が無いので知る由も無いが、日本人特有の多く投げて調整するやり方だと、松坂の二の舞を演じることになりはしないかと危惧してしまう。ただチームから彼の投球多過に対して不安視する声は聞こえてこない。
メジャーで先発を目指すのであれば、やはり今の日本の考え方を変えなければ長期間活躍することは出来ないように思える。アメリカの球数制限は、投手生命を維持するために長年の経験から生み出された合理的な考え方なのだ。
日本で投手を育成するためには、どのスポーツでも科学的な取り組みが進んでいるように、理論的・合理的な方法で指導していくべきだろう。夏の甲子園で一人のピッチャーが全試合を完投するといったやり方は日本人の美意識からすれば満足だろうが、決して将来的に良い事では無いような気がする。
「180球の熱投!」などともてはやしているような風潮では、いつまで経ってもメジャーで通用する先発投手は生まれてこないのではないか。


靖国参拝

2013年08月16日 | 社会の出来事

毎年この時期になると流行病にかかっったようにマスコミがこぞって靖国参拝をニュースに取り上げる。靖国に誰が参拝したとか公人なのか私人なのかとワケの分からない理屈をこねくりまわして、中国様や韓国様に言いつけようという事か(笑) 

まったく馬鹿げた喧噪である。

日本人が戦没者に対し尊崇の念を表するだけのことである。いろんな歴史的背景があろうとも、これは日本国内で日本人が行う儀礼である。中国・韓国がいかに騒ごうとも、

「うるさい!」

この一言で足りる。

この靖国参拝で議論に上るのが「A級戦犯」が合祀されている、という訳の分からない理由で突然騒ぎ出したのである。内政干渉も甚だしい。こんな意味不明な騒ぎに日本国民が付き合う必要など、一切無い。そもそも当時の国会でも、戦犯と呼ばれる人々の釈放を社会党も含めた圧倒的多数で求め、4千万人近い国民が即時釈放を求め国民運動がわき起こったのである。

それこそが日本人の心で有り、戦犯など、いないのである。

マスコミの論調に右往左往する事なかれ。
歴史を歪曲する輩など相手にするな。
堂々と、日本人として振る舞えばそれでいい。

中・韓の姑息な政治戦略に踊らされるなど、以ての外だ。

 


ウルグアイvs日本

2013年08月14日 | スポーツ

南アW杯ベスト4のウルグアイとの親善試合。
結果は2-4で敗戦。予想された結果ではありましたが、最後まで観てました。なんか違うとこ見せてくれるんじゃないかという期待がそうさせたんですが・・・・相変わらずの決定力不足、不安定なディフェンスは全く変わっていません(泣) 欧州で活躍する選手達が多い中、僕らは彼らを過信しているんじゃないかと最近思うようになりましたね。

彼らでは勝てない。

これが現実です。どんなに惜しい場面を作っても、簡単にカウンターであっさり得点されるシーンをこれまで何度見せられた事か。本田が素晴らしいとか、香川が素晴らしいと言っても、チームとして機能していないような気がします。
今日もウルグアイは少ない人数で簡単にゴール前にボールを運び、いとも簡単にゴールを決める。対する日本はボールを持ったとしてもモタモタボールを運んでいるウチに、相手はディフェンスを固めてしまってる。ボールの出しどころを探しているウチにカットされ、あっという間に日本のPAに迫られちゃう(T_T)

決定的なシーンを外しまくる日本(泣)。数少ないチャンスを確実にモノにする強豪チーム。勝てるはずありません(笑) ボールポゼッションで日本が上回っていても、それは単純に持たされてるだけで、その数字に何の意味も無い。試合全体をコントロールする力が日本に無いのかな~っていつも思います。引くときは引いて、攻撃するときは一気に行く。そんなメリハリが日本に無いような気がします。

目の覚めるようなカウンター攻撃って、日本の攻撃ではあまり目にする事がありません。仮に誰かが相手ボールを奪い、強引にドリブルで相手陣地に突進しても、サポートする人間が全然間に合わない(泣) カウンターのアイディアも乏しいのかなァ・・・。

今日はディフェンス陣がボロボロで、簡単にウラを獲られてたった二人くらいの人間だけで得点されてました。吉田、今野のCBはホントに正しい選択なのでしょうかね・・・。

正直、今のスタメンで勝てない以上、他の選手達をいろいろ使ってみるべきだと思いますね。自分達がスタメンだと安穏としてる現状を変えないと、日本は勝てないような気がします。彼らがベストという固定概念を変えない限り、勝てない気がするなァ・・・・。
岡崎も惜しいチャンスが何度もあったけど、決められない選手なら使うべきで無いし、コンディションの悪いヤツはすぐにでも変える。そういう緊張感を持たせないとダメだと思うなァ・・・・。結果を残す選手を使うべきで、Jリーガーだから使わない、海外組だから使うといった選手起用は本末転倒だと思います。

多分海外のチームは、日本にボールを持たれても怖くないという印象を持っている気がします。全力で戻らないとヤバイ!というシーンが少ない以上、守備的に固められた状態で得点するのは無理でしょうね。

・・・コンフェデ杯と同じような試合をやった日本に、深い失望感を感じてしまいました。


長崎原爆投下の日

2013年08月09日 | 社会の出来事

世界中で今もあちこちで紛争が起こっているけど、この瞬間においても、唯一の被爆国は我が「日本」なんですよね・・・。その事実はこれからもずっと続くだろうし、今後核が使用される事などあってはいけないと思います。しかしながら原子力の平和利用として発電が行われ、世界中で安価な電力がこの原子力で賄われていると思われています。
ただ、福島で起きた不幸な事故によって、改めて原子力発電のリスクが議論され、原子力不要論が声高に叫ばれるようになりました。また時間が経つにつれ、そのことを政治的に利用する輩も多く出て、今や原子力発電について「反対」と唱えれば「サヨク」、「賛成」と発言すれば「ウヨク」とレッテル貼りされ、自由にものを言えないような状況が生まれつつあります。

ただ・・・現実的に考えると、どうなんでしょう。
使用済みの核燃料棒を今後どのようにするか、その処分法はいまだに決まっていません。放射能を中和する技術が無い以上、この危険きわまりない原子力発電はどうなんでしょうね。一部にはこの原子力を管理する技術を手放す事は、核を軍事的転用する技術を失う事になり、安全保障上極めて大きな問題だと言う識者もいます。しかし、一度事故が起きると狭い日本で大きな避難区域が発生し、その周辺は人の出入りも出来ない、それが長期間続くというこれ以上無いリスクが伴う事を考えると・・・どうなんだろうかと考えてしまいます。

原子力発電を停め火力発電に頼っている現在、その燃料代が高騰し日本の貿易収支にも影響を与えています。ただこの火力発電、以前の古い発電方式だと聞きます。これを最新の発電システムに変えると燃料代も大幅にカット出来ると言う識者がいます。これが本当であれば、火力発電所を順次変えていけばいいんじゃないかな~と思うんですが。もちろん併行して未来のエネルギーをどうやって確保するのか、議論していく必要があるとは思いますが。

今も終わらない福島の現状を見れば、いかに原子力が危ないシロモノなのか誰の目にも明らかです。電力会社の経営が逼迫しているからといって、国民の安全を蔑ろにするのは如何なものでしょう。今こそ唯一の被爆国として核の恐ろしさを知る日本だからこそ、原子力に頼らないエネルギー政策を世界に先駆けて実行するべきだと思うのですが・・・。

こんな事言ってると、「このサヨクが!」とお叱りを受けるのかも知れませんね・・・・。