樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

今更ながら、リオ・オリンピック雑感

2016年08月29日 | Weblog

熱かったリオ・オリンピックが終わって一週間余りが過ぎました。
ちょいと遅いけど、オリンピックの感想を書きたいと思います(笑)

まともに開催されるか不安の声が多かったリオデジャネイロ・オリンピックですが、競技そのものへの大きな影響もなく、無事に終了して良かったです。選手達がテロや犯罪に巻き込まれたり、設備の不具合で力を出せなかったりと言った事も無くて、ホントに良かったです。
自分自身はといえば、開催前の気持ちとは裏腹に、多くの競技で熱狂してしまいました(笑)
メダルだけが全てではありませんが、それでも多くの競技で日本選手達の目覚ましい活躍に感動しました。

そんな中、一つ残念な事があったので、ちょっと書き留めておこうと思います。
それは女子レスリングで銀メダルに輝いた吉田沙保里選手の事です。史上初の四連覇がかかったこの大会の決勝で敗れ、涙の銀メダルとなったワケで、テレビ新聞ラジオで大々的に報道されてましたね~。みんな吉田選手に好意的な報道がされてましたが、ボクはちょっと違ってました。

試合に負けた直後ならいざ知らず、表彰式でのあの表情、あの涙には、正直ドン引きしちゃいましたね~~。吉田選手は負けた自分を責めてましたが、金メダルを獲ったアメリカの選手を讃えるべきです。これまで世界チャンピオンとして君臨してきた者として、そしてレスリングをこよなく愛する者として、あの表彰式は笑顔で振る舞って欲しかったなァ~…。あれじゃ他のメダリスト達もドン引きしちゃいますよ、ホントに。
負けて悔しい気持ちは分かりますが、相手が強かったんだから、その辺は元チャンピオンとして彼女の強さを素直に認めてあげないと。

スポーツは良きライバルがいて自分も成長していくワケで、、メダルを手にできる人間ってたった三人しかいないんだし、その表彰式は・・・お互いの健闘を称え合い祝福しあっても良さそうな気がしますけどね~~。

日本人選手って英語が話せないからなのか、どーも表彰式での所作が内向きで気になります。金メダル獲ると自分だけ喜んで他のメダリストとそれほど積極的に絡まない。外国の選手達はその辺が違う。優勝者をホントに讃えて拍手してるし、自分が金メダルの時は自分から他の選手達に握手を求めたりしてる。ああいう姿を見て、ああ、スポーツって良いなァ~なんて感動する。

柔道の日本人選手達もそうだけど、銅メダルだったからといってしょげてないで、表彰台では胸を張って欲しいし、他の選手達をもっと見える形でリスペクトして欲しい。お互い厳しいプレッシャーの中で戦ってきた者同士、その胸の内は選手達全員が分かっているはず。その中で表彰台に上がれた喜びと、いろんなものから開放された安堵感や競技を愛する仲間として、振る舞って欲しいなぁ・・・・。

2020年は東京でオリンピックが開催されます。
その時は勝っても負けても、素直におめでとうを言えるような選手であって欲しいと、心から願ってやみません。