樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

ハッピーハロウィン!

2006年10月31日 | Weblog

今日はハロウィンの日。数年前からカボチャのオバケみたいな置物なんかをよく見かけるようになったが、ハロウィンってそもそもなんだぁ~?って思ってた。いろいろ調べてみると、ケルト人の収穫祭の前夜祭らしくて、今はその日に子ども達が奇抜な格好をして家々を回り、お菓子をもらうという行事になっているらしい。僕が子どもの頃はハロウィンなんてなかったけど、最近は商売のネタになるということで(笑)あちこちでハロウィン関連グッズが見られるようになった。

ま、子ども達に夢を与えるという意味ではなんか面白そうだなとは思う。
んで早速僕も・・・。

 


コロンブスの卵

2006年10月30日 | Weblog

久しぶりに納得いくイノシシが完成し、せっせと創っていると、

「アイツがイノシシ創ったらしい。」

という噂を聞きつけ、数人の知り合いがやってきた。出来上がったイノシシを見るやいなや、「こんくらいやったら俺でも創れる。」という失笑にも似たお言葉。実際僕も、5年かかって完成したものとは思えないほど、シンプルな作りなのです(笑) 

まぁそう思われるのは仕方のない事だと思いますが、そのデザインを考えるのがねぇ・・・。出来上がったモノを見ればそう思うかも知れませんが、じゃあアンタがイノシシ創ってみてと言っても出来やしないんです。
 今や僕が作ったフクロウもあちこちで作られています。見よう見まねで創ればそれほど難しくないからです。真似する人が多くなったときは不安でしたが、それも少しの期間でした。そうやって創っている人達は・・・なかなか・・新しい作品が出来ないのです(笑) 時折僕のところまでわざわざ「偵察」に来られます。

 考えてみると、チェンソーアートやってる人って多いですね。そこにデザインの著作権って無いみたいで、良い作品をみると、寄ってたかって皆で同じモノを創り、自分のHPで「自分の作品です」って平気で紹介してるし。中には自分でデザインして創ってるものもありますが、いわゆるチェンソーアート定番のワシ・クマの出来映えと比べたら・・あまりにも違いすぎる・・・(泣) それに反発するカーバーも多いんじゃないかな~。

そう考えると、モノ作りって「コロンブスの卵」ですね。


熊本にお邪魔します。

2006年10月29日 | Weblog

11月11・12日、熊本県は植木町にお邪魔することになりました。
(有)マルユーという機械屋さんが、林業機械の展示会を行うそうで、ハスクバーナのブースにおいてデモです。デモで使う機材はメーカーよりお貸しいただけるそうなんですが・・・カービング用のチェンソーは僕の場合、キョーリツを使用しているので・・・慣れるまで不安です・・・。
 最近は林業界も不況が続き、加えて従事者の高齢化が進んでいるため、林業機械の販売も低調気味・・。ましてやチェンソーになると大型機種はほとんど売れません。みんなお年寄りだから重いチェンソーは使いたくないんですね。んで、メーカーも林業界ばかりでは売れないということで、カービングを通して一般の顧客に販売網を拡げようという狙いです。

いわば僕は歩く広告塔、といったところでしょうか。

ただどんなお客さんが来るのか、全く解らない状態なので多少不安です。まぁ行って適当に作って時間潰しゃいい・・ってもんじゃ無いし。僕も呼んで頂いて、全く効果が無かったとなれば申し訳ないし。ただチェンソーアーティストと違い、林業もやってる僕なのでいろんな話はしてあげられそうです。

木の文化を、地元の人が自分たちで創り上げる。そのお手伝いをするつもりで頑張ってきます。


イノシシ

2006年10月28日 | Weblog

以前も話したとは思いますが、ウチは草深い田舎です。チェンソーカービングを始めた頃、一番最初に作りたいモノがあったのですが、デザインが決まらず制作出来ず、とりあえずフクロウから始めたという経緯が、実はあったのですが。

それがイノシシでした。
ウチの田舎にはイノシシが生息し、食べ物が無くなった山から里まで下りてきて、田んぼや畑を荒らしています。イノシシは田舎の代名詞と言っても過言ではなく、ウチの田舎を語るとき、無くてはならない存在なのです。
 だから一番最初に創りたかったのです。多少なりとも観光客は来るわけですし、土産に何かといっても、取り立てて目立ったモノがあるわけでも無かったので、一時期流行った熊の置物じゃないですが、イノシシの置物を・・と、当時の僕は考えていました~(笑)

ある日「やっぱイノシシだよなァ・・」と考え、いろいろデザインを考えていたら・・なんか浮かんだので、早速刻み始めたところ・・・それっぽいモノが出来ました! 自分で見れば確かにイノシシですが、人がどう見るか・・。近所の人達に見せたところ、上々の反応が返ってきます。

ちょうどイベントも目白押しの時期なので、ちょっといっぱい創ってみようと思ってます。
 はたして反響や如何に。折しも来年の干支も「亥」。意外に売れるかも・・・。だからといって次に「子(ねずみ)」を創ろうという発想は・・・今のところありません(爆)


今年も行きます、ハゼ並木祭り

2006年10月25日 | Weblog

11月19日、久留米の福岡県森林林業技術センター内で行われるサイエンスマンスに、今年も参加することになりました。カービングを始めてから5年、毎年参加させてもらっているおかげで、常連のお客さんとも会場で顔を合わせるようになりました。今年はどんな出会いが待っているのでしょう?

このイベントが行われる久留米市山本町柳坂曽根には、久留米藩が享保15年(1730年)ころから木ロウの原料にするために植えた約200本のハゼの老木が並木道を飾っており、全国街路樹百選にも選ばれているそうです。当日は出店も多く出展し、相当なにぎわいを見せます。

が!僕のブースは林業センターの敷地内なので、ゆっくりハゼの紅葉を楽しむ事ができません(T_T) 
11月18・19日は大変混雑しますが・・是非皆さん遊びに来てください。
僕のブース後ろ(笑)では、クリスマスリースの制作体験ができるそうですし、いろいろ面白そうですよ。