樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

終業式

2006年07月20日 | Weblog

小学校に行くようになった娘にとって、今日は一学期の終業式だ。明日から限りなく続く「夏休み」に入る。学校にいるときは先生達に任せておけば良かったが、夏休み中どうやって子供達と接して良いのかまだ分からない。もちろん宿題とかは分かるが、毎日の生活の中できちんとした生活習慣を身につけさせることができるかどうか・・・・ヒジョーに不安だ。小学校の親としても「一年生」なだけに、親としてちゃんと躾が出来るのか・・・。

僕が子供の頃は親の手伝いをよくさせられた。オヤジがいないとメチャクチャ嬉しかったことを思い出す(笑) ま、家の手伝いなんかをさせてキチンとした毎日を送るよう、気を使っていきたい。

そうそう、終業式と言えば「通信簿」。今は昔のようなヤツではないと聞いていたが、開けてみると・・・なるほど・・・(謎) まぁ一年生の一学期、大目にみてあるんだろうな・・・。 


大雨の被害が怖い・・・。

2006年07月20日 | Weblog

7月9日以降めっきり夏らしい青空と暑さが続いていたが、ここんとこ連日の雨。梅雨に逆戻り・・と思っていたら、まだ梅雨明けしていなかったらしい(^_^;) お天気サイトを覗いてみたらまだ梅雨明け宣言前だった。
 山間部に住む僕にとって、一番怖いのは山崩れ。自然の山でも崩れ落ちたりするのに、人工林、しかも手入れの行き届かない人工林が多いため、その危険は大だ。

ウチの村は山林所有者のほとんどが村外にいる。木材の需要が多く、景気の良い時代にそこから利益を求めようと競って山林を所有した。もちろん高度経済成長の時代であり、木造の家も多く建ったし、今でこそ電柱と言えばコンクリート製であるが、当時は木の電柱の需要が盛んで、木材の需要は限りなく多かったのだ。が、その後木材の需要は減るばかり。それに伴い材価は下がるばかりで、山林を管理する経費さえも捻出出来ないようになってしまった。追い打ちをかけるように、平成3年の大型台風により、山林は甚大な被害を被ってしまった。
 ほとんどの山林所有者は山林に未来を描けず、放置状態。人工林は人の手を入れなければ本来の山の姿をとどめることが出来ない。 適度な間伐(間引き)を行っていないと、地面に光が入らず、下草も生えない、微生物もいない、養分もない、そして土の流出が進むのだ。そうなった山は保水力が働かずに、大雨の際大水となって山を削り取ってゆく。もちろん人工林は養分も無い山に育っているので根も張らず、少しの雨や風の影響を受け、倒れ始める。倒れ始めた山はそのまま山崩れとなってやがて民家へ・・・・。

村外所有者の無責任な山林管理のせいで、そこに住む人間が被害を受ける。こんな状況は何も僕の村だけでは無いと思う。全国の「川上」の現状がこのような状態になっている。やがてそれは「川下」の都市部で河川の氾濫という形で現れているのだ。

確かに異常気象による被害かもしれない。しかし、人工林が多い山林を抱える地域のそれは、もしかしたら『人災』なのかも知れない・・・・。


木のキー

2006年07月17日 | Weblog
シャレで作った「木のキー」。
早速お店で使っていただくことになり、ありがたや、ありがたや。



もちろん鍵から文字板まで一本の木。よく皆から「どうやって繋いだのか?」と聞かれて、楽しい気分になる(笑) まーログハウスを作ってるような人にはすぐ解る仕組みなんだけど。ログチェーンは皆さんご存じだろうか。一本の丸太から削りだし、チェーンのようにリングが繋がったシロモノだ。その変わり種というか応用というか・・・。

 このOPENをひっくり返せば・・・・



というワケです~~(笑)

名前入りのフクロウ

2006年07月17日 | Weblog
 はぁ~~・・・やっと注文の品が揃った。
ここんとこ忙しくて、何から手を付けて良いのか分からなくなっていたが、どうにか終わった。最近は暑さもハンパじゃなかったしチェンソーの調子も悪かったし、仕事がなかなか捗らず、イライラしっぱなし。加えて子供達のヘルパンギーナ感染で子守もしなきゃならず・・・。




お客様の要望から作り始めた名前入りのフクロウ。
もう4年ほど制作しているが、相変わらず注文は多い。最近は居酒屋や焼鳥屋といった飲食系のお店の看板にも使われている。この時期は木にとってあまり良くない時期。3月から成長して新しい年輪が形成されてゆくのだが、本来の木の堅さになっていないのと、樹液をより多く含んでいるために、カビが発生しやすい。そのため作業が・・・結構面倒です・・・(泣)

一昔は漢字で名前を彫るのが一般的だったが、最近はひらがなでの注文が多い。漢字は堅苦しくなるので・・というのだ。書体はほとんど「おまかせ」なので、お客さんの雰囲気を勝手に読み込んで(笑) 彫り込んでいる。
 もちろん文字もチェンソーで彫る。この文字彫りは失敗したらそれで終わり、という緊張感の中で作業していくので、集中力が必要。書体の違いで印象は大きく変わる。けれど、いろんな書体を彫るのは、それはそれで楽しい。

 最近は結構全国から注文を頂いている。下記の焼き印を見つけたら、それは僕の作品です。



ヨロシクね(笑)

娘と初めての潟スキー体験

2006年07月10日 | Weblog

 有明海の干潟へ行ってきた。
娘が通う小学校では、毎年柳川市にある両開小学校と交流会を行っており、両校の児童はお互いの場所へ行き、体験と交流を深めているのだ。昨日行われたのは「干潟体験」。山育ちの娘達にとって初めての体験だ。って、僕も実は初めてなんだけど・・。

有明海の干潟は有名で、「潟リンピック」という世界各国から参加する大イベントがあるくらい。泥んこになって遊ぶ姿を見ることはあっても、自分たちがそれをやることは無かったのだが。

 いざ潟に入ってみると・・・思ったよりなめらかな肌触りにビックリ。匂いも聞いていたよりずっと無臭で、これなら全然大丈夫だと思った。潟スキーの板に子供を乗せて、親が押してやるんだけど・・・これが大変。ぬかるんだ潟の中を押していくのは重労働で、10m行くだけで息が切れる。当日は大変な暑さで、立ちくらみしそうになった。 潟スキーの名人さんが来ておられたが、さすがに巧い。でも親子共々楽しい時間を過ごさせてもらった。

両開小の子供達、PTAの方々、町内会の皆さんには大変お世話になりました。


帰宅すると娘に高熱が・・・。
ヘンルパンギーナ、いよいよ小学校にも猛威をふるいそうな予感・・・。