樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

ヤンマー新春感謝フェアに行ってきました。

2013年02月11日 | チェンソーカービング
福岡県福津市宮地嶽神社駐車場で行われた「ヤンマー新春感謝フェア」に4日間お世話になってきました。
この展示会に呼ばれたのは今年が2回目。結構ヤンマーの社員さんにも声をかけていただいて、アウェーな感じは全くなく、カービングするハスクバーナ・ゼノアさんとはもう10年以上のお付き合い。あとは自分がいかに会場を盛り上げるか。去年は2日間だったのが今回は4日間ということで、体力的な不安も多少ありましたが、頑張って参りました。



会場にはヤンマーの農業用機械が所狭しと並べられていて入場者は各ヤンマー営業所が用意した大型バスで見えられるという大規模なもの。初日900名、二日目800名、週末は1,000人を超えていたでしょうね。



今回準備して頂いた丸太ですが、このようなもの。かなり乾燥し、ヒビもあるわ弱っている部分もあるわで作品作りには多少・・・向いていませんが、それでも大きさは直径40cmを超えるものもあり、僕に暗黙のプレッシャーを与えてくれてました(笑)



今回使用したチェンソー。カービング仕様以外の2台は最新の排ガス対応機種となっております。ハスクバーナに至ってはキャブの調整が電子制御ということで、チェンソーにまでそんな時代がやってきたのかと驚くばかりです。

さて、カービングですが、いつものようにお客さんの流れを見ては始める。合間を縫ってチェンソーの説明、カービングの説明などをやります。メーカーのブースでやらせてもらってますからね。そこはしっかり宣伝と営業もこなします(笑)

初日の作品がこれです。



これ以外にもネームプレートや定番の小さな椅子、小さめのフクロウなど。
ただ・・・材料が・・・悪い(-_-;) 出来ればもうちょっとしっかりした材が良かったなァ。

4日間通して多かったのが「目立て」についての質問。来場者のほとんどが農業従事者とあって、チェンソーに関してはあまりご存じないのと関心があるせいか、目立ての説明になると多くの人が集まってきました。僕も2日目からソーチェンの模型を作って説明するという事にしましたが、人に教えるのって自分の勉強にもなります。納得してもらえると、教え方も上手く伝わったのかなと安心できますし。

最終日に向けて少し目立つ作品も作らないといけないということで、昨年末に作った「龍」を彫ることにしました。ところが今回は結構時間がかかり、2日目の午後いっぱい使っても完成しない(泣) 3日目の10時くらいにようやく完成。しんどかったです(T_T)



まあおかげで相当目を引いたのは確かですけどね(笑)

最終日は「あいつが帰る前に作ってもらおう」というヤンマーの意向で随分忙しい一日となりましたが、用意してもらった材は全て潰してしまわないと帰れない雰囲気でしたので、かえって良かったかな。

さて、これから反省会を自分で始めようと思ってます。
イベントは客層や雰囲気、自分の気持ち次第で毎回違うんです。良かったこと、改善した方が良いこといろいろあります。コレを検証して次のイベントにつなげていくことが大事でして。

アイツのカービングショーは面白い。

そう言って頂けるよう、頑張っていきたいです。

一皮剥けてきたかな~・・・。

2013年02月05日 | チェンソーカービング
今日は取引先の会社からの依頼で「妖精」を作る事になりました。
数日前からお話があって、事前に妖精の画像を調べたりしてそれなりに準備してましたが、何しろ初めて作るモノだけに全く自信がありませんでした。でも逃げるワケにもいかず(^^;)そこそこのイメージを頼りに制作してみました。



如何でしょうか?
羽根の木目がとってもキレイです。



初めて作ったから言い訳させて頂くと(笑) 羽根と身体のバランスがイマイチでした。使った木材は直径30cm、高さ50cm程度のクスノキ。作り始めて身体を作るにはちょっと小さいなァ~と思いましたが、もう止められない(泣) でも、どうにか出来ました。
半信半疑で作り始めたのですが、形になってみると・・・

意外にやれた(笑)

そして夕方からはお客さんに頼まれている「亀」の制作を始めました。
お客さんの要望は・・・

前足を浮かせた状態で作って欲しい。

・・・・(-_-;)
お客さんの意図が読めず、何度か電話で確認して制作したんですが・・・。

これで喜んでもらえるのかなァ・・・。



一応「夫婦亀」という感じで作りました。
立ってる方はダンナで、イケイケドンドンな感じで立ってます。その隣で冷ややかに見つめる奥さん、という設定です(笑) ストロボの関係で表情までは読めませんでしょうが、そんな感じで作りました。

僕に依頼される方の多くが、リアルよりキャラクターっぽい作品を要望されますので遊び心を忘れずに作る事を心掛けてます。さらにいえば、作品に物語があれば尚更良いワケで。でもなかなかそこまでは出来ないのが現状。

さて、明日は納品です。はたして喜んで頂けるのでしょうか・・・。